内部にいると頼りになる最強人材
クリエイティブマーケター
誰でも気軽にアップできる動画コンテンツですが、数も膨大で単純にチャンネルを開設・動画をアップしただけでマーケティング効果を生み出すことは難しいことも現実的な課題です。しかし、 有料のGoogle広告を活用することで、短期的に成果を出すことも可能になります。ここでは Google広告で動画を活用した宣伝方法について解説します。
レッスン内容
ユーザー数が多い
YouTubeを活用するメリットともいえる特徴に、ユーザー数の多さがあるだろう。
YouTubeの利用頻度と利用時間を詳細に調査したところ、1日に1回以上は利用していると答えた男性ユーザーは79.1%、女性ユーザーは88.6%という結果だった。時間にすると、1日1時間以上利用している男性ユーザーは59.9%。女性ユーザーが46.3%となっている。SNSの中でも利用回数が多いこと、長時間利用していることで、広告と接点を持つ機会が多数あることが見込めます。
親和性が高い
YouTube広告のほとんどはユーザーが再生した動画の前かその途中に表示されるため、自然に目に入ることがポイントです。動画広告のメリットである伝わりやすさはもちろん、ターゲティングの細かさやスキップまで確実に見てもらえます。
Google広告との連携
YouTube動画広告を視聴したユーザーのリストを作成することができます。そしてYouTubeとGoogle広告を紐づけることにより、そのリストにあるユーザーに検索広告(リスティング広告)やディスプレイ広告を配信することも可能です。記憶や認知の定着はもちろんのこと、ユーザーが複数回広告に接触することで興味関心が高まりコンバージョンに繋がりやすくなるなど広告効果を倍増させる効果が期待できます。
インストリーム広告(スキップ可能)
スキップ可能なインストリーム広告は、YouTube および Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画の再生前後または再生中に動画コンテンツを表示するときに使用します。
- 広告フォーマットの仕組み
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別の動画の前後、または途中に再生される動画広告です。再生開始から 5 秒が経過するとユーザーは広告をスキップできるようになります。
- 広告フォーマットの表示場所
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YouTube 動画再生ページまたは Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示されます。
- 期待できる宣伝効果
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- 販売促進
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- ブランド認知度とリーチ
- 商品やブランドの比較検討
- 料金について
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スキップ可能なインストリーム広告では目標や予算に応じて選択することができます。
- CPV単価制
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1回の視聴に対して支払いが発生する入札方法です。視聴としてカウントされるのは、視聴者が動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した場合、または動画に対して操作を行った場合のいずれか早いほうです。
- 目標インプレッション単価制
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広告表示 1,000 回あたりにお支払いいただく平均額を設定する入札方法です。ご指定の目標インプレッション単価(tCPM)で、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価が最適化されます。そのため、入札単価はインプレッションによって目標単価を上回ったり下回ったりする場合がありますが、キャンペーンの平均インプレッション単価は、設定した目標インプレッション単価以下になるように調整されます。
- 目標コンバージョン単価
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スマート自動入札戦略のひとつで、指定した単価でコンバージョン(ユーザーの行動)を最大限に獲得できるように入札単価が自動調整されます。 「目標コンバージョン単価」入札戦略を作成する際、1 件あたりのコンバージョンに対してお支払いいただける平均額を指定します。
- コンバージョン数の最大化入札戦略
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キャンペーンの過去の情報や、オークション時の状況を基に、広告が表示されるたびに最適な入札単価が自動的に算出されます。高度な機械学習とオークションごとの自動入札機能により、予算に合わせて最も低いコンバージョン単価が設定されるように、すべてのオークションで入札単価が自動的に最適化されます。
インストリーム広告(スキップ不可能)
スキップ不可のインストリーム広告は、YouTube および Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信されている動画の再生前後もしくは再生中に動画コンテンツを表示するとき、または視聴者に動画を最後まで表示してメッセージ全体を伝えるときに使用します。
- 広告フォーマットの仕組み
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スキップ不可のインストリーム広告は、他の動画の再生前、再生中、または再生後に再生される 15 秒以下の動画広告です。この広告をスキップすることはできません。
- 広告フォーマットの表示場所
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YouTube 動画とGoogle 動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示されます。
- 期待できる宣伝効果
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- ブランド認知度とリーチ
- 料金について
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広告表示 1,000 回あたりにお支払いいただく平均額を設定する入札方法です。ご指定の目標インプレッション単価(tCPM)で、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価が最適化されます。そのため、入札単価はインプレッションによって目標単価を上回ったり下回ったりする場合がありますが、キャンペーンの平均インプレッション単価は表示回数に応じて発生します。
インフィード広告
インフィード動画広告は、ユーザーが動画コンテンツを見つける場所(YouTube の関連動画の横、YouTube 検索結果、YouTube モバイルのトップページなど)で動画をアピールすために使用します。
- 広告フォーマットの仕組み
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動画のサムネイル画像とテキストで構成されます。この広告のサイズと見え方は表示先によって変わりますが、インフィード動画広告はユーザーがクリックすることで動画が再生される仕組みです。広告がクリックされると、YouTube の動画再生ページかチャンネル ホームページで動画が再生されます。
- 広告フォーマットの表示場所
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- YouTube 検索結果
- YouTube の関連動画の横
- YouTube モバイルのトップページ
- 期待できる宣伝効果
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- 商品やブランドの比較検討
- 料金について
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ユーザーがサムネイルをクリックして広告を視聴した場合のみ課金されます。
バンパー広告
バンパー広告は、短くて覚えやすいメッセージで幅広い視聴者にリーチするときに使用します。
- 広告フォーマットの仕組み
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動画の再生前、再生中、または再生後に 6 秒以内で再生されます。この広告をスキップすることはできません。
- 広告フォーマットの表示場所
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YouTube 動画と、Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示されます。
- 期待できる宣伝効果
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- ブランド認知度とリーチ
- 料金について
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広告表示 1,000 回あたりにお支払いいただく平均額を設定する入札方法です。ご指定の目標インプレッション単価(tCPM)で、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価が最適化されます。そのため、入札単価はインプレッションによって目標単価を上回ったり下回ったりする場合がありますが、キャンペーンの平均インプレッション単価は表示回数に応じて発生します。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、より多くの顧客にリーチできるよう、モバイルで動画広告のリーチを拡大するときに使用します。
- 広告フォーマットの仕組み
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音声なしで再生が開始され、ユーザーがタップするとミュートが解除されます。アウトストリーム広告は、リーズナブルな費用で動画のリーチを拡大することを目的としています。
- 広告フォーマットの表示場所
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アウトストリーム広告は、さまざまなモバイル プレースメントに配信できます。モバイルウェブ プレースメントの場合、アウトストリーム広告はバナーに表示されます。モバイルアプリでは、アウトストリーム広告はバナー、インタースティシャル、インフィード、ネイティブ形式で表示され、縦向きモードと全画面表示モードの両方に対応しています。モバイル専用広告で、Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリにのみ表示されます。YouTube ではご利用いただけません。
- 期待できる宣伝効果
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- ブランド認知度とリーチ
- 料金について
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視認範囲のインプレッション単価(vCPM)に基づいて請求が行われるため、動画が 2 秒以上再生された場合にのみ料金が発生します。
マスヘッド広告
この形式は、新しい商品やサービスの認知度を高めたい場合や、短期間で大規模なオーディエンスにリーチしたい場合(販売イベントなど)に使用します。マストヘッド広告は、Google の営業担当者を通じて予約ベースでのみ利用できます。
- パソコン
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マストヘッド広告の注目動画は、YouTube ホームフィードの上部で最大 30 秒間音声なしで自動再生されます。マストヘッド広告はワイドスクリーンまたは 16:9 のアスペクト比の形式で表示できます。右側には情報パネルがあり、チャンネルのアセットが自動的に使用されます。オプションで、このパネルに最大 2 つのコンパニオン動画を含めることができます。ミュートアイコンをクリックすると、動画の音声を有効にできます。
自動再生が終わると、メインの動画はサムネイル表示になります。動画またはサムネイルをクリックすると、その動画の YouTube 再生ページに移動します。
- モバイル
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マストヘッド広告の注目動画は、YouTube アプリまたは m.youtube.com のホームフィードの上部で音声なしで自動再生されます。動画の時間に制約はありません。モバイル ビデオ マストヘッド広告には、動画のサムネイル、カスタマイズ可能な広告見出しのテキストや説明文テキストのほか、カスタム外部リンク(Call to Action / CTA)のテキストが表示されます。また、チャンネル名とチャンネル アイコンは広告主様のチャンネルから自動的に取得され、モバイル ビデオ マストヘッド広告をクリックすると、YouTube 動画再生ページに遷移します。
- テレビ画面
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マストヘッド広告の注目動画は、テレビ向け YouTube アプリのホームフィードの上部で音声なしで自動再生されます(サポートされている場合)。動画の時間に制約はありません。マストヘッド広告はワイドスクリーンまたは 16:9 のアスペクト比で表示できます。テレビのリモコンを使用して、マストヘッド広告を操作できます。自動再生が終わると、メインの動画はサムネイル表示になります。動画やサムネイルをクリックすると、動画再生ページに移動し、全画面で見ることができます。テレビ画面のマストヘッド広告に行動を促すフレーズを追加することはできません。
動画キャンペーンでは、オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティングを設定することができます。この設定ができることによって、テレビのように不特定多数の視聴者に情報を流すのではなく、対象となる人を選定して広告することができるため、費用対効果を高めることができます。
オーディエンスターゲティング
広告フォーマット以外にもオーディエンスターゲティングを指定することで、広告の表示対象とするユーザーを指定できます。オーディエンスとは、特定の興味や関心、意図、ユーザー属性を持つと Google が推定したユーザーのグループです。下記はその一例です。
- ユーザー属性グループ
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広告を表示したいユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入を指定します。
- 詳しいユーザー属性
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大学生、住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなど、共通の特徴を持つユーザー層にさらに幅広くリーチできます。
- 興味 / 関心
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表示されたカテゴリからトピックを選択して、そのトピックに関心があるユーザーをターゲットに設定できます。そのユーザーが別のトピックに関連するページにアクセスしているときでも広告を表示できます。
- アフィニティ セグメント
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関連するトピックにすでに強い関心を持っているユーザーに動画広告を表示して、ブランドの認知度を高めたり購入を促したりすることができます。
- カスタム アフィニティ セグメント
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カスタム アフィニティ セグメントを利用すると、テレビ広告のように広い範囲ではなく、ブランドに合わせてよりターゲットを絞ったアフィニティ セグメントを作成できます。たとえば、ランニング シューズを販売している企業が「スポーツファン」ではなく、「熱心なマラソン愛好者」にリーチしたい場合などに利用できます。
- ライフイベント
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引越し、大学卒業、結婚などの人生の節目において、購入行動やブランドの好みが変わるとき、YouTube と Gmail で見込み顧客にアプローチできます。
- 購買意向の強いセグメント
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広告主様が提供するサービスや商品に似たものを調べていたり購入しようと積極的に考えているユーザーを見つけるには、このカテゴリを選択します。
- カスタム セグメント
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パフォーマンス広告での使用を想定した機能です。最近 Google 検索で使用した検索語句に基づいて、購買決定プロセスのさなかにいるユーザーにアプローチできます。
- データ セグメント
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YouTube チャンネルを Google 広告アカウントとリンクすることにより、広告主様の動画、動画広告、YouTube チャンネルとの接触履歴をもとに、YouTube および Google 動画パートナーでさらに多くのユーザーにリーチできます。また、広告主様のサイトやアプリと接触したことがあるユーザーに向けた広告を表示することも可能です。
- カスタマー マッチ
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カスタマー マッチでは、オンラインやオフラインの自社データを使用して、YouTube と Google 動画パートナーを利用しているユーザーにリーチしたり、再アプローチしたりできます。カスタマー マッチの詳細
- 類似セグメント
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自社データリスト(通常はデータ セグメントやカスタマー マッチ セグメント)に基づくターゲティング機能で、データ セグメントまたはカスタマー マッチ セグメントと似た特徴を持つ新規ユーザーをターゲティングすることにより、最も成果の高いユーザーにより多くリーチすることができます。
コンテンツターゲティング
- プレースメント
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チャンネル、動画、アプリ、ウェブサイト、サイト内のプレースメントをターゲットに指定できます。トラフィックの多いブログ全体や人気ニュースサイトのトップページだけをターゲットに設定できます。プレースメントには次のような要素を指定できます。
- YouTube チャンネル
- YouTube 動画
- Google ディスプレイ ネットワーク上のウェブサイト
- Google ディスプレイ ネットワーク上のアプリ
- トピック
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YouTube と Google ディスプレイ ネットワーク上の特定のトピックを動画広告のターゲットに指定できます。トピック ターゲティングを使用すると、選択したトピックに関連するさまざまな動画、チャンネル、ウェブサイトに広告を表示できます。たとえば、「自動車」トピックをターゲットに指定すると、自動車に関する動画を視聴しているユーザーに広告が表示されます。
- キーワード
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動画広告のフォーマットによっては、指定したキーワード(単語やフレーズ)に基づいて、YouTube 動画、YouTube チャンネル、ユーザーが関心を持ちそうなサイトに動画広告を表示できます。
- デバイス
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パソコン、スマートフォン、モバイル デバイス、テレビ画面を使用するデバイス(Chromecast など)を使用するユーザーをターゲットに設定します。
1)YouTubeチャンネルに動画をアップロード
まず、広告配信したい動画をYouTubeチャンネルにアップロードします。動画は「公開」もしくは「限定公開」を選択してください。
2)Google広告のログイン
Webで「Google広告」と検索してログインする方法とアプリをダウンロードする方法があります。アプリは「Google広告」で検索するとすぐに見つかります。
Google広告
- 外出先から軽視結果を確認
- キャンペーンの管理
- 予算、キーワードの管理
- 広告の作成、編集
- 最適化スコアを確認し、即座に適用
- 掲載結果の概要
- 広告の不承認などの通知
3)予算・ターゲティングなどを設定
ログイン後の画面
1、広告の目標を設定する
2、広告を作成する
3、広告予算を設定する
4)配信する動画を入稿
事前にYouTubeへアップロードした動画のURLを入力します。動画フォーマットを選択し、クリック先で閲覧されるページURLを設定します。「行動を促すフレーズ」では「詳しく見る」や「購入する」など、ユーザーの行動を促すキーワードをボタンに反映できます。
5)審査完了後、配信スタート
すべての入稿が完了後、Google広告側で広告審査が入ります。広告の審査とは、Googleが設けているポリシーに違反していないかチェックされることを指します。審査は通常1日以内に結果が出ます。
ユーザーが動画広告を 30 秒間(合計 30 秒未満の動画であれば終わりまで)視聴するか、広告に対してなんらかの操作を行うと、その時点で視聴 1 件とカウントされます。
広告視聴単価を設定するには、キャンペーン(または広告グループ)を設定する際に、動画の視聴 1 回に対して支払い可能な上限額を指定します。この入札単価は上限広告視聴単価(上限 CPV)と呼ばれ、広告グループ内のすべての広告に適用されます。
例
ユーザーによる動画の視聴 1 回に 25 円の価値があると判断した場合は、上限広告視聴単価を 25 円に設定します。この場合は以下のように料金が発生します。
インストリーム動画広告では、ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したときか、動画のインタラクティブ要素を操作したときに最大 25 円の料金が発生します。インタラクティブ要素とは、バナー、サイトやモバイルアプリへのリンクなどのことを指します。
インフィード動画広告の場合は、ユーザーが動画広告のサムネイルか見出しをクリックして再生を開始したときに、最大 25 円の料金が発生します。インフィード動画広告では、インストリーム広告より低い入札単価を設定することもできます。
実際の料金について
上限広告視聴単価は、動画の視聴 1 回に対して発生する料金の上限ですが、実際に請求される金額はこの上限とは異なる場合があります。Google のシステムでは、可能な限り、広告を表示するために最低限必要な金額だけを請求するようになっています。再生 1 回に対して実際に請求される最終的な金額を、実際の広告視聴単価と呼びます。
ほとんどの場合、実際の広告視聴単価は上限広告視聴単価よりも低くなります。Google 広告 オークションで実際に支払う金額は、掲載順位が 1 つ下の広告を上回るために最低限必要な額となるためです。
広告視聴単価に影響するもの
実際の広告視聴単価に影響するのは、品質スコアと広告ランクの 2 つです。品質スコアは、ユーザーにとっての広告の関連性の高さを示したもので、再生率をはじめ、さまざまなパフォーマンス要素が織り込まれています。広告ランクとは、決定された品質スコアと上限広告視聴単価とを掛けたものによって、他の広告主の広告との相対的なランクが決まります。
最も順位の高かった広告はページ内で最も上の位置に表示されます。この広告の動画視聴時に発生する費用(実際の広告視聴単価)は、次の順位の広告の入札額を上回るために最低限必要な額となります。
例
たとえば上限広告視聴単価を 500 円に設定していて、自分の広告と品質スコアが同じ広告主 2 社がオークションに参加しているとします。一方の広告主の広告視聴単価は 100 円、もう一方は 300 円です。他に入札者はいないため、500 円を提示したあなたがオークションの勝者となります。しかし、請求される額は 500 円ではありません。2 番目に高い入札額は 300 円だったため、実際の請求金額は 301 円となります。この 301 円が実際の広告視聴単価となります。