Twitter社が提供するツイッター(Twitter)は140文字以内のメッセージでのコミュニケーションを基本とするSNSです。その限られた文字数からマイクロブログと呼ばれることもあります。当初投稿できる内容は文字のみでしたが、画像や映像の投稿もできるようになっています。
Twitterの概要
Twitterの強みは、情報の拡散性とリアルタイム性です。他のSNSと比較して、シェア(=リツイート)がされやすく、フォロワーのフォロワー、その先のユーザーにまで広く情報が届く可能性があります。良い情報も悪い情報も、注目を集めるとあっという間に拡散されることが特徴です。また、世の中の人が興味を持っていることや、商品やサービスの評判などの情報が探しやすい検索性の高さも強みです。
一方、弱みは短文のコミュニケーションであること。Twitterには140文字(半角280文字)の字数制限があり、短文で投稿できる気軽さがメリットである反面、言葉が足りずに情報が誤認されてしまったり、十分に伝わらなかったりすることもあるため、伝え方には十分な工夫が必要です。「Twitterは炎上しやすい」とよく言われますが、この文字数制限も大きな要因のひとつです。
ユーザー数は、SNSの中でもLINEに次ぐ2番目の多さを誇り、10~20代の約7割が利用しているほか、幅広い年齢層に人気のメディアです。政治家や実業家など何かを主張する方法として活用している人が多いのも特徴です。
Twitterの動画環境
Twiiterにアップロードできる条件
動画のファイル形式 MOV(iPhone)、MP4
動画のサイズ 512MB
映像コーデック H.264
音声コーデック AAC
動画の時間 140秒 (2分20秒)
動画の解像度(最小) 32×32
動画の解像度(最大)1920×1200 4Kは非対応
フレームレート(最大)40fps
ビットレート(最大)25Mbps
注意点!
・4Kや60fpsの動画は、画質が低下します。
・140秒以上の動画は、途中で終了されます
Twitterの投稿に対して反応したユーザーの割合を示すエンゲージメント率が最も高かった再生時間は、40秒程度です。140字以内というコンパクトな形でつぶやくというTwitter文化は動画尺にも表れており、短尺動画にまとめることが推奨されています。商品紹介を行うには短いので、認知獲得目的が向いています。
Twitterの動画広告は種類によって最大10分まで投稿可能です。しかし、2分以上の動画は、「いいね!」などの反応(エンゲージメント)が大幅に下がると言われています。
Twitterの公式で推奨されている、すべてのフォーマットで表示可能な「長さ15秒以下」を目安に動画を制作しましょう。また、どうしても動画内で説明しきれない部分はテキストを活用したり、ウェブサイトを訪れるように促したりすると良いでしょう。
Twitterの登録方法
ツイッターを始めるためにアカウントの作成から始めます。スマートフォンのアプリからツイッターに登録する方法を紹介しましょう。AppStoreもしくはGoogle Playから「Twitter」をインストールして使用します。
1.アプリを起動し「アカウントを作成」をタップします。
2.名前と電話番号もしくはメールアドレスを入力して「次へ」をタップします。実名の代わりにTwitter上で使用するユーザー名(ニックネーム)を使用しても問題ありません。また、名前は登録後に変更することも可能です。
3.電話番号もしくはメールアドレスに届いた認証コードを入力し「次へ」をタップします。
4.任意のパスワードを入力して「次へ」をタップします。他のサイトで使用していたり、誕生日、電話番号、氏名などの他の人からも想像がしやすい分かりやすいもの以外のパスワードを設定しましょう。
5.次に、プロフィールを登録するため、プロフィール写真をアップロードします。
6.自己紹介を入力して「次へ」をタップします。
7.「同期する」を選ぶと、連絡先に登録されている人でTwitterアカウントを持っている人をまとめて自動で検索してくれます。個別に後から登録したい場合は「今はしない」を選びます。
8.興味のあるトピックを選択して「次へ」をタップします。エンタメ、スポーツ、ニュースなどのトピック選択とおすすめアカウントが表示されます。すぐにフォローしない場合は「今はしない」で進みましょう。利用端末の位置情報の収集、保存、使用許可について「今はしない」「OK」から選択します。「OK」で許可をした場合は位置情報に基づいたツイートや広告、ニュースなどが表示されるようになります。
9.おすすめアカウントが表示されるので、フォローしたいアカウントがいれば「フォロー」を選択します。「次へ」をタップすれば登録完了です。
2個以上の複数アカウントに分けて使いたい場合は、複数アカウント取得は可能です。たとえば、個人用とビジネス用でアカウントを分けてTwitterを使いたい場合、アカウントを切り替えて使用することができます。その場合、Twitterアカウントはそれぞれ取得する必要があります。「作成済みのアカウントを使う」から、使用したいアカウントにログインすれば切り替える事ができます。
Twitterの基本操作
フォロー
ツイート(投稿)を読んでみたいアカウントをフォローするのがツイッターの基本です。フォローしたアカウントのツイートは、ホームの画面を開くと、表示されるタイムラインで見ることができます。フォローしている人のことを「フォロワー」と呼びます。
ツイート
自分で文字や画像、動画などを投稿することを「ツイートする」と呼びます。タイムライン右下にある丸い水色のボタンをタップすれば、ツイートの入力画面が開きます。ツイートは「つぶやき」とも言われており、見たり体験したりしたことを気軽にツイートしましょう。
リプライ
それぞれのユーザーのツイートへの返信を「リプライ」と呼びます。ツイートの下にある枠をタップするとリプライの入力ができるようになります。リプライをすると、相手のユーザーにメッセージを送ることができます。リプライによるメッセージは公開されており、誰もが見ることができるので、個人的なメッセージを送ったり、よく思われないメッセージを送ったりすると、第三者の目に止まり、思いもよらない結果になる可能性があります。
リツイート
ツイートを自分のツイートとして表示させたい場合、ツイートの下にあるリツイートボタンをタップすることで自分のツイートの一番上に表示させることができます。これにより、気になったツイートをシェアすることが可能です。他人のツイートだけでなく、自分のツイートをリツイートすることができます。リツイートボタンをタップすると、他人のツイートをそのまま表示する通常の「リツイート」と、「コメントを付けてリツイート」する方法の2種類を選ぶことができます。他人のツイートをそのままシェアしたい場合は通常のリツイート、なにか言いたいことを付け加えてシェアしたい場合はコメントを付けてリツイートのように使い分けるといいでしょう。
いいね
「いいね」はその名の通り、ツイートに対していいねと思った気持ちを表現するものです。ツイートの下にあるハートボタンをタップすることでいいねを、もう一度タップすることでいいね解除ができます。いいねした投稿は自分も他人も閲覧できるため、メモがわりに使用する人もいます。
ダイレクトメッセージ(DM)
タイムライン上でやり取りするのではなく、特定のユーザー同士だけに表示できる形でメッセージを送受信できるのがダイレクトメッセージ(DM)です。ダイレクトメッセージが送信できるのはユーザーが許可している場合だけです。プロフィール画像の右側にDMボタンが表示され、これをタップすることでDM入力画面を表示することができます。ダイレクトメッセージの送信の許可については、「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ設定」→「すべてのアカウントからメッセージを受け取る」をオンにしているとフォローの有無に関わらずダイレクトメッセージを受け取ることができます。
ハッシュタグ
「#」の後に文言を続けて入力することで、その文言をタグとして機能させる方法が「ハッシュタグ」です。ハッシュタグをタップすると、同じハッシュタグがついた他の投稿などを一覧できるようになります。
検索
日本全国、そして世界中のユーザーがリアルタイムにいろんなことをツイートしているツイッターは情報の宝庫です。検索機能を使うことで、興味のある分野について幅広い意見や情報を集めることができるようになります。また、その逆に自分のツイートも、多くのユーザーから見られることになります。
アンケート
自分で作成したアンケートをツイートできるのがアンケート機能です。アンケート機能は質問とその回答の選択肢を自由に設定し、回答を集計することができます。こうして作成したアンケートは、すべてのツイッターユーザーに回答してもらうことができます。