リーチ数を増やすために必要
目に留まるキーワード探し
ターゲティングした顧客が検索しているキーワードや内容が把握できれば、どんなことを求めているのか、どんな悩みや課題を抱えているのかを把握することができます。また、発見したワードがどれだけ注目されているのかを調査できることによって、ターゲットに合わせた言葉の使い分けができるようになります。
キーワード発見
テーマやタイトルに使用できるキーワードを発見することができるツールになります。
世界中のトレンドが無料でチェック
1 Googleトレンド
1️⃣ Googleトレンドとは
Googleトレンドは、Google検索で人々が検索したワードに対して、「Googleトレンド」で検索すると、すぐに見つけることができます。
スマートフォンで見た画面になります。最初にクッキーについてのアナウンスが英語で表記されます。クッキーに承認する場合は「OK,Got it」をタップして、検索キーワードを入力してください。
2️⃣ キーワードの注目度をチェック
今回は「カフェ」と「タピオカ」を検索してみました。カフェは一定の需要があるので、動画の幅は大きくありませんが、タピオカはトレンド商品なので、動向の幅が大きくなっています。このようにキーワードごとにGoogleで検索されている動向を確認できます。
3️⃣ 検索されているエリアをチェック
次にエリア別で検索した動画を確認することができます。日本であれば、表示された都道府県をタップすると、さらに細かいエリアの状況をチェックすることができます。
4️⃣ 関連トピック/キーワード
キーワードの動画だけでなく、関連トピックや関連キーワードも確認することができます。これから投稿する際の企画や内容の参考になります。
インスタグラムのハッシュタグから発見
2 instatool
1️⃣ インスタツールとは
instatoolは、5つの機能を活用して効果的なハッシュタグを検索できるツールになります。無料とは思えないほど、充実した情報を得ることができます。会員登録も必要ありません。中でも2つのツールは検索ワードを決める際に役立つツールなので、機能や特徴についてご紹介します。
2️⃣ tagreco(タグレコ)
キーワードからインスタグラムで実際に使われている関連したハッシュタグを検索してくれます。意外な関連ハッシュタグの発見からユーザーの注目を狙うことができます。
トップページから「tagreco」をタップすると表示されます。今回は検索で「カフェ」と入力しました。
カフェに関連したハッシュタグのリストが表示されます。キーワード数は100を超えており、ユーザーがどのようなワードを入力しているのか察知することができます。
3️⃣ tagpop(タグポップ)
ハッシュタグ人気度調査になります。これから使用するかどうかのハッシュタグがどれぐらい人気なのか調べることができます。人気ハッシュタグを用いることで、発見される可能性を高められます。
今回は3つのワードを入力して調査をしてみました。利用方法についても解説されているので、初めての方は事前に確認することをお勧めします。
それぞれキーワードを用いて投稿されている件数が表示されます。数字が途中で切れて表示されていますが、カフェは250万以上使用されています。
ユーザーのコンテンツやニーズを発見
3 ラッコキーワード
1️⃣ ラッコキーワードとは
ラッコキーワードは、無料でキーワードリサーチができるツールになります。調査したいキーワードを入力すると、一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれます。ユーザーが求めているコンテンツやニーズを把握して、より高品質なコンテンツ制作に役立てつことができます。
2️⃣ 調べたいワードを入力する
「カフェ」と入力すると表示されるページになります。キーワードの横にある回転しているアイコンをタップすると、さらに関連したキーワードを抽出してくれます。
3️⃣ 表示されたキーワードを確認する
関連した見出し抽出が次から次へと表示されますが、無料の場合はキーワード調査が1日50回、見出し抽出は1日15回に制限されているので、注意してください。
YouTubeの穴場ワードが探し出せる
4 YT Rival Finder
登録者数が少ないチャンネルで再生回数が多いことは、ニーズがある可能性があります。そのような“YouTubeの穴場キーワード“を探し出せるツールになります。
有料版に申し込むことで全てのサービスを利用することができます。無料版であれば、1日に3個まで検索することが可能です。
Xのトピック情報をまとめてチェック
5 Yahoo!リアルタイム検索
「いま」盛り上がっている話題をランキング形式で見られるほか、電車遅延や災害時などの「いざ」という時の最新の状況を把握したり、スポーツや芸能、アニメやゲームなどの趣味の情報をチェックしたりと、生活の様々なシーンで活用できます。Twitterで盛り上がっているニュースやおもしろ画像/動画などの話題情報もチェックできます。
X(twitter)上で話題になっているキーワードが表示されます。キーワードを押すと、そのキーワードを含む一覧で表示されます。
X(twitter)上で話題になっている人気のツイートが最大40件表示されます。
Google広告の便利ツール
6 キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、SEOやリスティングといったWebマーケティングのキーワード調査やキーワード選定を支援するGoogle広告の運用ツールのことです。このツールは無料で使えてうまく活用すれば、検索ユーザーへアプローチするためのキーワード(検索クエリ)が選べます。
サジェスト機能
一般的にサジェストとは、「提案する」「示唆する」という意味です。インターネット業界では、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力して表示される「候補」のことをサジェストキーワードと呼びます。
例えば、「東京」と入力すると自動的に「バナナ ラッコ」「天気」などのキーワードが表示されます。このようなサジェスト機能があることで、ユーザーは欲しい情報に早く辿り着くことができます。そのため、GoogleだけでなくYouTubeやInstagram、Amazonなどもサジェスト機能がよく使用されています。
「サジェストキーワード」と「関連キーワード」は必ずしも一致するわけでありません。それぞれの違いについては下記のようになります。
種類 | 意味 |
---|---|
サジェストキーワード | 過去に自分もしくは他のユーザーが検索したことがるキーワードが反映されます |
関連キーワード | 検索ワードと関連性の高いキーワードになり検索歴に影響されない |
Googleのサジェスト基準
- 一般的な多くのユーザーが検索しているクエリ
- トレンドになりつつあるクエリ
- ユーザーの言語
- ユーザーの検索元の位置
- ユーザーのニーズを予測したクエリ
▶️ サジェスト汚染とは?
サジェスト汚染とは、商品やサービスの名称、また企業名、個人名などを検索エンジンに入力した時に、「ブラック」「態度が悪い」「詐欺」「不倫」といったネガティブなキーワードがサジェストとして表示されることを言います。
事実かどうかに関わらず表示されるので、自社の商品、サービス、企業名を検索した場合に、どのようなサジェスト表示がされるのか確認してください。購入を検討しているユーザーがその記事や投稿を見ている可能性があります。どのような印象を与える内容になっているのか、必ずチェックしてください。
サジェスト汚染の対処方法
- 1)削除申請を行う
-
サジェストがオートコンプリートポリシーに反していると考えられる場合は、Googleに報告することで削除依頼することができます。
- 2)プロに依頼する
-
「サジェスト汚染」「ネット風評被害」といったキーワードで検索をすると、その手に強いあらゆる対策業者が出てきます。Googleに報告しても削除してもらえず、悪質な誹謗中傷や風評被害で困っている場合は、このような対策業者に依頼をし問題を特定してみるのも一つの手段です。
検索窓にキーワードを入力してサジェストを調べる場合、本人の傾向で検索結果が偏ったり、表示される数に限りがあったりして、具体的に調査することはできません。深掘りしてサジェストキーワードを調べたい場合は、サジェストキーワードを分析する機能を取得できる無料ツールを使うのがおすすめです。
▶️ Keyword Tool
Keyword Toolは、キーワードプランナーの代わりとして最もよく利用されるキーワードツールの1つです。キーワードプランナーでは取得できない何千ものキーワードを発見でき、SEOの著名人からも評価されてるので優れたツールです。世界中の言語にも対応しており、無料から利用でき、高スペックの有料版も用意されてます。
無料版では上位しか検索ボリュームが表示されませんが、関連したキーワードは表示されます。英語の表示もされるので、インバウンド向けのコンテンツやハッシュタグなどにも役立ちます。
▶️ ラッコキーワード
対象キーワードを入力するだけで、Googleやyahoo、bingなどのサジェストキーワードを調査することができます。
▶️ keyworld.io
海外のサジェストキーワードツールです。
Googleをはじめ、「amazon」「alibaba」「eBay」などの大手サイトのサジェストキーワードも抽出することができます。
共起キーワード
共起語は、特定のキーワードやフレーズと一緒に頻繁に出現する単語を指します。 例えば、コーヒーであれば「カフェイン」「ブラック」「ミルク」「カフェ」などが考えられます。 これらの単語は、文章やコンテンツ内で「コーヒー」と一緒に使用されることが多いため、関連性が高いと言えます。
共起語が、特定の指定したワードに対して「関連性がより強く、それぞれのコンテンツに出現頻度の高い言葉」であるのに対し、サジェストワードは、特定の指定したワードに対して「セットで検索されやすいキーワード」のことです。
共起語を活用することで、記事の方針を定めやすくなります。たとえば、あるテーマについて記事を書く場合、そのテーマに関連する共起語を事前に理解しておくことで、どの流れで記事を制作した方がわかりやすくなるかについて理解できます。
▶️ ラッコキーワード
ラッコキーワードでは検索上位20サイトの文章データを分析し、共起語を抽出する機能を提供しています。SEOで既に結果を出している上位サイトが、どういった内容を取り扱っているのかを、キーワード単位で分析することができます。検索ユーザーが求めているコンテンツの把握にお役立てください
カフェで共起語を検索した結果になります。
検索結果の表示項目
- 共起語
- 共起回数ページ全体
- 共起回数タイトル
- 共起回数見出し
- 出現サイト数ページ全体
- 出現サイト数見出し
類語辞典
類語辞典は、単に言い換えを提供するだけでなく、言葉の選択肢や表現力を高め、より精緻な文章やスピーチを作成するための重要なツールです。
同義語や類義語の提供 | 一つの単語に対して、意味が似ている別の単語を提示してくれます。文章を書く際に、表現の幅を広げたり、同じ単語の繰り返しを避けたりするのに役立ちます。 |
ニュアンスの違い | 単に同義語を列挙するだけでなく、単語ごとの微妙なニュアンスの違いや使用される文脈についての説明が含まれる場合があります。これにより、適切な単語を選ぶ手助けになります。 |
使い分けの説明 | 特定の単語がどのような場面で使われるか、フォーマル・インフォーマルなシチュエーションでの違いなど、単語の使い分け方について説明が記載されていることがあります。 |
文法や語法の情報 | 単語の形態変化や、どのような文法構造で使われるかについての情報が含まれる場合もあります。 |
語彙力向上に役立つ | 類語辞典を活用することで、知らなかった単語や表現に出会い、新たな語彙を学ぶことができ、文章や会話の質を高めることができます。 |
分野ごとの類語 | 専門的な用語や特定の分野に関連する単語についても、類義語や関連用語を提供することがあります。これにより、専門的な文章を作成する際にも活用できます。 |
▶️ 連想類語辞典:日本語シソーラス
日本語は英語などと違って、同じ意味でも別の言い方をする同意語や連想語があります。連想類語辞典では、キーワードに文字を入力することで、関連する別の言い方を表示してくれます。
▶️ Weblio類語辞典
Weblioは、特定のキーワードを入力して、その語句における類語が抽出でき、関連語が取得できるキーワードツールです。「類語」の検索サイトにおいてもっとも有名であり、無料から利用できるので気軽に活用できます。同じような文章のや語句の言い回しを避けたいときに類語を活用することで、文章に幅を付けることができ、かつSEOにおいても重要な視点となります。
キーワードの人気度チェック
検索ボリュームとは、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで、キーワードがどれだけ検索されたのかを示す回数のことであり、一般的には1ヶ月で集計された月間検索ボリュームを利用してキーワードの選定が行われます。月に1回のデータを利用する理由は、季節や時期によってトレンドとなるキーワードが変化し続けるためです。
そのため検索ボリュームを扱う時は、人気のキーワードを使うだけではなく、推移を予測して選択していくことも重要です。たとえば美容化粧品を扱う場合、夏になると「紫外線」や 「UVカット」などのキーワードを使ったり、冬になると「乾燥」や「保湿ケア」などの言葉を使ったりします。シーズンに突入してしまうと他の記事や投稿にもキーワードが使用されます。競合が増える前に先読みすることで、ライバルに差をつけることができます。
検索ボリュームには、どの程度注目度があるのかを表す目安が存在しています。マーケターの中では回数に応じて3段階に分けられています。明確な定義がある訳ではありませんが、キーワードを紹介される際の共通言語として把握しておきましょう。
月間ボリュームの目安 | 呼び名 |
---|---|
100〜1000回以下 | ロングテールキーワード スモールキーワード |
1000〜10000回以下 | ミドルワード |
10000回以上 | ビックワード |
検索ボリュームの目安について紹介しましたが、検索回数が多いビックワードを選べばいいというわけではありません。ビックワードは興味を持っている人が多い可能性がありますが、そのワードを使用した競合相手も増えるため、自分たちの記事や投稿が上位表示されにくい現象が起きます。一方でスモールワードは競合相手が少ないため、検索にヒットすれば上位表示されますが、そもそも検索している頻度が少ないため、目標数値に辿り着かない可能性があります。
そこで、おすすめなのが、スモール、ミドル、ビックのワードをそれぞれ盛り込む方法です。ビックワードの中からメインキーワードを決めます。関連するワードをミドルワードやスモールワードにすることで、表示されるチャンスが広がります。
検索ボリュームを調べた時に数字の大きさを確認することはもちろんですが、数値が多い要因を確認することをおすすめします。テレビや雑誌などによるニュースはもちろん、YouTubeやInstagramなどによる投稿など、検索ワードが増えている理由を把握することで、関連するワードが検索される可能性が高くなります。
同じ言葉であってもユーザーによって捉え方や求めている情報が異なります。メインターゲットを設定して、ビックワードやミドルワードを組み合わせて、視聴されるチャンスを高めていきましょう。
トレンドとなる言葉には、季節や時期的要因も関わってきます。例えば、寒い冬なのに冷房や半袖などのキーワードを使っても限られた人にしか興味を持たれません。季節外れのキーワードは集客や売上につながりにくくなります。検索意図を考慮して、季節や時期によってユーザーがどのようなことを考えているのか、分析することが成功の近道になります。
▶️ aramakijake.jp
競合検索予測と検索数予測が両方とも調べられるツールになります。調べ方はシンプルになっており、検索ワードを入力すると、[Yahoo!Japan]と[Google]の検索結果が表示されます。競合検索を予測したい場合は、調べたい言葉と競合サイトのURLを入力して検索できます。
まとめ
訴求力のあるタイトルや企画のテーマを立案する際も、トレンドキーワードやトピックワードを素早く入手する必要があり、その言葉を必要な目的に応じて発見することができるようになることは、マーケターとしても重要なスキルになります。今回紹介した方法は無料になりますが、有料版になるとさらに細かいキーワードや情報を得ることができます。皆さんの目的や目標に応じてツールを使い分けていきましょう。
お知らせ
CEVSTYでは、スタッフが撮影したり編集ができるための研修サービスを用意しています。スタッフが広報力を身につけることで、訴求力のある情報を発信することができ、良好なイメージを構築・維持することができるようになります。
現在提供しているサービスについては、企業の状況に合わせてオーダーメイドで研修を組み立てるため、年間でのご契約に限りがございます。ご興味があるご担当者様は取り急ぎ、お問い合わせ等をしていただけると幸いです。