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TikTokに動画を投稿し投稿動画がバズることで、商品やサービスの認知度を圧倒的に高めることができます。動画をバズらせるためには、動画が拡散される仕組みのアルゴリズムを理解する必要があります。ここでは、TikTokのアルゴリズムを徹底解説します。TikTok投稿のバズを利用して、商品・サービスの認知度向上を目指しているマーケティング担当者の方は必読の内容です。
レッスン内容
アルゴリズムとは
アルゴリズムとは、SNS内でコンテンツを表示させる優先順位を決定するための計算式のことを指します。アルゴリズムを理解していれば、TikTokで投稿した動画がバズる可能性が格段に上がります。
TikTokが目指すもの
TikTok社は、アプリの目的を、ユーザーにとってタメになる情報を出し続けて面白いと思ってもらうこと、「もっと見たい!」となるべく長くTikTokを視聴してもらうこととしています。そのため、アルゴリズムは需要と時代の変化に応じるために、常に進化し続けているのです。
アルゴリズムの種類は2種類に分かれており、動画をバズらせるための「加算アルゴリズム」と、動画をバズらせないための「減算アルゴリズム」があります。それぞれどのような項目に対して、どんな基準で点数がつけられるかを理解することがバズへの近道になるので、解説します。
加算アルゴリズムとは
加算アルゴリズムとは、動画の視聴回数を増やしたり拡散してもらって反応を増やすなど、投稿を伸ばすための7つの指標のことです。これらの指標は、全て高ければ高いほどおすすめの表示順位が上位になります。
1)平均視聴時間
動画の視聴時間は、おすすめに表示される上で大切な要素の1つです。投稿した動画の視聴時間が長ければ長いほど、おすすめに表示されやすいと考えられます。TikTokのAIは、動画の内容までは分析できません。AIが観測できるのは投稿時のハッシュタグや音楽やキャプション文、そしてユーザーが見た上で表れてくる数値の結果です。
動画の視聴時間が長いと、それだけ人気な投稿とTikTokから判断されます。TikTokがおすすめに表示する動画を、ユーザーに興味を持ってもらえるものから選ぶのは当然です。そのため、魅力的な動画を投稿しているとTikTokに判断される1つの要素が、視聴時間となります。
2)視聴完了率
動画の視聴完了率も、おすすめに表示されるアルゴリズムの1つです。動画の視聴完了率とは、最後まで再生した人の割合のこと。最後まで視聴している人が多い投稿というのは、それだけ魅力的な動画と判断されます。飽きずに動画を見る人が増えると、TikTokの利用者も増えるため、おすすめに表示されやすと考えられるでしょう。
3)いいね率
共感や感動、面白い、といったように感情が動かされた時にいいねされることが多いです。また、いいね欄から投稿をさかのぼることもできるので、保存をするためにいいねをする人もいます。
4)コメント数
投稿だけではなくコメント欄に誘導して視聴維持率を伸ばすことはかなり有効な手段です。コメントを増やすためにはこの2つの方法が有効です。
5)シェア率
共感、感動、面白い、タメになるなど誰かに教えたくなるようなみんなが知らない情報はシェアされやすい投稿となります。そして何件シェアされたのかを、右下の矢印のマークの下の数字で確認する事ができます。ユーザーのシェア数も、TikTokのアルゴリズムを考える上で大切なポイントです。シェアとは、TikTokから他のSNSなどに拡散されること。TikTokにはシェアというボタンがあり、他の媒体に直接シェアできるようになっています。また、動画のシェア数も数字で表示されていて、シェアが多いほどおすすめに乗りやすいです。
あなたはどのような動画をシェアしたいと思いますか?人におすすめする時は、本当に信頼できるとか、感情を共有したいと思った時だと思います。「信頼性、信憑性があるな」とユーザーが思うから、シェアにつながると考えられます。シェアされている動画は「信憑性が高いのだろう」とAIが判断するので、おすすめに優先的に表示されます。
6)複数回再生数(保存数)
複数回再生数とは、同じ動画を1人のユーザーが複数回視聴する指標のことをいいます。複数回再生数の多い動画は、人気な動画であると判断され、優先的におすすめに表示されるようになります。そのため、もう一度見返したい動画のコンテンツを研究することが重要です。
7)プロフィールへの移動率
TikTokは、上下にスワイプして動画が次々と再生されるため、プロフィールへの移動は意図がないと行わないアクションになります。TikTokとしては、プロフィールにジャンプすると言うことは、そのアカウントの他の動画も興味があることを示唆してしているため、動画の評価に影響を与えると考えられています。一癖あるアカウント名だったり、投稿とアカウント名が一致しているとプロフィールに移動してもらいやすくなります。
TikTokはアカウントで評価しない
SNSの投稿は継続しないと育たないとよく言われていますが、TikTokは特に継続が鍵となります。昨日出した動画の反応が伸びなかったとしても、今日出す動画の反応が爆発的に伸びる可能性もあるからです。YouTubeを始めとし、他のSNSはアカウントごとに評価しています。登録者数やフォロワーが多くなってきて、過去の反応が良いアカウントの出す動画は次もユーザーに喜ばれる動画を出すだろうと、優遇する傾向にあります。この仕組みでは、登録者数がまだ少ない状態ではいくら面白い動画を出しても、爆発的に拡散される可能性が少ないです。
一方のTikTokは、動画ごとに評価しています。そのため、普段登録者数も少なくあまり動画も見られていなかったアカウントでも突然爆発的に伸びるということが起こりえます。これは、始めたての人でも動画が伸びやすいという反面、チャンネル登録者数が少しずつ増えてきても、安定して再生数を稼げるわけではないということです。だから、継続して面白い動画を出そうとチャレンジし続けないといけません。
投稿数が多いということは、TikTokをよく使ってくれているということなので、TikTokとしても優遇して、これからもTikTokを使い続けて欲しい、となります。動画を投稿すれば投稿し続けるほど動画が視聴者の目に留まるようになるので、とにかく投稿を続けましょう。
まとめ
基本的な考え方として、「何か行動することはユーザーにとってめんどくさい」ということを覚えておいてください。だからこそ、ただ視聴されるだけではなくアクションを起こしてもらったということは、ユーザーに高く評価されている動画だとアルゴリズムは判断します。
注意すべきは、良いコンテンツを出すだけではエンゲージメントが増えるとは限らないことです。そのため、動画の中で「共感したらいいねしてね」「コメント欄で質問してくれたら答えます」「〇〇な情報を発信しているのでフォローして」と行動を促す必要があると念頭に置きましょう。
YouTubeや他のSNSはアカウントごとに評価されますが、TikTokは動画ごとに評価されます。また、動画を最後まで見たかどうかの完了率が優良動画の判断基準になっています。このアルゴリズムによって、アカウントのフォワー数に関係なく、良質な動画をアップすることで、認知度を高めることができます。動画をアップし続けることによって、レコメンド(おすすめ)動画に登場する率も高まり、最高の広告にすることができます。