内部にいると頼りになる最強人材
クリエイティブマーケター
レッスン概要はこちら
看板広告とはOOH(Out Of Home)とも呼ばれる屋外広告の一種です。長期間の掲載によって、看板広告があるエリアを行き交う不特定多数の人に繰り返し見てもらえるため、訴求力が高いことが特徴です。効果的に認知度を向上させられるため多くの会社がアピール目的に利用しています。
🟦 こんな方へオススメ
- 店舗の情報を知ってもらたい
- 地元住民への認知を拡大させたい
- 地図や連絡先を掲示したい
- 地域に密着した経営方針
🟦 習得内容
- 看板の種類と訴求効果
- 看板広告の相場
- 成功事例の共有
- 導入時の注意点
レッスン内容
看板広告の特徴
看板広告への掲載には初期費用などのコストがかかるものの、掲載期間を延長する際には広告枠の支払いのみで継続掲載できる場合が多いです。そのため、初期投資さえすれば広告効果を持続できる点も大きな魅力といえるでしょう。
広告の種類
屋上看板は、ビルなどの屋上に広告塔や広告板を利用して設置される看板広告です。看板が大きいため遠くからでも見やすく、企業やブランドイメージの認知に利用されることが多いです。
駅や高速道路沿いのビルなどに設置されるケースが多く、よく目立つため高い広告効果が期待できます。設置費用は約50万円~となっています。
壁面看板とは、ビルをはじめとした建物の壁面に貼り付けて設置する看板です。設置スペースがない場合でも壁を有効活用できることがメリットです。屋上看板の設置の場合には欠かせない支柱も壁面看板であれば不要なため、初期コストを抑えることもできます。
突き出し看板は袖看板とも呼ばれる看板広告で、建物から突き出して設置するタイプの広告です。飲み屋街の看板といえばピンと来る人も多いでしょう。
ビルの高い部分に設置できるうえに、ビルに面した道を通行している人にも視認されやすく、高い集客力を誇ります。ただし表示には規制があり、設置前には規制にかからないかを確認しておかなければなりません。
文字通り電柱に設置できる看板広告です。電柱広告には突き出したタイプと巻きつけて設置するタイプの2種類があります。電柱広告の対象は地元住民であることから、近隣エリアの企業やお店が道案内などに利用するケースが多いでしょう。
野立て看板は、歩行者や運転中のドライバーを対象にしており、路地などに設置される看板広告です。道のりを記載して店舗まで案内するなどとして利用されますが、競合との差別化を図りたい企業がPRの手段として活用するケースもあります。形状や設置方法にも様々なタイプがあり、必要に応じて柔軟に対応できます。
駅看板は駅構内や線路前など駅に掲載されている看板で、駅周辺の施設案内や商品告知など幅広く利用されています。長期的に掲載できるため電車や駅を利用する人に効果的にPRできるでしょう。
広告のメリット
看板広告は街に看板を掲載することで企業やサービスの認知が行えます。通行量が多い交差点などに設置できれば不特定多数の目に無条件で触れるため、非常に高い広告効果が期待できるでしょう。また長期掲載をすれば1種の景観として刷り込みも行えます。
看板広告は掲載をやめない限り移動することはありません。そのためエリアを絞って効果的な宣伝が行えます。しかし、通行量が多いからという理由で闇雲に掲載しても大きな効果は期待できません。通行人の属性やエリアの特徴を把握した上で、自社のターゲットが多く集まるエリアに掲載するなどの戦略を練ることが大切です。
看板広告はコストパフォーマンスが高い広告媒体といわれています。テレビCMで宣伝する場合、その費用は数百万円単位かかる場合が多いです。しかし看板広告であれば大きく費用を抑えて宣伝することが可能です。ターゲットや目的、予算にあわせて看板広告の種類を選べますし、掲載期間も自由に決められます。費用を抑えて効果的に宣伝したいという場合にはピッタリの広告媒体です。
広告の料金相場
1)屋上看板 | 設置費用は約50万円~となっています。 |
2)壁面看板 | 外照式と内照式の2タイプがあり、費用は外照式が約1万5,000円~、内照式が10万円~となっています。 |
3)突き出し看板 | 費用相場は20万円ほどです。 |
4)電柱広告 | 費用相場は1~2万円程度 |
5)野立て看板 | 費用は1畳サイズのシンプルなデザインのもので8~15万円程度、2畳サイズのライト付きもので20~35万円程度です。 |
6)駅看板 | 1番安いタイプで1,600円程度、高いタイプだと350万円ほどと幅広いです。 |
広告への投稿方法
広告への注意点
広告スペースが大きく取れる屋上看板ですが、遠くから視認することを考慮すると、思いのほか情報を記載できません。だからといって無理に情報を詰め込みすぎると伝えたい情報をダイレクトに伝えられなくなります。デザインが煩雑になってしまわないように情報に優先度をつけ、1番伝えたい内容をシンプルに記載するようにしましょう。
看板広告は屋外に設置しているため、掲載期間が長いほど劣化します。そのため、いずれ劣化するということをあらかじめ想定して看板を作成しなければなりません。例えば、清潔感を売りにしている広告であるにも関わらず、経年劣化によって塗料の薄まりやサビが目立ち、古びた看板になってしまうと説得力に欠け、よいイメージは与えられないでしょう。定期的に新しい看板へ入れ替えるなど、看板が劣化した際の対策についても意識しておきましょう。
都市づくりの一環で、景観を損なわない条例や通行人の安全を確保するための法令など、看板広告の設置には様々な決まり事があります。そのため法令に則って看板広告の作成・設置を行わなければなりません。関連する法令は次のとおりです。
- 屋外広告物許可申請
- 道路占有許可申請
- 広告物許可申請
- 色彩規制
- 景観条例など
看板を設置した後は効果計測をするための仕組みも作成しておくと、看板の効果を可視化しやすいです。計測方法は次のようなものがあります。
- 看板経由で来店した人への割引・特典の注文数で測定
- QRコード経由でのWebサイトへのアクセス数で測定
- 屋外広告のみの専用電話番号を設けてその電話番号への問い合わせ件数で測定
- 割引券付きのチラシを設置してチラシ減少数で測定