内製化で活躍するデジタル人材
クリエイティブマーケター
レッスン内容
サンクスページとは
5つの役割
カルーセル投稿のサンクスページにおいて、6つの役割を使いこなすことで、ビジスネに生かすことができます。それぞれの役割と具体例について解説していきます。
- 1.コールトゥアクションの提示
-
役割:行動喚起 フォロワーに具体的な行動を促すための指示を明確にします。これにより、エンゲージメントやコンバージョンを高めることができます。 事例①:リンクをクリック 詳細はプロフィールのリンクからチェックしてください 事例②:購読のお願い 最新情報を逃さないようにフォローをお願いします 事例③:キャンペーン参加 この投稿をシェアしてキャンペーンに参加しよう! - 2.感謝の意を表明する
-
役割:親近感の醸成 フォロワーに対して感謝の気持ちを伝えることで、親近感や忠誠心を高めることができます。 事例①:見てくれてありがとう 最後まで見てくれてありがとう! 事例②:サポートへの感謝 いつもサポートしてくれてありがとうございます - 3.ブランドメッセージの強調
-
役割:ブランド価値の再確認 ブランドの理念や価値観を再確認させ、フォロワーに強く印象付ける役割を果たします。 事例①:ブランドのミッション 私たちの目標は、持続可能なファッションを広めることです 事例②:ビジョンの共有 私たちと一緒により良い未来を作りましょう - 4.追加情報の提供
-
役割:補足情報の提供 投稿内容に関連する詳細情報やリソースを提供します。これにより、フォロワーがより深く理解することができます。 事例①:ブログ記事へのリンク さらに詳しく知りたい方はブログをチェック 事例②:詳細ガイド 製品の使い方については、こちらのガイドをご覧ください - 5.プロモーションや特典の案内
-
役割:お得情報の提供 特定のプロモーションや割引情報を提示し、フォロワーの興味を引き続けます。 事例①:割引コードの提供 今なら特別割引:コード◯◯◯◯を備考欄に入力した方には20%オフ! 事例②:特別オファーの案内 この投稿を見たあなたに特別オファー! - 6.エンゲージメントの誘導
-
役割:相互作用の促進 フォロワーに対して投稿に対する反応を促し、コメントやシェアを増やします。 事例①:コメントのお願い あなたの意見をコメントで教えてください! 事例②:いいねのお願い この投稿が気に入ったら、いいねをお願いします 事例③:シェアのお願い 友達とシェアしてね!
デザインの注意点
サンクスページは基本的にカルーセル投稿の最終ページになります。視聴してくれた潜在フォロワーや見込みフォロワー、ハードフォロワーなど、フォローのステージによって温度差があります。潜在フォロワーが見込みへ、見込みフォロワーがフォロワーへランクアップするために、デザインで注意するべきポイントを解説します。
- 1.視覚的な一貫性
-
統一されたデザインテーマ カルーセル全体のデザインテーマを最後のページにも引き継ぎます。フォント、色、レイアウトなどのビジュアル要素を統一することで、一貫性を保ちます。
例:全ページで同じフォントを使用し、ブランドのカラーパレットを守る。ナビゲーションの一貫性 フォロワーが簡単にカルーセルをスワイプできるように、矢印やナビゲーションの指示をわかりやすく配置します。
例:保存を促すアイコンを同じ場所に設置する - 2.コールトゥアクション(CTA)
-
明確なメッセージ フォロワーがすぐに理解できるように、CTAを簡潔で明確にします。動詞を使って具体的な行動を促します。
例: 「詳細はこちら」、「今すぐ購入」、「もっと見る」視覚的な強調 CTAボタンやテキストを目立たせるために、色やサイズを工夫します。背景とコントラストをつけて、フォロワーの目を引きます。
例: コントラストの高い色でボタンを作成し、重要な部分を太字にする。 - 3.レイアウト
-
情報の優先順位付け 最も重要な情報を目立たせ、余計な情報は排除します。視覚的に一番目立つ位置に主要なメッセージやCTAを配置します。
例: ページの中心に主要なCTAボタンを配置し、その周囲に必要最低限のテキストを配置する。適切な余白 適度な余白を設けることで、要素同士の間隔を確保し、読みやすさを向上させます。これにより、ページが詰まって見えることを防ぎます。 - 4.ブランドの要素を含める
-
ロゴとカラー 最後のページにブランドロゴやブランドカラーを含めることで、ブランド認知度を高めます。全体のデザインに調和するように配置します。
例: ページの角に小さくロゴを配置し、主要なデザイン要素にブランドカラーを使用する。ブランドメッセージ ブランドのミッションや価値観を簡潔に表現することで、ブランドの一貫性を保ちます。
例: 「持続可能な未来へ」といったブランドスローガンをページに追加する。 - 5.感謝の意の表現
-
パーソナルなメッセージ フォロワーに対して直接感謝の意を伝えるメッセージを含めます。これにより、フォロワーとの親近感が増します。
例: 「この投稿を見てくれてありがとう!あなたのサポートに感謝します。」 - 6.相互作用の要素
-
エンゲージメントの促進 フォロワーがアクションを起こしやすいように、インタラクティブな要素を含めます。リンクボタンやシェアボタンなどを配置します。
例: 「この投稿を友達とシェアしてね!」というメッセージとシェアボタンを配置する。 - 7.モバイル最適化
-
読みやすいフォントサイズ スマートフォンでの閲覧を考慮し、フォントサイズを大きめに設定します。小さすぎると読みにくくなるため、適切なサイズを選びます。
例: 見出しは18-24pt、本文は14-16pt程度が推奨されます。タップしやすいボタン ボタンやリンクはタップしやすい大きさにします。一般的に、ボタンのサイズは44×44ピクセル以上が推奨されます。
例: CTAボタンは十分な余白を持たせてタップしやすくする。 - 8.ビジュアルの質
-
高解像度の画像 画像の解像度が低いと、見た目がぼやけたり、プロフェッショナルでない印象を与える可能性があります。高解像度の画像を使用します。
例: 最小でも1080×1080ピクセルの画像を使用する。一貫したスタイル イラストやアイコン、フォントスタイルを統一し、全体のビジュアルスタイルが一致するようにします。
例: 手描き風のアイコンを使う場合は、すべてのページで同じスタイルのアイコンを使用する。
サンクスページの手順
Instagramのカルーセル投稿でサンクスページ(感謝ページ)を作成する手順を以下に詳しく説明します。
目的の明確化 | サンクスページの目的を明確にします。例えば、フォロワーに感謝を示す、プロモーションを伝える、次の行動を促すなど。 |
メッセージの決定 | 感謝のメッセージやCTA(コールトゥアクション)を決定します。 |
ビジュアルスタイルの選定 | ブランドの一貫性を保つために、カラーパレット、フォント、イメージスタイルを選定します。 |
レイアウトの決定 | テキスト、画像、CTAボタンの配置を考えます。ブランドカラーを基調とした背景色や目立つフォントスタイルとサイズなど。 |
高品質な画像の選定 | ブランドに関連する高解像度の画像を用意します。 |
アイコンやグラフィックの作成 | 必要なアイコンやグラフィック要素をデザインします。Photoshop、Illustrator、Canvaなどのデザインツールなど。 |
感謝のメッセージの入力 | テキストは簡潔で明瞭でフォロワーに向けた感謝のメッセージをテキストボックスに入力します。 |
CTAの明確化 | 重要な部分を太字や色で強調し行動を促すメッセージを目立つように配置します。 |
視覚的な一貫性の確認 | すべてのページが統一されたデザインテーマを持ってカルーセル全体のデザインと統一感を確認します。 |
スペースとバランスの調整 | 情報が過密にならないように余白を確保したり適切な余白を設けて、各要素のバランスを調整します。 |
プレビュー | モバイル端末での表示も確認し完成したデザインをプレビューして、全体の流れと各ページの見え方を確認します。 |
フィードバックの収集 | 誤字脱字やレイアウトのズレをチェックしたりチームメンバーや他の関係者からフィードバックを受け取り、必要な修正を行います。 |
画像のエクスポート | デザインが完成したら、各ページを適切なフォーマット(JPEGまたはPNG)でエクスポートします。 |
投稿のキャプション作成 | カルーセル投稿に添えるキャプションを作成します。ハッシュタグやメンションも考慮します。 |
投稿の公開 | フォロワーからのフィードバックに対応したりスケジュールに従ってカルーセル投稿を公開します。 |
エンゲージメントの確認 | 次回の投稿に向けて、エンゲージメントデータを分析したりコメントやリアクションをチェックし、フォロワーとのインタラクションを行います。 |
実践的なデザイン例のフロー
チームでサンクスページの目的とメッセージを決定。
ブランドガイドラインに基づいたカラースキームとフォントを選定。
高解像度の製品画像やキャンペーンビジュアルを選択。
感謝のメッセージを中央に配置し、CTAボタンを明確に目立たせる。
カルーセル全体を通じて統一されたビジュアルスタイルを保つ。
プレビューをチームで確認し、必要な調整を行う。
画像をエクスポートし、キャプションを作成。
投稿後、フォロワーとのインタラクションを促進。
ロールモデルの活用
Instagramのカルーセル投稿のサンクスページを作成する際に、ロールモデル(成功事例)を活用する方法について詳しく説明します。このアプローチでは、他のブランドやインフルエンサーが実際に成功しているサンクスページを分析し、その優れた要素を自分の投稿に取り入れます。
ブランドの選定 | 自社と似た業界やターゲットオーディエンスを持つブランドを選びます。インフルエンサーや競合他社も参考になります。 |
成功事例のリサーチ | Instagram、TikTok、Xなどのハッシュタグ検索を使って、成功しているサンクスページの投稿を見つけます。 |
デザインの要素 | 色使い、フォント、レイアウト、画像の質 |
メッセージの内容 | 感謝の言葉、CTA、プロモーションの有無 |
エンゲージメントのレベル | いいね数、コメント数、シェア数 |
トップブランドの事例分析 | 選んだロールモデルのサンクスページを詳しく見て、成功の要因を特定します。 |
エンゲージメントの観察 | どのような要素がエンゲージメントを高めているかを分析します。例えば、特定のデザインやメッセージがどのようにフォロワーに受け入れられているかを確認します。 |
デザインの適用 | 分析結果をもとに、自社のブランドに合ったデザインを作成します。ロールモデルの成功要素を取り入れながら、自社独自の要素を加えます。 |
メッセージの構築 | ロールモデルから学んだメッセージ構成を参考にしながら、感謝の気持ちとCTAを明確にします。 |
プレビュー | デザインが完成したら、全体を通してプレビューし、問題がないか確認します。 |
フィードバックの収集 | チームメンバーや関係者からフィードバックを受け取り、必要に応じて修正します。 |
投稿のスケジューリング | カルーセル投稿をスケジュール通りに投稿します。 |
エンゲージメント | 投稿後、エンゲージメントのレベルを確認し、フォロワーの反応を分析します。 |
このプロセスを繰り返すことで、効果的なサンクスページを継続的に作成し、フォロワーとのエンゲージメントを高めることができます。
Instagramのカルーセル投稿の最後のページは、投稿の総仕上げとして非常に重要です。明確なコールトゥアクション、感謝のメッセージ、ブランドの強調、追加情報の提供、プロモーションの案内、そしてエンゲージメントの誘導をバランスよく組み合わせることで、フォロワーとのつながりを深め、投稿の効果を最大化することができます。