内部にいると頼りになる最強人材
クリエイティブマーケター
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インフルエンス(influence)とは影響を意味します。インフルエンサーはフォロワーが多いところから、発信することに影響があるアカウントのことを言います。フォローしている人たちはアカウントに興味がある人が多いので、そこで投稿された広告に関心を持ってくれる人が多くなります。
🟦 こんな方にオススメ
- 口コミ効果を狙いたい
- 効率的に訴求したい
- 影響のある人に頼みたい
- 幅広い顧客に訴求したい
🟦 習得内容
- インフルエンサー広告とは
- インフルエンサー広告の費用
- 依頼の方法
- インフルエンサーの選び方
レッスン内容
1️⃣ インフルエンサーとは
インフルエンサーとは主にSNSでの情報発信によって世間や人の思考、行動に対して大きな影響を与える人物の総称です。
🟧 ブロガー(Blogger) | ブログの用途は非常に多様で、有名人が日常の発信やファンとの交流を目的に使ったり、個人でも日記代わりや意見・意思を発信する場所として利用できたりします。2008年の総務省の調査によれば当時1,500万を超えるブログが立ち上げられていたとのこと。近年でもブログの需要は拡大しており、より多くの人がブログを使って情報発信をしています。 |
🟧 ユーチューバー(YouTuber) | YouTuberとは、動画配信サイト「YouTube」にオリジナルの動画を投稿、配信している人を指します。オリジナルのコンテンツを企画・制作して、世の中に笑いや感動、新しい情報を提供したり、問題提起を行ったりするクリエーターです。YouTuberにはバラエティやファッション、ゲーム実況、料理、ビジネス、政治、教育などの幅広いカテゴリーありますが、2Dもしくは3Dのキャラクターの姿を使って、動画投稿やライブ配信を行う「VTuber(Virtual YouTuber)」も存在します。 |
🟧 インスタグラマー | インスタグラマーとは、インスタグラムに投稿した写真や文章によって多くの人に影響を与える人のことです。一般的にはフォロワー数が1万人程度を超えるとインスタグラマーと呼ばれます。インスタグラマーは芸能人だけでなく一般人もたくさんいます。インスタグラマーの情報のジャンルは料理やファッション、美容、風景、その他ライフスタイルなどさまざまです。大勢のフォロワーのいるインスタグラマーの中には、情報を発信することで収入を得ている人もいます。その収入は、企業から直接依頼を受けて、商品やサービス、イベントなどについてPRすることで得られています。 |
🟧 ティックトッカー(TikTokker) | 動画共有サービス「TikTok(ティックトック)」で動画を配信する人のことです。TikTokはYouTubeとは異なり15秒/60秒尺の動画フォーマットが決まっており、またある程度動画の型が決まっているので誰でも簡単に撮影することができるのが魅力的です。また、TikTokでは動画が表示される頻度が全員に平等に与えられています。そのため、TikTokでは誰でも人気ティックトッカーになれるチャンスがあるのです。 |
2️⃣ 広告のメリット
🟧 口コミ効果 | さまざまな情報に触れられることから、企業が発信する情報だけで商品購入を決めるのが難しくなり、同じ消費者の立場から発信される口コミを重視する傾向が強くなっています。ユーザー発信になることで、信頼度が高まります。 |
🟧 拡散効果 | インフルエンサーが発信した投稿は、SNSの機能を使って拡散される可能性も高いです。フォロワーから別のユーザーへと情報が拡散されることで、情報はより多くのユーザーへ届きやすく拡散効果が期待できます。 |
🟧 訴求効果 | 自身と趣味嗜好が一致しているインフルエンサー発の情報なら信頼感を抱きやすく、価値が共有しやすくなっています。そのため、発信される内容について共感されやすいため、精度の高いターゲティングが可能になります。 |
🟧 費用対効果の検証 | インフルエンサーマーケティングはほとんどがインターネット上で行われるため、リーチ数、エンゲージメント数・率、シェア数、サイト遷移数、製品購入数などデータの取得と分析が可能になります。 |
3️⃣ 広告の仕組み
インフルエンサーに依頼して商品・サービスを紹介してもらうことにより、ユーザーに購買を促す手法です。商品の写真とともに使用感やレビューを投稿したり、実際に商品を使っている様子を動画にして配信したりと宣伝の形式は様々。企業が直接ユーザー向けた宣伝を行う従来のマーケティングとは異なり、より消費者に近いインフルエンサーが情報を発信することによって、ユーザーの共感や購買意欲を刺激するという仕組みです。
4️⃣ 依頼方法
🟧 直接依頼 | 依頼するインフルエンサー探しから連絡、費用の交渉、投稿内容のチェックまで自社でおこなう方法。基本の費用は、インフルエンサーのフォロワー数と単価で決まるのが一般的です。施策内容により、交通費などの費用と拘束時間による時給の追加費用がかかります。すべて自社でおこなうには、ある程度インフルエンサーマーケティングの知識が必要です。 |
🟧 プラットホーム型の代理店 | プラットフォーム型は、プラットフォームに登録されているインフルエンサーの中から適正な人を選び、ディレクションを進めていくタイプです。ある程度インフルエンサーマーケティングに関する知識が必要となりますが、コストを抑えたい場合におすすめです。直接依頼より費用は高くなりますが、高性能ツールを利用できるプラットホームではツールを使って選定・インフルエンサーとの連絡・効果測定までできます。 |
🟧 ディレクション型の代理店 | ディレクション型の代理店では、インフルエンサーの選定・連絡・施策内容の決定・効果測定まで、すべてお任せできるのが代理店を利用する方法です。専門のコンサルタントが企画からディレクションまでをワンストップで行うため、インフルエンサー広告に関する知識が浅い場合や、はじめてこのマーケティング手法を導入する場合におすすめのタイプです。 |
依頼内容
🟧 ギフティングの場合 | ギフティングの場合は、実際に使用してもらう商品やサンプルの費用と送料を企業側が負担するのが普通です。基本的には家で撮影しているインフルエンサーも多いため、数日間使用した感想などを動画にして投稿してもらいます。 |
🟧 現地訪問の場合 | 現地訪問型の追加費用には、依頼する内容によって交通費や拘束時間分の費用、飲食代、宿泊費用があります。ギフティングの追加費用と比べ、企業が負担する費用は高くなる場合が多くなりますが、リアルな現場を伝えることができるので、観光地やグルメ関係におすすめです。 |
🟧 コラボ・商品監修の場合 | インフルエンサーにコラボ商品を監修してもらう場合は、売上歩合型で報酬が算定されることがあります。その場合、予想以上に費用が高額になることがあるので、初めにしっかりと報酬の算定方法や追加費用について確認しておきましょう。 |
🟧 ライブコマースの場合 | 起用するインフルエンサーのキャスティング費用がかかります。配信した内容を2次利用したい時にも、追加費用が必要です。 |
🟧 アンバサダーの場合 | 企業側からアンバサダーになってもらえるようインフルエンサーに依頼した場合は、報酬が必要になることがあります。報酬費用は、依頼するインフルエンサーによって変わります。 |
🟧 ストーリーズ投稿 | フォロワーに対して24時間だけ視聴させることができるInstagramの機能になります。 |
1️⃣ 直接依頼の場合
フォロワー数✖️2〜4円と言われいます。5万人のフォロワーがいるインフルエンサーに依頼するのであれば、10万〜20万円ほどになります。また、写真などの画像よりも動画の方が編集に時間もかかるため、高くなる場合がほとんどです。
2️⃣ プラットフォーム型の代理店
月額使用料は、インフルエンサー報酬額の10~30%程度になります。 初期費用と月額利用料が無料のプラットホームもありますが、料金体系の違いや利用できるツールに制限を設けていたり、最低限利用する人数が決められていたりすることがあるので注意しましょう。
3️⃣ ディレクション型の代理店
Instagramの広告代理店の手数料は、月額広告費の20%が相場です。 具体的な金額で言えば、月額約20〜30万円程度になります。 クリエイティブの制作をはじめ、アカウント設計や運用、レポート作成なども頼めるのが一般的です。 50万円程度の予算があると、幅広い企画やインフルエンサーの起用なども可能になります
4️⃣ その他の費用
🟧 配送料 | 企業がインフルエンサーに自社の製品を紹介してもらう際には、インフルエンサーに無料で製品を提供することが一般的です。またインフルエンサーの元に自社の製品を郵送する際の配送料金も必要となります。 |
🟧 交通費・宿泊費 | インフルエンサーが行動する際の交通費・宿泊費についても考慮しなければなりません。企業がインフルエンサーを自社に呼んで製品を紹介してもらう場合や、イベントに参加してもらう際には、インフルエンサーに対して交通費・宿泊費などを企業側が負担する必要があります。 |
1️⃣ 直接依頼
🟧 メリット | SNSにはたくさんのインフルエンサーが存在しており、気になった人に対して直接DMを送ることが可能です。中間業者を挟まずインフルエンサーと直接やり取りが可能なため、余計な費用が一切掛からず、やり取りもスムーズに行なえます。 |
🟧 注意点 | 事前に知識がないと提案ができず、インフルエンサーマーケティングに失敗する可能性があります。インフルエンサーに直接依頼する方法はさまざまな知識や経験が求められるため、一見するとメリットが多い個人へ直接依頼する方法ですが、結果を出すためにはインフルエンサーマーケティングのノウハウが必要になります。 |
2️⃣ プラットフォーム型
🟧 メリット | 個人へ直接依頼すると管理が大変になりますが、マッチングプラットフォームを使えばずいぶんと楽になります。そのうえ、自社におすすめのインフルエンサーも紹介してもらえるため、依頼人を探す時間も減ります。 |
🟧 注意点 | マッチングプラットフォームはインフルエンサーを探しやすいといったメリットがありますが、ある程度のノウハウや利用料金が必要となります。 また、マッチングプラットフォームによって作業可能な範囲も異なるため、利用前にどこまでの作業ができるのか確認するようにしましょう。 |
3️⃣ ディレクション型
🟧 メリット | 事務所に所属しているインフルエンサーは、普段から「どうやったらフォロワーが増えるのか?」「どうやったら拡散してもらえるのか?」といったことを常に考えながら活動しています。そのため、自分のフォロワーの属性や自分のフォロワーがどんな情報を求めているのかといったことを誰よりも深く理解しています。 |
🟧 注意点 | 実績がなく信頼性のない事務所を選ぶと思ったような成果を得られません。インフルエンサーの所属事務所にマーケティングを依頼する場合は、その事務所の実績や信頼性をよく確認しておくようにしましょう。 |
1️⃣ マッチング
インフルエンサーが20代女性であっても、フォロワーも20代女性とは限りません。場合によっては男性フォロワーが多かったり、年上のフォロワーが多かったりします。フォロワーの属性を見極めきれずに依頼した場合、ミスマッチが生じて思ったような効果を得られません。フォロワー属性を見極めるポイントは、過去の投稿を見るとわかりやすいです。
2️⃣ エンゲージメント
フォロワー数=アクティブユーザーの数とはならず、フォロワーの中にはフォローしただけで、そこからSNSを利用しなくなった人も含まれます。フォロワー数はその人の影響力を図る絶対的な指標ではありません。一方でエンゲージメントは投稿にリアクションしてくれた人を指します。エンゲージメント率が良いと、その人のコメントがより多くの人に見られているということです。フォロワー数に限定してインフルエンサーを探していると失敗する可能性が高いので、エンゲージメント率も見ておきましょう。
3️⃣ 投稿頻度
投稿頻度からはインフルエンサーの積極性や熱心さを知ることができますし、アンバサダーとしての起用をはじめとした継続的なPRを行いたい場合などにリーチの機会を増やすことができます。
4️⃣ 投稿しているコンテンツの質
投稿しているコンテンツの質が高いインフルエンサーであれば、PRを行ってもらう際にも訴求力が高い魅力的なPRコンテンツを制作・投稿してくれることを期待できます。
5️⃣ コンテンツの種類
コンテンツの種類も重要です。商品の雰囲気や世界観をアピールしたいのであれば写真の撮影力の高いインフルエンサーを選ぶ。商品の機能性や使い方をアピールしたいのであれば動画の撮影・編集力の高いインフルエンサーを選ぶなど、商品の強みによってPRに最適なコンテンツも変わってきます。
6️⃣ 過去のPR投稿のエンゲージメント
PR投稿は広告的な側面がある分、普段の投稿よりもリーチ数やエンゲージメント数が下がりやすい傾向にありますが、普段の投稿よりもPR投稿で高いエンゲージメント数・率を獲得するインフルエンサーもいます。PR投稿のエンゲージメント数・率が普段の平均エンゲージメントと比較して高い傾向にあるインフルエンサーは、訴求力に優れていると判断できるので、積極的に起用するとよいでしょう。