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アプリ広告とは、スマートフォン・タブレット・PCなどで使われるアプリの中に表示される広告を指します。アプリ使用時に画面の上や下、ポップアップなど、さまざまな手法で表示されているため、ユーザーの目に入りやすいことが特徴です。
🟦 こんな方へオススメ
- コストを抑えて広告したい
- スマホ利用者に訴求したい
- コンバージョンを高めたい
- キャンペーンを成功させたい
🟦 習得内容
- アプリ広告の特徴
- 広告の種類と費用
- アプリ内の出稿方法
- 失敗から学ぶ広告戦略
レッスン内容
レッスン
アプリ広告とは
1️⃣ アプリ広告のメリット
| 🟧 ターゲット広告 | アプリ内広告は、ユーザーの行動履歴、興味、地理的位置などのデータを活用して、非常に特定のターゲットに広告を表示できます。これにより、広告の精度が高まり、ユーザーに魅力的なコンテンツを提供できます。 |
| 🟧 高いエンゲージメント | アプリユーザーはアプリ内でアクティブな状態にあり、広告がアプリの一部として表示されるため、ユーザーのエンゲージメントが高まります。ターゲットユーザーは広告に興味を持ちやすい傾向があります。 |
| 🟧 デバイス機能の利用 | アプリ内広告はデバイス機能を活用できます。位置情報、カメラ、通知、加速度計などの機能を組み合わせて、クリエイティブな広告キャンペーンを実施できます。 |
| 🟧 リエンゲージメント | アプリ内広告は既存のユーザーにアプリに戻ってもらうために有効です。特別なプロモーション、割引、新機能を通じてユーザーを再び引き寄せることができます。 |
| 🟧 ブランド認知 | アプリ内広告はユーザーのホーム画面やアプリ内メニューに表示され、ブランドやアプリに関する認知度を高めます。ユーザーは日常的にアプリを使用するため、ブランドとの接触が増加します。 |
| 🟧 クリック率の向上 | アプリ内広告はユーザーがアプリにアクセスするために直接タップする仕組みを提供します。このため、クリック率が高く、広告からのトラフィックやコンバージョンが増加する可能性があります。 |
| 🟧 広告主の提供する価値 | アプリ内広告を通じて、広告主はユーザーにとって価値ある情報や機会を提供できます。割引クーポン、プロモーションコード、新製品の情報などが含まれます。 |
| 🟧 データ収集 | アプリ内広告はユーザーの行動データを収集し、広告キャンペーンをパーソナライズするための洞察を得ることができます。 |
2️⃣ アプリ広告の仕組み
🟧 運用型
運用型とは、アプリの運営会社を通し広告を配信する型を指します。広告が配信できるアプリは限られるものの、ターゲットの設定は広告主が行えるため、ピンポイントでユーザーを狙うことが可能です。はじめてアプリ広告を配信する場合、ターゲット設定に迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、自動でのターゲティングを提供しているアプリ会社もあるため、利用するのも1つの方法です。
🟧 純広告型
純広告型とは、広告枠を買い取って広告を掲載する型式を指します。ほかの広告型式とは異なり、契約期間の間は常に同じ場所で広告を表示させることが可能です。ターゲット設定が不要なため手間がかからず、多くのユーザーに訴求できる型式といえます。
🟧 ネットワーク型
ネットワーク型とは、広告配信プラットフォームを運営している会社に広告配信を依頼する型式を指します。広告配信プラットフォームでは多数のアプリで独自のネットワークを作り上げているのが特徴です。そのため、広告主がターゲティングと広告設定を行えば、すぐに適したアプリで広告を表示させられます。なお、運用型と同様に自動でターゲティングを行うことも可能です。
レッスン
広告の種類と費用相場
1️⃣ アプリ広告の配信型
🟧 クリック課金型
クリック課金型とは、ユーザーがクリックするごとに料金が発生する型式のアプリ広告を指します。広告をクリックするというアクションを起こされなければ費用がかからないため、無駄なコストをかけたくない場合に向いています。
🟧 期間契約型
契約期間型とは、契約期間内のみ広告を表示する型式を指します。広告を表示する箇所を買い取るため、料金の変動がなく、ほかの型式と比較すると広告予算を組みやすい型式です。ターゲットを指定する必要が無いため、ユーザー層に関係なくアプローチをかけたい場合に向いています。
🟧 インプレッション課金型
契約期間型とは、契約期間内のみ広告を表示する型式を指します。広告を表示する箇所を買い取るため、料金の変動がなく、ほかの型式と比較すると広告予算を組みやすい型式です。ターゲットを指定する必要が無いため、ユーザー層に関係なくアプローチをかけたい場合に向いています。
🟧 成果報酬型
成果報酬型とは、広告にアクセスしたユーザーが実際にアプリをインストールしたり、商品を購入したりすることで利益が発生する型式を指します。販売する商品の価格が高額であるほど利益も高くなりますが、一方で成果が得られたときに発生する広告費用も高く付くのが特徴です。
2️⃣ 動画インタースティシャル広告
| 🟧 仕組み | 動画インタースティシャル広告とは、次のページに遷移するときやアプリを開いたタイミングで画面に表示される広告型式になり、自動再生とクリック再生のフォーマットがあります。動画リワード広告との違いは、動画リワードはユーザーがインセンティブを得るために広告を自ら視聴しますが、インタースティシャル広告は画面が切り替わるなどのフローの中で表示されます。 |
| 🟧 事例 | 複数のレベルやステージが切り替わるゲームアプリの場合は、そうした切り替えの合間にインタースティシャル広告を表示することをおすすめします。レベルやステージが切り替わる合間は自然な休憩時間になるため、ユーザーは落ち着いてインタースティシャル広告を見ることができます。複数のページやセクションがあるゲーム以外のアプリでは、ユーザーが利用したページ数や操作数がある程度の数に達した時点でインタースティシャル広告を表示するようにします。ユーザーが操作するたびに広告を表示することは避けた方が良いとされています。 |
| 🟧 最適なアプリ | インタースティシャル広告は、使い方が一方向に進むアプリに最適です。つまり、始まりと終わりの地点が明確に決まっているアプリです。この要件に合わないアプリ（例: フラッシュライト アプリといったユーティリティ アプリなど）では、別の AdMob 広告フォーマット（バナー広告など）の利用などが推奨されます。 |
| 🟧 注意点 | インタースティシャル広告はユーザーにとってストレスにつながりやすい側面もあるため、ユーザーの意図しないクリックを誘発しないよう表示させるタイミングへの配慮や、フルスクリーンで表示させる場合は操作性を損なわない画面サイズを考慮するなど、ユーザービリティを意識して導入することが望まれます。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）クリック課金型 クリック数×約40〜350円 2）インプレッション課金型 インプレッション数×約0.5〜3円 3）契約期間型 想定インプレッション数×約0.5〜3円 |
3️⃣ 動画リワード広告
| 🟧 仕組み | 動画リワード広告とは、アプリ内で使用可能なインセンティブ（アイテムやライフ等）をユーザーに付与する代わりに、約15秒〜30秒程度の動画広告を表示する広告フォーマットです。強制視聴型の動画広告と違い、動画視聴を希望したユーザーにのみインセンティブを付与する点で、一般的な動画広告とは異なるものです。動画視聴後に付与するインセンティブの例としては、ゲーム内で使えるアイテムやコンティニューの権利、ツール系アプリの場合は有料の機能を限定的に開放する、などがあります。 |
| 🟧 期待効果 | 1）認知度を高める リワード広告は、報酬を手に入れるためにユーザー自身が選んだ広告なので、ユーザーがサービスや商品に対して悪いイメージを持ちにくく、動画再生に対して抵抗が少ないため、最後まで視聴されやすいのが特徴です。動画を最後まで見ることで、商品やサービスの内容が伝わりやすくなるでしょう。実際に手に取ってみようという機会も与えられるため、コンバージョンアップにつながります。 2）課金しやすくなる 用できるサービスも多いです。そのため、実際はお金は払っていないものの、課金体験ができるのです。本来は課金に抵抗があるユーザーも、報酬としてもらったポイントやコインは気兼ねなく使うでしょう。このような課金の疑似体験を行うことで、実際の課金でどのようなサービスが受けられるのか、どんなに便利かがわかります。そのため、ユーザーの課金率をアップさせる効果が期待できます。 3）掲載方法の多様性 広告は、他の広告よりも掲載方法の幅が広いのもメリットです。たとえば、ゲーム内アプリでの広告掲載の場合、アイテムを手に入れるために必要な報酬が得られるのなら、リワード広告の視聴も苦にならないでしょう。また、リワード広告の報酬もポイントやアイテムに限りません。アプリを円滑に進めることができるために必要な条件を報酬にすることで、よりリワード広告の実用性をユーザーに感じさせることができます。 |
| 🟧 広告のメリット | 1）スマホユーザーへ訴求する 1人1台スマホを持つ時代となり、情報取得や余暇時間を楽しむためにスマホは欠かせない存在となりました。スマホユーザーは、インターネットを使用した情報収集や、マンガや動画、ゲームといったアプリ日々使いこなし、一日の時間の数割をスマホの利用に費やしています。そのため、スマホユーザーが使用するアプリの合間に、リワード広告を利用して自社製品の訴求を行うことは企業にとって大変効果のあるマーケティング戦略のひとつと言えます。 2）視聴者にも利益をもたらす スマホアプリを利用している時に、急に差し込まれる広告動画と、あらかじめ報酬が提示され、使用の有無を選べるリワード広告では、ユーザーにとってどちらが忌避感がないかは明確です。リワード広告は、動画を見て報酬を得る、という行動を自身で選んで行います。そのため、企業広告へマイナスイメージを持たれにくいです。マイナスイメージなく、視聴者へ商品やサービスの紹介が行えるため、企業側としても大きなメリットがあります。 3）広告費を節約する 広告費の節約にもリワード広告は有効です。リワード広告を含むアフィリエイト広告を使った手法は、成果が出た時のみに報酬を支払うシステムのため、他の宣伝費用と比較すると費用対効果が高く、人気があります。また、リワード広告は、ユーザーが意図せずに目にするバナー広告等の広告類とは異なり、ユーザーが自ら選んで表示する広告です。そのため、気に入れば高い評価を付けたり、SNSで情報を拡散してくれたりという効果も期待できます。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）インプレッション 400円〜 1,000円 2）クリック課金 50円〜200円 |
| 🟧 アプリとの相性 | 1）ゲームアプリ 個人で開発されたゲームアプリで動画リワード広告が採用され大きな収益化、話題になったのをきっかけに、その後様々なゲームアプリで採用されました。大型タイトルゲームを扱う会社が動画リワード広告に関心を持つようになり、中小規模のゲームタイトル、企業では動画リワード広告の採用が進みました。 2）書籍アプリ アプリゲームと同じくらい動画リワード広告が採用されている業種の一つがマンガや書籍を配信しているアプリです。無料でマンガや書籍を閲覧できるアプリが急増している中、アプリのマネタイズとして動画リワード広告を採用している企業が多くあります。 3）ツールアプリ アプリゲームや漫画アプリには劣りますが、最近導入が増えている業種として便利ツールアプリがあります。便利ツールアプリの機能制限を期間限定で解除することをインセンティブに設定して、動画リワード広告を配置する事例が増えています。 |
4️⃣ インフィード広告
| 🟧 仕組み | インフィード広告とは、「ソーシャルメディアやモバイルサイトのフィード（feed）の中（in）に表示される広告」という意味で、コンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことを指します。FacebookやTwitterなどのSNSでタイムライン上に表示される広告をイメージされるとわかりやすいかもしれません。テキストと画像を組み合わせたものが一般的で、クリック課金形式となっているケースがほとんどです。 |
| 🟧 期待できる効果 | 1）高いクリック率 インフィード広告はコンテンツに調和して表示されるため、ユーザーの注意を引きやすく、通常は高いクリック率を実現します。ユーザーが広告に興味を持ちやすい環境が整っています。 2）高い視認性 インフィード広告はコンテンツと同じ流れに組み込まれているため、広告がスクロールする間に何度もユーザーの視線に触れます。これは広告の視認性を高める要因となります。 3）ユーザーエクスペリエンス インフィード広告は違和感を与えず、ユーザーエクスペリエンスを損なわないため、ユーザーが広告をブロックする傾向が低いです。広告とコンテンツが調和していることが重要です。 4）ターゲット広告の精度向上 インフィード広告は通常、ユーザーの関心や行動に基づいてターゲット設定できるため、広告が適切な受け手に表示される確率が高まります。これは無駄なクリックや表示を減少させます。 5）コンバージョン向上 よく設計されたインフィード広告は、ユーザーをコンバージョン（購入、登録、ダウンロードなど）に導くのに効果的です。広告のコンテンツやデザインが魅力的で説得力があれば、コンバージョン率が向上する可能性が高まります。 |
| 🟧 広告の特徴 | 1）ナチュラルな表示 インフィード広告は、コンテンツと調和しているため、ユーザーに自然な広告体験を提供します。広告がコンテンツと一体となっているため、違和感が少ないです。 2）スクロール可能 ユーザーがコンテンツをスクロールすると、新しい広告が表示されることがあります。これにより、広告がユーザーの注意を引きつける機会が増えます。 3）ターゲット広告 インフィード広告は、ユーザーの関心や行動に基づいてターゲット設定できるため、効果的な広告キャンペーンを実施するのに役立ちます。 4）クリックスルー率の向上 ナチュラルな配置とターゲット広告の組み合わせにより、インフィード広告は通常、高いクリックスルー率を実現できます。 5）モバイル対応 インフィード広告は、モバイルデバイスでの利用にも適しており、ユーザーのスマートフォンやタブレットで効果的な広告キャンペーンを展開できます。 |
| 🟧 注意点 | 1）ユーザーエクスペリエンス インフィード広告はコンテンツに調和して表示されるため、ユーザーに違和感を与えないように注意が必要です。広告が過度に主張的でなく、ユーザーのブラウジングや閲覧体験を損なわないようにしましょう。 2）適切なターゲティング インフィード広告の成功には、正確なターゲット設定が不可欠です。広告を適切なユーザーセグメントに表示し、関心を引く広告メッセージを提供することが重要です。 3）コンテンツの品質 インフィード広告のコンテンツは、コンテンツと同じくらい魅力的で高品質である必要があります。広告がユーザーに価値を提供し、説得力がある場合、ユーザーは広告をクリックしやすくなります。 4）デザイン一貫性 インフィード広告のデザインは、ウェブページやアプリのデザインに調和するように設計する必要があります。一貫性がないデザインはユーザーにとって不快な体験となりえます。 5）適切な頻度制御 過度な広告の表示はユーザーをイライラさせる可能性があるため、インフィード広告の表示頻度を適切に制御しましょう。 6）コンプライアンス ユーザーのデータプライバシーに配慮し、適切な法的規制や規制当局のガイドラインに従い、データ収集と広告のパーソナライゼーションを行う必要があります。 7）テストと最適化 インフィード広告の効果を確認し、広告のコンテンツ、デザイン、およびターゲティングを定期的にテストおよび最適化することが重要です。データと分析を活用して広告キャンペーンを改善しましょう。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）クリック課金型 （CPC）20〜70円／1回 2）インプレッション課金型 （CPM）200〜800円／1000回 3）エンゲージメント課金型 50〜300円／1回 4）期間契約型 想定インプレッション数×約10〜100円 |
5️⃣ オファーウォール広告
| 🟧 仕組み | オファーウォール広告（Offer Wall Advertising）は、主にモバイルアプリやゲーム内で見られる広告形式の一つです。この広告形式では、アプリ内で特定のアクションを実行するユーザーに対して報酬を提供する仕組みが含まれています。 |
| 🟧 期待できる効果 | 1）ユーザーエンゲージメントの向上 オファーウォール広告はユーザーに対して対話型の要素を提供し、ゲームやアプリにおけるエンゲージメントを高めるのに役立ちます。ユーザーが広告に参加することで、アクティブなユーザーとしての参加感を感じることができます。 2）ユーザー獲得とリテンションの支援 オファーウォール広告は、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーのリテンションに寄与することがあります。新しいユーザーがアプリをダウンロードし、アクションを実行することで、アクティブなユーザーベースが拡大し、リテンション率が向上する可能性があります。 3）収益の増加 アプリ開発者や運営者は、オファーウォール広告を通じて収益を増加させることができます。広告主は報酬を提供し、ユーザーが広告に応じることで広告主に対する収益が生まれ、その一部がアプリ運営者に還元される仕組みです。 4）データ収集とパーソナライゼーション オファーウォール広告は、ユーザーの行動と嗜好に関するデータを収集できるため、広告キャンペーンのターゲティングとパーソナライゼーションに役立ちます。これにより、より効果的な広告を提供できます。 5）アプリ内広告の多様性 オファーウォール広告は、アプリ内広告の多様性を提供し、バナーやインタースティシャル広告などと組み合わせて利用できます。これにより、収益の多元化が可能となります。 |
| 🟧 広告の特徴 | 1）報酬型広告 ユーザーは、広告を視聴したり、別のアプリをダウンロードしたり、課金を行ったりなどの特定のアクションを実行することで、報酬を受けることができます。この報酬は通常、アプリ内通貨、ゲーム内アイテム、クーポン、割引などの形式で提供されます。 2）アプリ内で提供 オファーウォール広告は、ユーザーが現在利用しているアプリ内に表示されます。ユーザーはアプリを離れずに広告にアクセスできるため、ユーザーエクスペリエンスを妨げずに広告を利用できます。 3）ユーザーエンゲージメント ユーザーがオファーウォール広告を通じて報酬を得るために、広告内の指示に従ったり、広告主の提供するアクションを実行したりします。このプロセスはユーザーのエンゲージメントを高め、アプリやゲームへの関与を増加させる助けになります。 4）広告主と開発者の提携 オファーウォール広告は、アプリ開発者や運営者と広告主（通常、アプリやサービス提供者）との提携に基づいて実現されます。広告主はユーザーアクションに応じて報酬を提供し、開発者はその一部を収益として受け取ります。 5）ターゲット設定 オファーウォール広告は、ユーザーに特定のアクションを促すためにターゲット設定が行われます。これにより、特定のユーザーグループに対して最適な広告が提供されます。 |
| 🟧 注意点 | 1）ユーザーエクスペリエンス ユーザーエクスペリエンスを損なわないように配慮が必要です。報酬型広告を適切に設計しないと、ユーザーが広告に過度に誘導されたり、不快な体験をすることがあります。 2）報酬の透明性 ユーザーに報酬の内容と条件を明確に伝えることが重要です。ユーザーが何を期待できるかを理解しやすくし、誤解や不満を減少させるために報酬の説明が必要です。 3）広告の品質 提供される広告やアクションは品質が高く、安全であるべきです。悪質な広告やアプリを紹介することで、ユーザーの信頼を損なうリスクがあります。 4）不正行為への対策 不正なクリックやアクションを防ぐためのセキュリティ対策が必要です。不正行為が行われると、信頼性が低下し、報酬が正当なユーザーに提供されない可能性があります。 5）コンプライアンス ユーザーデータの収集や広告に関連するプライバシーと法的規制に準拠することが必要です。データの取り扱いやパーソナライゼーションに注意を払い、プライバシーを尊重しましょう。 7）モニタリングと最適化 オファーウォール広告のパフォーマンスを定期的にモニタリングし、改善の余地があれば最適化を行うことが重要です。データ分析を活用して広告キャンペーンを改善しましょう。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）クリック課金型 クリック数×約40〜200円 2）インプレッション課金型 インプレッション数×約0.7〜2.0円 3）契約期間型 想定インプレッション数×約0.3〜2円 |
6️⃣ バナー広告
| 🟧 仕組み | アプリケーションを起動している際に、画面の上部または下部に掲載される広告です。テキスト、画像、動画と、あらゆる広告を掲載枠内に表示できます。アプリケーションの最初から最後まで、あらゆる場所に表示されます。そのため、潜在ユーザーへの認知を目的としたアプローチも可能です。 |
| 🟧 期待できる効果 | 1）ユーザーエンゲージメントの向上 バナー広告はアプリ内のコンテンツに統合されているため、ユーザーが広告をクリックしやすく、広告主との相互作用が増加します。これにより、ユーザーがアプリをより活発に使用する可能性が高まります。 2）ターゲット広告の精度向上 バナー広告を利用すると、広告主はユーザーの興味、行動、デモグラフィック情報などに基づいて広告をターゲットできます。これにより、広告のパーソナライゼーションが向上し、効果的なターゲット広告が提供できます。 3）ユーザーエクスペリエンスの保持 適切に設計されたバナー広告は、アプリのユーザーエクスペリエンスを損なわずに収益を得ることができます。ユーザーに過度な広告の邪魔をかけないようにすることが重要です。 4）A/B テストと最適化 バナー広告は簡単に交換できるため、広告のA/B テストを実施し、広告の効果を評価しやすく、最適化できます。これにより、広告キャンペーンの改善が可能となります。 |
| 🟧 広告の特徴 | 1）コンテンツに統合 バナー広告はアプリ内のコンテンツと統合されており、通常、アプリ画面の上部または下部など、コンテンツに沿った位置に表示されます。これにより、広告がアプリの一部として自然に見えるため、ユーザーに違和感を与えずに広告が表示されます。 2）クリック可能 バナー広告は通常、ユーザーがタップまたはクリックして広告を拡大したり、リンク先のウェブページに移動したりすることができます。これにより、ユーザーが広告に対話し、広告主の提供する情報やサービスにアクセスできます。 3）固定またはスクロール バナー広告は通常、固定またはスクロールする広告ユニットとして配置されます。固定バナー広告は画面の上部または下部に固定され、スクロールバナー広告はユーザーがコンテンツをスクロールする間に表示位置が変わります。 4）多様なサイズ バナー広告はさまざまなサイズで提供され、アプリのデザインやスクリーンサイズに合わせて調整できます。一般的なバナー広告のサイズには320×50ピクセル、728×90ピクセルなどがあります。 |
| 🟧 注意点 | 1）ユーザーエクスペリエンス ユーザーのエクスペリエンスを損なわないように設計しましょう。過度に多くの広告を表示することや、広告がコンテンツを遮ることはユーザーに不快感を与え、アプリの利用を妨げる可能性があります。 2）広告の配置 バナー広告の配置は慎重に考える必要があります。広告が画面のコンテンツと調和し、ユーザーに違和感を与えないようにしましょう。通常、画面の上部または下部に配置されます。 3）広告のデザイン 広告のデザインはアプリのスタイルに合致するようにし、アプリのデザインに統合させることが重要です。一貫性のあるデザインはユーザーに信頼感を与えます。 4）適切なターゲティング ユーザーに関連性のある広告を表示するために、適切な広告ターゲティングを行いましょう。ユーザーの行動履歴や嗜好に基づいて広告をカスタマイズすることが有効です。 5）広告の頻度制御 過度な広告の表示はユーザーに対してイライラを引き起こす可能性があります。広告の表示頻度を適切に制御し、ユーザーにとって適度なバランスを保つことが大切です。 6）広告のテストと最適化 広告のデザイン、メッセージ、およびターゲティングを定期的にテストし、データと分析を活用して広告キャンペーンを改善しましょう。効果的な広告を提供するために継続的な最適化が必要です。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）クリック課金型 クリック数×約40〜200円 2）インプレッション課金型 インプレッション数×約0.5〜1.5円 3）契約期間型 想定インプレッション数×約0.1〜1円 |
7️⃣ アイコン広告
| 🟧 仕組み | アイコン広告とは、アプリ内で表示されているアイコンを模したような見た目の広告を指します。アプリの画面になじみやすく広告とはわかりにくいため、ほかの広告と比較してクリックしてもらえる可能性が高いことが特徴です。 |
| 🟧 期待できる効果 | 1）リエンゲージメント 既存のユーザーを再びアプリに引き戻すための効果的な手段として利用できます。アイコン広告を通じて特定の機能やプロモーションをユーザーに提供し、リエンゲージメントを促進できます。 2）ブランド認知 アイコン広告はユーザーのホーム画面に常に表示されるため、ブランド認知を高める効果があります。ユーザーがアプリアイコンを毎日見ることで、ブランドやアプリへの認知度が向上します。 3）継続的な広告効果 アイコン広告は一度ユーザーのホーム画面に配置されると、継続的に広告の効果が維持されます。ユーザーはアプリアイコンを通じて常に広告と接触するため、長期的な広告キャンペーンに適しています。 4）クリック率の向上 アイコン広告はユーザーがアプリにアクセスするために直接タップする仕組みを提供します。このため、クリック率が高く、広告からのトラフィックやコンバージョンが増加する可能性があります。 5）アプリ内売上の増加 アイコン広告を通じてユーザーに誘導して特定のアクション（例: 製品購入、サービス利用、広告主のウェブサイト訪問など）を実行させることで、アプリ内売上を増加させることができます。 6）パーソナライゼーション アイコン広告を使用すると、ユーザーの行動データを収集し、広告キャンペーンをパーソナライズするための洞察を得ることができます。 |
| 🟧 広告の特徴 | 1）アイコン形状 アイコン広告は通常、アプリのアイコンと同様の形状を持っています。これにより、ユーザーのホーム画面に表示され、アプリとして認識されます。 2）直接アクセス ユーザーはアイコン広告をタップすることで、広告主のアプリまたはウェブページに直接アクセスできます。アプリのダウンロード、製品購入、情報アクセスなどが簡単に行えます。 3）リエンゲージメント 既存のアプリユーザーを再びアプリに引き戻すために有効です。特定のアクションやプロモーションを通じて、ユーザーをアクティブに保つことができます。 4）ブランド認知 アイコン広告はユーザーのホーム画面に表示されるため、ブランドやアプリに関する認知度を高めます。ユーザーは日常的にアプリのアイコンを目にすることから、ブランドとの接触が増加します。 5）継続的な広告効果 アイコン広告は一度ユーザーのホーム画面に配置されると、継続的に広告の効果が維持されます。ユーザーはアプリアイコンを通じて常に広告と接触し、長期的な広告キャンペーンに適しています。 6）クリック率の向上 アイコン広告はユーザーがアプリにアクセスするために直接タップする仕組みを提供します。このため、クリック率が高く、広告からのトラフィックやコンバージョンが増加する可能性があります。 7）広告主の提供する価値 アイコン広告は広告主が特別なプロモーション、割引、新機能などを提供するための効果的な手段として利用できます。ユーザーにとって価値ある情報や機会を提供できます。 8）データ収集 アイコン広告を使用すると、ユーザーの行動データを収集し、広告キャンペーンをパーソナライズするための洞察を得ることができます。 |
| 🟧 注意点 | 1）ユーザーエクスペリエンスの維持 アイコン広告がユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えないように設計しましょう。広告が過度に目立つまたは操作を妨げることがないように注意してください。 2）アプリのコンテキストに合致 アイコン広告はアプリのコンテキストに合致する広告内容であることが重要です。ユーザーが広告を理解し、関心を持つためには、広告がアプリと一貫性があることが求められます。 3）適切な頻度制御 過度な広告表示はユーザーに不快感を与える可能性があるため、広告の表示頻度を適切に制御しましょう。ユーザーにとって受け入れられるバランスを見つけることが大切です。 4）データプライバシー ユーザーのデータプライバシーを尊重し、関連する法的規制に従うことが不可欠です。ユーザーの許可なくデータを収集したり、広告パーソナライゼーションを実施したりしないようにしましょう。 5）広告の品質 広告のクオリティを確保し、欺瞞的な広告や品質の低い広告を避けましょう。ユーザーが価値のある情報や体験を得られるように配慮しましょう。 6）ユーザーオプトアウト ユーザーにアイコン広告を非表示にするオプションを提供することが重要です。一部のユーザーは広告を好まない場合があり、その選択を尊重する必要があります。 |
| 🟧 料金体系と相場 | 1）クリック課金型 クリック数×約10〜80円 2）インプレッション課金型 インプレッション数×約0.05〜1円 3）契約期間型 想定インプレッション数×約0.1〜0.5円 |
レッスン
アプリ内広告の出稿方法
1️⃣ ネイティブ広告を活用する
アプリ内広告としてユーザーに好まれるには、広告の内容がアプリユーザーにとって有益であるかどうか、またアプリとどれだけ関連性があるかどうかか重要なポイントです。そこでよく導入されるのがネイティブ広告です。ネイティブ広告とは、アプリのUIやデザインに自然と溶け込み、まるでアプリ内コンテンツの一つであるかのように広告を表示し、ユーザーの流入を図る広告方法です。
2️⃣ アドネットワークに登録
スマホアプリに実際に上記のような広告を掲載するとなった場合、AdLantisやAdMob、Nendなどのアドネットワークに登録し、掲載を斡旋してもらいます。アドネットワークに登録することで、アドネットワークにある多数のアプリ内に広告を掲載してもらえるようになります。
3️⃣ アプリインストール広告
アプリインストール広告とは、アプリのダウンロードを促すために、Webサイト上の検索画面やSNS上などで表示される広告のことです。アプリインストール広告を流すことで、アプリそのものの訴求を行い、ダウンロード数を高めることができます。アプリ内広告に対し直接的な効果を生むわけではありませんが、アプリ自体も自社で管理している場合などは、このダウンロード数を増やすという施策を取ることによって間接的にアプリ内広告の露出度を高めることができます。
レッスン
失敗から学ぶ広告攻略
1️⃣ 広告を全ての人に表示してしまう
広告をどれくらい許容できるかはユーザーによって違います。広告を全プレイヤーに配信してしまうとかなりの割合でユーザーをイライラさせてしまうでしょう。（その結果離脱してしまう場合もあります。）アプリ内課金に反応をしてくれるユーザーもいれば、広告のほうが反応してくれるユーザーもいるということがデータからわかっています。それゆえに開発者はより賢く、データ主導のアプローチをしてプレイヤー個々の行動に基づいた広告戦略を考えなければいけません。
2️⃣ 不適切なタイミングで表示している
ゲームのミッション失敗やライフポイント減少を除けば、広告はプレイヤーがもっとも見たく無いものです。ゲームで敗北したときやフラストレーションが溜まった時にプレイヤーに広告を表示してしまうと、プレイヤーが離脱してしまう確率がぐんと高くなってしまいます。プレイヤーが広告に接するときの感情の状態は、リテンション率だけではなく、クリックやインストールによって発生する収益にも大きく関わってくるのです。
3️⃣ 注意深すぎる
プレイヤーとの関係はデリケートであることを開発者は理解しています。そのため、多くの開発者が注意深すぎるアプローチをとっており、プレイヤーのライフサイクルのかなり後になるまで広告を表示させないようにしているのです。
このアプローチはプレイヤーには喜ばれるかもしれませんが、一般的にリテンション率の低い無料ゲームでは、広告表示されるまでには多くのプレイヤーが何らかの理由でゲームから離脱してしまっているでしょう。そうすると収益発生の大きな機会損失になってしまいます。
4️⃣ 広告が障害になっている
プレイヤーのエンゲージメントが低いとお金を払ってはくれません。プレイヤーがゲームを離れてしまうもっともよくある理由は、フラストレーションの溜まる課金システムにイライラしてしまうか、しつこい広告がゲーム体験を邪魔してしまうからです。