これからのビジネスに必須な人材
クリエイティブマーケター
2020年3月にコロナ感染による規制が始まりました。2023年度の学生が新卒で入学した場合は、高校3年生の時になります。この年は甲子園も開催中止となりました。実習授業、特別授業、海外研修などの回数が減り、映像を見る学習が多く、経験不足となっています。また、他者とのコミュニケーションをとる機会を失ったため、話す力も弱くなっています。
このような状況においても、スマートフォンからは社会や経済のニュースが飛び込んでおり、SNSを通じて知識を得ている世代になり、仕事や生活に対する考え方も様々です。ここではZ世代が就職先を決める際の基準やその背景についてご紹介します。
選ぶランキング
1位
人間関係( 雰囲気)
学生は就職活動の一環として見学を行います。自分の居場所が作れそうか,スタッフとうまくやっていけるのかなどを観察しています。最初に対応したスタッフがそのお店の印象に直結するため,対応するスタッフも誰にするのか,どんな話をするのかなど流れを決めて,見学後も連絡が取れるような仕組みが必要です。
2位
福利厚生
福利厚生は一般企業においても他の企業の差別化と従業員満足度を上げるために取り組んでいることになります。ここでの福利厚生とは,「住宅手当」「交通費手当」になります。保護者のサポートも期待できない学生が増えているため,資金的な福利厚生が重要視される傾向になっています。
3位
社会保険
様々なニュースが飛び込んでいる中で,特にSNSに影響を受ける世代になります。将来についてはプラスのニュースよりもマイナスなニュースを見ることが多く,漠然と不安を感じています。
4位
教育制度
これまで受け身の授業で育ってきており,先生の言う通りにやればなんとかなってきた世界で育ってきている学生が多く,自発的にお金と時間を使ってセミナーに参加する学生は少ないです。技術に関しても劣等感を持つ学生が多いため,教えてほしいと思っています。
5位
休日取得
過労死によるニュースなどがネット上にあるため,仕事とプライベートについて明確に分けた方がいいと感じている学生は多くいます。休日にやりたいことがある学生もいますが,多くの学生は家で動画を楽しんだりSNSを見たりしているのが現状です。
6位
給与金額
2020年のコロナ感染により,リモートワークが急拡大しました。一方で接客である飲食業界においては新卒の内定取り消しや試用期間後の継続不可,給与の減額などがありました。生活に直結している給与は特に保護者の支援が見込めず奨学金などを借りている学生にとっては重要視される項目になります。
7位
勤務時間
社畜と呼ばれる言葉も横行したように,残業や休憩時間を気にする学生は増えています。インスタグラムでもダメな会社の特徴として残業が多いことや休憩時間がないことをアピールしており,このような動画に影響を受けています。
8位
週休二日制
勤務や休日と同じように時間に対する考え方については、自分の時間を大切したいと考えている学生が重要視しています。中には接客業にも関わらず,土日のどちらかを休みしたいと考えている学生も一定数います。お客さんが多い曜日に働くのは当たり前ではなく,接客業でも土日に休めることは,新たな価値になりつつあります。
9位
会社のビジョン
お店の名前やブランド志向の学生は年々減少しています。SNSはもちろんですが,組織よりも個人を尊重する日本の教育方針が生み出した価値観です。SNSでも店舗を検索するのではなく,自分が好きな料理を検索して個人アカウントがフォローされ、その人が働く店舗を一番最後に知る流れになります。
10位
知名度
手軽に情報が入手しやすくなったため,特定のお店を希望する学生は減りました。かつては専門雑誌に掲載されていた料理人がいる店が有名店として認知されていましたが,現在は雑誌をほとんど見ないため,認知する機会がありません。コンテストに登場する審査員の方を知っている学生もほとんどいません。
経済報酬以外の意味報酬
経済報酬とは給与や賞与など働くことで得ることができる経済的な報酬のことです。意味報酬とはやりがいや自己成長など働くことで得ることができる報酬のことです。近年の学生は経済報酬よりも意味報酬を重んじる傾向があります。
- 仕事に邁進するモチベーション
- 仕事への貢献度や成長実感
- 誇りの持てる企業組織への所属
- 自身の仕事に対する感謝の言葉
- チームの雰囲気が良い
- 自分が貢献できている
- 興味のあることができている
- 自分が成長している
- リーダーが面白い
会社を知るきっかけ
飲食店や美容室など、これから何度も行う行為であれば、検索アプリなどで済ませますが、高額商品の購入や新婚旅行など、人生において何度も行うことがない事柄は、失敗したくない気持ちが強くなるので、経験者のYouTubeや専門家に話を聞くと思います。近年は転職することもキャリアアップの一環として捉えられていますが、一般的には何度も行わない部類になります。日常生活化の中で知る機会がない少ない会社の存在をどのようにして認知されているのか?担当者は把握しておく必要があります。
- 就職ガイダンス
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学校やハローワーク、求人会社が主催する合同企業説明会になります。1日で複数の会社を知ることができるため、参加者にもメリットがあるので、人気です。ただ、参加する企業の情報が少なかったり、魅力が伝われなければ、参加率アップにはつながりません。
- 学校の求人
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学校に届いている求人情報もチェックされています。学校に届いた求人情報を代行して登録し、学生たちが閲覧ができるアプリで求人検索ができる仕組みをとっている場合もあります。学校側も求人票を業者に送信するだけで、学生もアプリを開いて最新の情報を確認しています。
- 先生の紹介
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情報量が多すぎてお店を絞ることができない学生がいます。失敗したくない場合やしっかりと考えていない場合などは先生に相談しています。また、自分から動くことができないこともあるため、先生から学生へ紹介する場合もあります。アナログの部分にはなりますが、先生の存在は大きく、専門分野になるほど影響はあります。学生が相談された時に真っ先に企業名が出るかどうかが重要です。そのためには、訪問したり関係性を築くことも大切です。
- 求人サイト
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求人サイトは採用に特化しているため、募集要項や教育制度などの情報が充実しています。検索方法もエリアやデザインはもちろん、店内の様子などを動画で掲載しているサイトもあります。
- インスタグラム
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求人情報として検索するのではなく、サービス内容や商品などをきっかけにして企業を知る場合が多くなります。後から会社のことを知ることになるので、投稿にスタッフの様子などを入れることで、リクルートとしてもアカウントを活用することが可能です。ただし、発信する内容と採用とは別物なで、バランスや見せ方を工夫しないと、フォロワーや閲覧数が減少するので、注意しましょう。
- 6位 TikTok
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採用担当者が店舗の認知を拡大するためにショート動画を投稿するお店が増えています。店内の様子やまかない料理の動画などがあり、働くスタッフの様子を見ることができます。
- 先輩の紹介
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求人サイトは採用に特化しているため、募集要項や教育制度などの情報が充実しています。検索方法もエリアやデザインはもちろん、店内の様子などを動画で掲載しているサイトもあります。
- 親族・知人の紹介
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好きな料理や盛り付けの写真や映像で見ることができるため、インスタグラムに投稿しているお店をフォローしています。ホームページなどのURLが表示されていると、どんなお店なのかを見ています。
- お店のHP
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インスタグラムだけでは情報量が少ないため、会社概要や採用情報についてチェックする場合は、ホームページをを見ています。特にページ内にある「採用情報」や「リクルート」以外のページも確認しています。
- ハローワーク
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インスタグラムだけでは情報量が少ないため、会社概要や採用情報についてチェックする場合は、ホームページをを見ています。特にページ内にある「採用情報」や「リクルート」以外のページも確認しています。
- 一般紙
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インスタグラムだけでは情報量が少ないため、会社概要や採用情報についてチェックする場合は、ホームページをを見ています。特にページ内にある「採用情報」や「リクルート」以外のページも確認しています。