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中吊り広告は電車内の天井から吊るされるポスター型の広告です。サイズはB3(縦364mm×横515mm)1枚の「シングル」と、B3を2枚を横並びにした「ワイド」の2種類が基本。鉄道会社によっては窓上ポスターやステッカーとあわせ、車両1両の広告枠すべてに掲出するトレインジャックにも対応しています。
🟦 こんな方へオススメ
- 地元の人に知ってもらいたい
- 期間限定の告知
- 新発売のキャンペーン
🟦 習得内容
- 中吊り広告の特徴
- 中吊り広告の相場
- 広告を出す方法
レッスン内容
媒体の特徴
交通広告としての特徴は、シンプルかつ出稿サイクルが短いこと。中吊り広告は「くわえ」と呼ばれる金属の取り付け部分で挟み込んで固定する形となるため、掲出・撤去の手間がかからず、多くの鉄道会社が2日から4日程度の出稿プランを用意しています。長期にわたって企業のイメージアップやブランディングを図るというよりは、新商品発売のキャンペーンや期間限定のセールなど,短時間のピンポイントな訴求に適した広告媒体になります。
広告のメリット
(視認率、到達率)が高いこと。たとえば、駅構内の看板やデジタルサイネージ、アドピラー(柱巻き広告)といった交通広告の場合、目にするのは基本的に歩行中の通勤客や旅行者です。写真やキャッチコピーがよほど独創的であったり、とりわけ目を引く場所に設置されていたりしない限り、わざわざ立ち止まってチェックされることはありません。一方、中吊り広告が掲出されるのは、移動時間を持て余しがちな電車内。スマートフォンを操作したり、新聞・雑誌を読んだりしつつも、ふと視線をあげれば必ず目に入る場所に出稿されます。交通広告を取り扱う株式会社ジェイアール東日本による調査では,中吊り広告のリーチ率はシングルサイズで40%以上と報告されています。
商圏にあわせてピンポイントな訴求が可能です。地域密着性高く,自社周辺エリアの住民に向けて自社の存在をアピールしたり,店舗に呼び込んだりしたい場合には非常に適している広告になります。
広告料金の相場
1)JR東日本 | JR東日本は1都16県に約70本の路線を持つ、日本最大の鉄道会社です。管区内には東京、新宿、渋谷といった巨大ターミナル駅があり、1日あたりの平均輸送人数は1,500万以上にのぼるということもあって、中吊り広告の料金も相応に高額です。 山手線の中吊り広告は7日間の提出で430万円,中央線は同じく7日間で265万円。山手線・京浜東北線・中央線+湘南新宿ラインがセットになった首都圏全線プラン(7日間・800万円)も用意されています。 |
2)東京メトロ | 銀座線、丸ノ内線といった地下鉄9路線を運営している東京メトロ。1日平均約760万人の乗降客数は、日本の私鉄の中ではトップクラスの数字です。人気女優を起用したテレビCM、オウンドメディア「Find my Tokyo」の運営などメディア戦略にも力を入れており、消費者の間ではスタイリッシュなイメージも根づいているようです。 銀座線・丸ノ内線の中吊り広告は128万,東西線は65万円で出稿でき,いずれも2日もしくは3日間の提出になります。 |
3)東急鉄道 | 東急鉄道は渋谷に拠点を置き、東横線、田園都市線、大井町線など8路線を運営する鉄道会社です。路線の営業距離こそ短いものの、JR東日本、JR東海に次ぐ国内第3位の売上規模を誇ります。 東横線の中吊り広告は平日2日間で70万円,田園都市線は50万円,世田谷戦は3万2,000円で出稿することが可能です。 |
4)西武鉄道 | 120年以上の歴史を持つ西武鉄道。都心部への通勤・通学を中心に、1日平均約180万人の乗降客に利用されています。 東京近郊の私鉄のなかでは比較的広告料が安く,西武池袋線の中吊り広告は2日間で36万円,西武新宿線の中吊り広告は2日間で33万5,000円で出稿できます。 |
5)JR西日本 | JR西日本は2府16県をカバーし、大阪環状線、JR東西線、米原・神戸間の東海道本線など、30以上の路線を運営しています。2023年には北梅田駅の開業を控え、同時期にスマートフォン搭載型のICカード乗車券「モバイルICOCA」もサービスを開始する予定です。 JR西日本の中吊り広告は普通と快速で料金が分けられており,前者は137万円,後者は158万円7,000円で出稿できます。 |
6)大阪メトロ | 大阪メトロは大阪市交通局の民営化にあたり、2017年に設立されました(正式名称:大阪市高速電気軌道)。御堂筋線、谷町線、四つ橋線など9路線を運営しています。 中吊り広告については全線単位で提供しており,90万円で出稿することが可能です。 |
7)阪急電鉄 | 1910年の開業以来、京阪神エリアの主要駅を結んでいる阪急電鉄。車両に施されたレトロな焦げ茶色のペイントは100年以上変わることなく、「阪急カラー」として地域住民に親しまれているようです。 阪急電鉄は全線で1,450枚の中吊り広告枠を提出しており,最長4日間,90万円の料金で提出することができます。 |
広告の出稿方法
ラジオ広告の制作にはラジオ局に直接制作から出稿まで依頼するか、プロダクションに依頼するかの二つのパターンが存在します。
ラジオ局に直接依頼する場合、関東圏では20秒CMで15万円前後が相場です。基本的にはアナウンサーによる読み上げを行うものが多いです。局によっては、CMの放送期間などによって値段の相談が可能なところもあるので一度問い合わせてみることをオススメします。ただしラジオ局が制作したCMは他の局で使えない可能性もあるのでそちらも合わせて確認してみたほうが良いでしょう。
制作プロダクションへの依頼はサウンドロゴなど完成度の高いCMを求める場合に最適です。オプションによって費用が異なりますが、ラジオ局での制作のようにスタジオを所有している訳ではないのでラジオ局への依頼よりも費用が高くなります。