これからのビジネスに必須な人材
クリエイティブマーケター
求職者が企業を選ぶ基準は毎年変化しており、一人一人違います。コロナ感染や自然災害、ITの進化や世界情勢の変化により、これからの働き方や生き方について多様化しているためです。対象となる応募者が、どのような価値や判断基準を持っているのかを把握しておくことで、リクルート戦略や動画制作に活用していきましょう。
育ってきた環境を把握
価値観は育ってきた環境や自分の経験値によって形成されていきます。SNS等によって経験者のリアルな情報が入手できるため、自己判断よりもネットやSNSを参考にしている傾向が強くなっています。新卒者をターゲットにする場合は、その年代がどのような環境で育ってきたのかを把握することで、価値観を予想することができるようになります。
|2019.4〜2020.3(16歳)
平成31年4月〜令和元年5月〜令和2年3月
■ 社会・経済
- 日経平均(最高値:24,091 最安値:16,358)
- 天皇陛下が即位され、「令和」に改元
- ラグビーW杯日本大会開幕
- 京都アニメーション放火
- 消費税率10%スタート
- 沖縄・首里城が焼失
- 渋野日向子が全英女子優勝
- マリナーズ・イチローが引退表明
■ 新商品・ヒット商品
- ワークマン
- タピオカ
- ルックプラス バスタブクレンジング
- ハンディーファン
- こだわり酒場のレモンサワー
- バスチー
- オキュラスGO&クエスト
- 悪魔のおにぎり
- マシュマロパンプス
■ 流行語・トレンド
- あおり運転
- PayPay
- ボヘミアン・ラブソディ
- Netflix
- ウーバーイーツ
■ ヒット曲
- Lemon(米津玄師)
- 馬と鹿(米津玄師)
- マリーゴールド(あいみょん)
- まちがいさがし(菅田将暉)
- HAPPY BIRTHDAY(back number)
- パプリカ(Foorin)
- Flamingo(米津玄師)
- 白日(King Gnu)
- アイノカタチfeat.HIDE(MISIA)
■ 邦画ランキング
- 天気の子
- 名探偵コナン 紺青の拳
- キングダム
- ドラえもん
- マスカレード・ホテル
- ONE PIECE STAMPEDE
- 翔んで埼玉
- コンフィデンスマンJP
- 劇場版ポケットモンスター
- クレヨンしんちゃん
■ 高視聴率テレビドラマ
- 相棒
- ドクター X
- あなたの番です
- まだ結婚できない男
- 孤独のグルメ
- 凪のお暇
- グランメゾン東京
- ノーサイド・ゲーム
- 3年A組ー今から皆さんは、人質ですー
- きのう何食べた?
|2020.4〜2021.3(17歳)
令和2年4月〜令和3年3月
■ 社会・経済
- 新型コロナウィルス感染拡大 緊急事態宣言
- 東京五輪・パラリンピック 1年延期
- 菅首相誕生 新内閣発足
- 京都アニメーション放火
- 鬼滅の刃 最速100億円
- 甲子園 春夏中止
- 将棋の藤井七段が最年少タイトル
- Go To トラベル
■ 新商品・ヒット商品
- 鬼滅の刃
- マスク消費
- あつまれ どうぶつの森
- Zoom
- 檸檬堂
- AirPods Pro
- モバイルオーダー
- Shupatto
- ゴキブリエムダー
■ 流行語・トレンド
- 3蜜
- 愛の不時着
- アベノマスク
- ソロキャンプ
- おうち時間
- Zoom映え
- テレワーク
- オンライン
- 鬼滅の刃
■ ベストセラー
- 鋼鉄の法
- 鬼滅の刃 しあわせの花
- 鬼滅の刃 片羽の蝶
- ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
- Sincerely yours 田中みな実写真集
- こども六法
- あつまれどうぶつの森 完全攻略本+超カタログ
- ケーキの切れない非行少年たち
- FACTFULNESS
- WORLD SEIKYO
■ ヒット曲
- 紅蓮華(LiSA)
- I LOVE(Official髭男dism)
- 炎(LiSA)
- Pretender(Offcial髭男dism)
- 夜に駆ける(YOASOBI)
- 感電(米津玄師)
- 白日(King Gnu)
- 裸の心(あいみょん)
- 香水(瑛人)
- 馬と鹿(米津玄師)
■ 邦画ランキング
- 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
- 今日から俺は!!劇場版
- パラサイト 半地下の家族
- 新解釈・三國志
- コンフィデンスマンJPプリンセス編
- 映画ドラえもん のび太の新恐竜
- STAND BY ME ドラえもん2
- TENET テネット
- 映画 えんとつ町のプペル
■ 高視聴率テレビドラマ
- 半沢直樹
- BG〜身辺警護人
- 私の家政夫ナギサさん
- 相棒19
- 七人の秘書
- 特捜9
- テセウスの船
- 警視庁・捜査一課長
- ハケンの品格
- 未解決の女2
|2021.4〜2022.3(18歳)
令和3年4月〜令和4年3月
■ 社会・経済
- 熱海で大規模な土石流
- 東京五輪開幕
- デジタル庁指導
- 岸田内閣発足
- FacebookがMetaに変更
- ロシア軍、ウクライナ侵攻
- 北京五輪
■ 新商品・ヒット商品
- TikTok
- ウマ娘 プリティーダービー
- 昭和・平成レトロゲーム
- ahamo/povo/LINEMO
- マリトッツォ
- キリン一番搾り 糖質ゼロ
- ピッコマ
- カントリーマアム チョコまみれ
- 格安越境EC
■ 流行語・トレンド
- はにゃ?
- それな
- しか勝たん
- ぴえん
- イカゲーム
- SHEIN
- スタバ新作
- 地球グミ
- コムドット
- トゥンカロン
■ ベストセラー
- スマホ脳
- 推し、燃ゆ
- 人は話し方が9割、1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ
- 52ヘルツのクジラたち
- 星ひとみの天星術
- 人新世の「資本論」
- 本当の自由を手に入れるお金の大学
- 論議と算盤 現代語訳
■ ヒット曲
- うっせぇわ
- 夜に駆ける
- ドライフラワー
- Pale Blue
- 怪物
- 炎
- Dynamite
- 怪盗
- One Last Kiss
■ 邦画ランキング
- 「花束みたいな恋をした」
- るろうに剣心 最終章
- ドライブ・マイ・カー
- ザ・ファブル 殺さない殺し屋
- そして、バトンは渡された
- キネマの神様
- 東京リベンジャーズ
- 騙し絵の牙
- 護られなかった者たちへ
- すばらしき世界
■ 高視聴率テレビドラマ
- ドラゴン桜
- 天国と地獄〜サイコな2人〜
- TOKYO MER〜走る緊急救命室〜
- ドクターX〜外科医・大門未知子〜
- 日本沈没ー希望のひとー
- 緊急取調室
- イチケイのカラス
- 桜の塔
- ナイト・ドクター
- 監察医 朝顔
|2022.4〜2023.3(19歳)
令和4年4月〜令和5年3月
■ 社会・経済
- 東北新幹線、全線で運転再開
- 知床半島沖で観光船が沈没
- 円急落、一時131円台は20年ぶり
- スウェーデンとフィンランドNATOに加盟
- KDDI、全国で通信障害
- 安倍元首相、銃撃され死亡
- 旧統一教会問題
- ウクライナ侵攻
- 五輪汚職
- エリザベ女王国葬
- 韓国ハロウィーン雑踏事故
■ 新商品・ヒット商品
- Yakult1000/Y1000
- ちいかわ
- PCM冷却ネックリング
- 完全メシ
- 炭酸飲料対応ボトル
- 翠ジンソーダ缶
- 日産サクラ/eKクロス EV
- スプラトゥーン3
- 冷やし中華
- ファブリーズ お風呂用防カビ剤
■ 流行語・トレンド
- インボイス制度
- きつねダンス
- メタバース
- スマホショルダー
- オミクロン
- 令和の怪物
- ヌン活
- 知らんけど
- ルッキズム
■ ベストセラー
- 人は話し方が9割
- 同志少女よ、敵を撃て
- ジェイソン流お金の増やし方
- WORLD SEIKYO vol.2
- メシアの法
- 私が見た未来、完全版
- 聖域
- 893ぴきせいぞろい!ポケモン大図鑑
- 本当の自由を手に入れる お金の大学
- 20代で得た知見
- 70歳が老化の分かれ道
■ ヒット曲
- CITRUS(Da-iCE)
- それを愛と呼ぶなら(Uru)
- Bye-Good-Bye(BE:FIRST)
- W/X/Y(Tani Yuuki)
- ミックスナッツ(Official髭男dism)
- カメレオン(King Gnu)
- CALL 119
- ブラザービート
- M八七(米津玄師)
- なんでもないよ(マカロニえんぴつ)
■ 邦画ランキング
- ONE PIECE RED
- 名探偵コナン ハロウィンの花嫁
- キングダム2 遙かなる大地へ
- シン・ウルトラマン
- 余命10年
- コンフィデンスマンJP 英雄編
- 沈黙のパレード
- 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争
- ドラゴンボール超スーパーヒーロー
■ 高視聴率テレビドラマ
- DCU
- マイファミリー
- ミステリと言う勿れ
- ザ・トラベルナース
- 未来への10カウント
- オールドルーキー
- アトムの瞳
- 六本木クラス
- となりのチカラ
- 元彼の遺言状
Z世代の特徴
デジタルネイティブと呼ばれ、生まれた時からWebやSNSが身近な生活の一部として定着している世代になります。Z世代がどのような価値基準を持っているのか把握し、デジタルマーケティングで訴求するヒントについてご紹介します。
|Z世代の年齢層は?
自然災害やパンデミック、世界情勢の激しい変動の中で生きる1996〜2010年生まれのZ世代はどんな価値観を持ち、消費行動をするのか。また、企業や事業主がZ世代とコミュニケーションするにはどうすればよいのか。

Z世代の1つ前のミレニアル世代(Y世代)は1981〜1995年生まれで、インターネットやケータイ時代に育ったデジタルネイティブの世代になります。

日本のZ世代は、リーマンショックや東日本大震災を経験しています。コロナや戦争などをSNSなどを目の当たりにしているため、将来に対して希望よりも不確実性を感じながら生きています。
|Z世代の特徴

「影響を受ける人は誰か」という調査では、Z世代はインフルエンサーやタレントを上げる人が他世代に比べて多くなっています。周りの大人たちよりもSNSで検索をして情報を収集する能力が高くなっているため、Z世代にとってSNSは身近なアドバイザーであり、ブレインになっています。
- ◼️ 多様性を大事にする
-
全国の18~25歳の男女のうち「多様性は大事だと思う」と回答した人数は、8割を超えるものでした。多様な考え方や価値観を大切にするZ世代は,自分と異なる人種やジェンダー、人生観をもった人を受け入れる傾向があります。ダイバーシティやインクルージョンなどと表現されます。個性を大事にして違うことを尊重した日本の教育によるものだと推測されます。
- ◼️ 環境問題に関心がある
-
日本国内においてもSDGsについて教える機会が多くあり,6割以上が興味や関心を持っています。2011年に東日本大震災を経験したこともあり、自然との共存や社会の持続可能性を重視する価値観が根付いており,商品や企業を選択するうえでも「環境問題・社会問題に配慮していること」を判断基準にする傾向があります。
- ◼️ 現実主義
-
失われた20年や30年と言われるように,日本国内では世帯の年収が上がっておらず,好景気を経験したことがありません。こちらも東日本大震災の記憶から,人はいつ死ぬのか分からないことやウクライナ侵攻による世界中の動きから,将来に不安を感じているため,無駄遣いや衝動買いを好まない傾向があります。
- ◼️ 競争を避け仲間を大切にする
-
日本国内の教育機関では,競争による優劣が子供に与える影響が大きいと判断されたため,競争することは良くないことだと考えるようになりました。公平性や平等性を重んじる傾向があります。
- ◼️ ジェンダーレスな価値観
-
男性や女性に対する決めつけや偏見に囚われない傾向が強くなっています。化粧についても働き方についても男女平等であるべきだと考えています。家事や育児なども夫婦で分担したり、性別で役割を決めつけることを嫌う傾向があります。
|つながりを求めるZ世代

SNSでつながった人だとリアルに会うことに抵抗が少ない傾向があり、リアルとSNSが連動することで、状況によって行き来しているイメージになります。
Z世代がSNSを見る時間は、他の世代に比べて2倍以上と言われています。Z世代はSNSの利用が中心で、身近な人だけでなく有名人もフォローしています。
|SNSの立ち位置
Y世代はリアルが表でSNSが裏という価値観だったが、Z世代はSNSに表と裏が存在します。「SNSが主戦場」だからこそ、そこに表と裏があります。

「アカウントを複数持つ」のが当たり前になっていることもZ世代の特徴です。InstagramのアカウントではZ世代の88.5%が複数のアカウントを持っていると言われています。平均2−3個になりますが、なかには10個持つ人もいるようです。複数アカウントには表と裏があり、使い分けています。

Z世代には、「推し活ごとにアカウントを用意する」傾向もあります。アカウントごとに自分を演じ分けるので、「好き」の数だけ人格を存在させることができます。推しが好きではなくなったり、トライブの人間関係でトラブルがあったりすると、アカウントを消してSNSでの人格を消滅させる「ソーシャルクレンジング」を行っている場合もあります。
- ◼️ X(リアル情報)
-
Xは時事ネタや新発売の情報共有をするだけでなく、交通情報や天候、花見や花火大会などのイベント情報などのリアルな情報収集に役立ちます。また、リツイート機能によって他の人が投稿した内容を自分の投稿にも転載できるため、拡散力が最もあるSNSになります。
- ◼️ YouTube(情報からエンタメまで)
-
テレビのバラエティやドキュメンタリーのような動画を楽しむ目的から時事ネタに関する情報番組のように、幅広い情報を仕入れるために使用しています。また、メイクやダイエットなどのハウツー動画は、身近な生活で役に立つので人気です。
- ◼️ Instagram(ビジュアル)
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“インスタ映え“が流行したように、ビジュアル的なインパクトを与える情報を探す場合に活用されています。特に飲食店、観光地、フッション、メイクなどは身近な生活にすぐに役立つことができるため、フォローしているアカウントを定期的に見ています。さらに、リールと呼ばれる短い動画投稿機能が追加されたり、インスタライブでテレビのようにリアルタイムで動画を楽しむ人もいます。
- ◼️ TikTok(トレンド情報)
-
以前はダンスなどの動画コンテンツを楽しむアプリでしたが、短い時間でトレンド情報や商品についての紹介などが増えています。話題の新商品やイベントなどを文字ではなく映像で見たい人が情報収集のツールとして活用しています。
|マーケティング活用
ソーシャルネイティブのZ世代は少しでも嘘や演出を感じると冷めてしまう傾向があるため、ステルスマーケティングはNGです。推しが本当に好きで使って紹介しているのか、単なるPR投稿なのかを見極めています。

これまで見てきたように、Z世代のキーワードは「つながり」と「リアル」になります。ドラマや映画はノンフィクションであったとしても、作られた作品になります。SNSやYouTubeなどは、自分と価値観が同じ人や理想的な生活や姿をしている人と直接つながることで、リアルな世界で参加者の一員として感じることができます。

少しでも自分とはかけ離れた情報や内容については興味を持たれることはありません。現実から理想へと近づくために役立つ情報や商品には強い関心があります。そのため、ターゲット層が抱えるリアルな現実をリサーチして等身大の内容で共感を生み出しつながりを強化してファンになってもらうことが効果的です。
短尺動画は流行りの音楽やリメイクされた曲と相性がいいです。音楽と映像と文字のトリプル効果によって、訴求力だけでなく記憶にも留まりやすくなるので、曲選びもしっかりと行うようにしてください。
|Z世代の消費行動の傾向

Z世代の消費行動は4つのワードに分類されています。モノによる豊かさから“ココロ“の豊かさへとシフトしており、SNSによって自分と同じ価値観の人間と繋がることが自信を持たせ、価値観を共感共有できる消費であることが重要になっています。
- ◼️ 体験消費
-
旅行やイベントといった時間を共有する“コト“に価値を感じる傾向があります。特定の高級商品を所持する欲求よりも時間を共有する“体験“に価値を感じる傾向があります。高額な“モノ“はレンタルしたりシェアすることが当たり前になっています。
- ◼️ メリハリ消費
-
自分らしさや価値観を尊重する教育により、周りと同じである必要性を感じなくなっています。みんなが持っているモノは所持しておかないと時代の流れに遅れていると感じていません。自分が価値を感じるモノにお金と時間を投資し、それ以外は節約の対象となっています。
- ◼️ 間違えたくない消費
-
事前の情報収集に時間を費やす傾向があります。2008年から景気が低迷している日本では年収がアップしておらず、世帯収入が増えていません。そのため親世代にも資金力がなく、金銭的な余裕がないので、失敗したくない心理が働きます。
- ◼️ 応援消費(イミ消費)
-
2011年の東日本大震災をテレビなどで目の当たりしており、社会や他者への貢献意識が強く、社会的・文化的な価値に共感してお金を使う傾向が強くあります。YouYubeや SNSによって、テレビでは報道されなかった世界中のニュースがスマートフォンに表示されるため、SDGsなどの取り組みにも強い関心を持っています。
- ◼️ ブランドに興味がない
-
自分らしさなど個性を重要視する教育の影響や景気の後退により、ブランド出なくもて自分の価値に合った商品を選択する傾向が強くなっています。
- ◼️ 推し活にお金をかける
-
Z世代の90%以上に「推し」がいて、70%以上が「推し」に影響されて何かを新しく始めています。推しの影響を受けてモノを買う「推しゴト消費」も活発です。推しが身に付けている服、コスメ、持ち物などを特定し、同じものを持ちたくて消費をしている場合もあります。年代別に人気のあるインフルエンサーをこまめにチェックすることで、ヒントがたくさんあります。
|就職に対する全般的な傾向

Z世代の「職場選び」では「好きなことができる環境かどうか」によって決めている人がY世代よりも多くなっています。たとえば、「趣味も仕事も両立したい」「仕事が終われば好きなことをしたい」と考えて職場を選択する。「好き」に影響されて人生を決めている傾向が強いので、好きになるように仕掛けることが重要になります。
- ◼️ 誰と一緒に働くのか
-
仲間との一体感を重要視するため、会社を選ぶ基準としては、一緒に働く社員や社内の雰囲気を決め手の一つにしています。会社説明会で話す人柄が会社全体の印象に直結しているため、会社のスペックよりも対応した人で決定する傾向があります。
- ◼️ ワークライフバランス
-
仕事が人生に置き換える時代もありましたが、生きていく中で仕事もプライベートも充実させることが重要であると考えている傾向が強くあります。残業時間、有給休暇、育児休暇、休憩時間の様子など、時間に関する捉え方を重要視しています。
- ◼️ パラレルキャリア
-
上場企業において45歳から早期退職を促されたり、突然雇用形態が変更されたりするニュースを見ており、一つの会社に勤め続けることがリスクであると考えています。所得も上がりにくいこともSNSで拡散されているので、副業などに興味を持っている人が多くいます。
- ◼️ スキル習得に積極的
-
パラレルキャリアに象徴されるように、これからの時代はテクノロジーの変化によって仕事を失うリスクを感じています。一つの会社で長く務めるのではなく、会社を転々とすることで経験値を積むことの方がいいのではないかと思っています。
価値の種類
ターゲットの価値とは具体的にどのようなものなのか?その価値に応えることができる商品やサービスができれば、ターゲットは喜んでお金や時間を使ってくれます。価値をもっと具体的に示した9つのキーワードがこちらです。
欲望 | 意味:不足しているものを欲しがる 心理:もっとこうしてほしい |
欲求 | 意味:不足しているものを強く欲する 心理:絶対にやってほしい |
願望 | 意味:希望や夢を実現したい気持ち 心理:こんな風になれたらいいな |
要望 | 意味:期待通りに物事を実現してほしい 心理:できればこのようにしてほしい |
要求 | 意味:望みを当然のこととして求める 心理:必ずこのようにしてほしい |
問題 | 意味:現場で困っていること 心理:自分の言葉で伝えられない |
弱点 | 意味:状況によって不十分な部分 心理:この部分があれば完璧なのに |
悩み | 意味:精神的に苦痛や負担を感じること 心理:判断や決断ができない |
不安 | 意味:漠然とした恐れや緊張感の不快 心理:どうしたらいいのか分からない |
就職軸に影響を与える情報
新卒学生が就職先を決める際に重要していることを聞かれますが、その質問の意味がほとんどありません。理由は、本人の経験に基づいた意思ではなく、SNSや周りの大人、先生たちの企業の選び方の方が正しいと思っているからです。その年のSNSやWeb上で新卒学生に対して、どのようなアドバイスや情報が発信されているのかを把握し、就職先を決める優先度をチェックしておきます。
しゅんダイアリー就活チャンネル
実際の学生さんに登場してもらって模擬面接の様子などを映し出しているので、再生回数も非常に多い。
ひろゆきの部屋 切り抜き
論破王とも呼ばれるように、知識量が豊富なエビデンスを元に解説するので、説得力があります。
就活2chねる【ゆっくり2chスレ】
実際の経験者情報を元に制作されており、共感しやすいサムネイルのタイトルなので、チャンネル登録者に比べて再生回数が多くなっています。
Fラン大学就職チャンネル
Fラン大学生に絞った内容になっており、学歴社会の中でどうしたら成功へ近づくことができるのかを紹介しています。
発信されているアカウント
◼️ Web
◼️ YouTube
関係者が発信する情報
専用の求人サイトや現役のスタッフが発信されている内容は、まだ働いたことがない学生に大きな影響を与えます。人はプラスの情報よりもマイナスによって損失することを嫌う性質(損失回避の心理)があるので、損につながるマイナス情報はインパクトがあり、記憶に残りやすくなります。業界、職業、企業、などについてどのような評価やコメントがされているのかを把握して、致命的なマイナス情報については対策が必要です。
現役スタッフ | ・プラスの情報も多い ・巷の風評に対する見解 ・あるある系 |
元スタッフ | ・仕事の闇 ・離職率の高さ ・向いていない人 |
求人サイト | ・業界の規模 ・将来性 ・現状や課題 |
口コミサイト | ・特定の企業 ・ブラック情報 ・労働環境 |
ライバルのオウンドメディアを分析
オウンドメディアとは、企業が作成したメディアになります。リクルートに関するページやアカウントを作成している場合が多くあります。それらのメディアを分析することで、その企業が強みにしていることが判明していきます。20から30社ほどリサーチしてプロモーションしている部分が共通している場合は、その年のトレンドである可能性があります。便乗する必要はありませんが、学生たちを分析したことによって弾き出されたコンテンツは把握しておきましょう。
- ◼️人間関係( 雰囲気)
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学生は就職活動の一環としてサロン見学を行います。自分の居場所が作れそうか,スタッフとうまくやっていけるのかなどを観察しています。最初に対応したスタッフがそのお店の印象に直結するため,対応するスタッフも誰にするのか,どんな話をするのかなど流れを決めて,見学後も連絡が取れるような仕組みが必要です。
- ◼️ 福利厚生
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福利厚生は一般企業においても他の企業の差別化と従業員満足度を上げるために取り組んでいることになります。ここでの福利厚生とは,「住宅手当」「交通費手当」になります。保護者のサポートも期待できない学生が増えているため,資金的な福利厚生が重要視される傾向になっています。
- ◼️ 社会保険
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様々なニュースが飛び込んでいる中で,特にSNSに影響を受ける世代になります。将来についてはプラスのニュースよりもマイナスなニュースを見ることが多く,漠然と不安を感じています。
- ◼️教育制度
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これまで受け身の授業で育ってきており,先生の言う通りにやればなんとかなってきた世界で育ってきている学生が多く,自発的にお金と時間を使ってセミナーに参加する学生は少ないです。技術に関しても劣等感を持つ学生が多いため,教えてほしいと思っています。
- ◼️ 休日取得
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過労死によるニュースなどがネット上にあるため,仕事とプライベートについて明確に分けた方がいいと感じている学生は多くいます。休日にやりたいことがある学生もいますが,多くの学生は家で動画を楽しんだりSNSを見たりしているのが現状です。
- ◼️ 給与金額
-
2020年のコロナ感染により,リモートワークが急拡大しました。一方で接客である美容業界においては新卒の内定取り消しや試用期間後の継続不可,給与の減額などがありました。生活に直結している給与は特に保護者の支援が見込めず奨学金などを借りている学生にとっては重要視される項目になります。
- ◼️ 勤務時間
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社畜と呼ばれる言葉も横行したように,残業や休憩時間を気にする学生は増えています。Instagramでもダメな会社の特徴として残業が多いことや休憩時間がないことをアピールしており,このような動画に影響を受けています。
- ◼️ 週休二日制
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勤務や休日と同じように時間に対する考え方については、自分の時間を大切したいと考えている学生が重要視しています。中には接客業にも関わらず,土日のどちらかを休みしたいと考えている学生も一定数います。お客さんが多い曜日に働くのは当たり前ではなく,接客業でも土日に休めることは,新たな価値になりつつあります。
- ◼️ 会社のビジョン
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お店の名前やブランド志向の学生は年々減少しています。SNSはもちろんですが,組織よりも個人を尊重する日本の教育方針が生み出した価値観です。SNSでもサロン名を検索するのではなく,自分が好きなデザインを検索して個人アカウントがフォローされ、その人が働くサロンを一番最後に知る流れになります。
- ◼️ 知名度
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手軽に情報が入手しやすくなったため,特定のサロンを希望する学生は減りました。かつては美容専門雑誌に掲載されていたサロンが有名店として認知されていましたが,現在は美容雑誌をほとんど見ないため,認知する機会がありません。コンテストに登場する審査員の方を知っている学生もほとんどいません。
就職ランキングを分析
大型の求人サイトや専門求人サイトでは、保存やリーチされたランキングを公開しています。上位にランクインしている企業を分析することで、求職者が求めている価値を確認することができます。ただし、求人サイトにも特徴があるため、利用している属性や価値観が異なります。そのため、ランキングがその年の学生の全てを指しているわけではありません。
特に新卒学生が重要視する項目は、未経験者になるため、ネットやSNS、学校や先輩の影響によるものが大きくなります。ランキングの上位になった項目をなぜ重要視するのか、その背景について調査をしておきましょう。もし、イングルエンサーや一部のSNSが拡散されたことが要因であれば、動機が薄いため、早期退職する可能性が高くなります。
経済報酬以外の意味報酬
経済報酬とは給与や賞与など働くことで得ることができる経済的な報酬のことです。意味報酬とはやりがいや自己成長など働くことで得ることができる報酬のことです。近年の学生は経済報酬よりも意味報酬を重んじる傾向があります。
- 仕事に邁進するモチベーション
- 仕事への貢献度や成長実感
- 誇りの持てる企業組織への所属
- 自身の仕事に対する感謝の言葉
- チームの雰囲気が良い
- 自分が貢献できている
- 興味のあることができている
- 自分が成長している
- リーダーが面白い
認知される方法
専門学校は専門分野の職業が決まっているので、どの企業を受験するのかを決めることなりますが、大学や短大、高校生などは業界から選択することになります。業界や企業の認知方法はそれぞれ異なるので、ターゲット層の就職活動の流れを毎年チェックしておきましょう。
-
好きなデザインを写真や映像で見ることができるため、Instagramに投稿している美容師さんをフォローしています。個人を特定した後に所属しているサロンをプロフィールで確認しています。ホームページやホットペッパーのURLが表示されていると、どんなお店なのかを見ています。
- ◼️ 学校の求人
-
学校に届いている求人情報もチェックされています。学校に届いた求人情報を代行して登録し、学生たちが閲覧ができるアプリで求人検索ができる仕組みをとっている場合もあります。学校側も求人票を業者に送信するだけで、学生もアプリを開いて最新の情報を確認しています。
- ◼️ ホームページ
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Instagramだけでは情報量が少ないため、会社概要や採用情報についてチェックする場合は、ホームページをを見ています。特にページ内にある「採用情報」や「リクルート」以外のページも確認しています。
- ◼️ 先生の紹介
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情報量が多すぎてサロンを絞ることができない学生がいます。失敗したくない場合やしっかりと考えていない場合などは先生に相談しています。また、自分から動くことができないこともあるため、先生から学生へ紹介する場合もあります。
- ◼️ ガイダンス
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学内外で開催されているガイダンスになります。ブースを出している企業の説明会を通して業界や企業を認知する方法です。
- ◼️ 求人サイト
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求人サイトは採用に特化しているため、募集要項や教育制度などの情報が充実しています。近年はインターンで得た情報を就職活動に転用することができるようになったため、インターン募集で知る場合も増えています。
- ◼️ TikTok
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採用担当者が店舗の認知を拡大するためにショート動画を投稿するサロンが増えています。店内の様子やスタッフが踊る動画などがあり、働くスタッフの様子を見ることができます。
- ◼️ 親族・知人の紹介
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親戚が美容室を営んでいて、その親戚の人の影響で美容師を目指すケースもあります。また、オーナー同士が友人関係で、修行のために敢えて知人のサロンで働くことを選ぶ場合があります。
- ◼️ 先輩の紹介
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専門学校では、先輩や他の学科やコースと交流する機会がありませんが、オープンキャンパスなどのお手伝いをしてくれる組織に所属するなどして、関わりを持つことがあります。
- ◼️ ハローワーク
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ハローワークにも美容室の求人が多数あります。特に地方の場合はウェブなどにも掲載されていない場合があるので、利用する学生がいます。
- ◼️ 一般紙
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特定の地方に就職を考えている学生が利用しています。
- ◼️ エージェント
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就活エージェントとは、就活生一人ひとりに専任の就活アドバイザーが付き、プロの視点から就職活動を全面的に支援してくれるサービスです。 個別カウンセリングで個人の長所などを把握した上で、その人に適している企業を紹介してもらうことができます。
入職したスタッフからのヒアリング
実際に入社してくれたスタッフさんからヒアリングもしておきましょう。今後の戦略の参考になります。
- 活動を開始した時期
- 活動した内容
- 企業を知ったきっかけ
- 企業に対する印象
- 比較した業界や企業
- 就職に対する不安
- 受験を決めた理由
- もっと知りたい情報