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多様化する顧客の価値を発見する
オウンドメディアの分析方法
日本全国にある「温泉地」の魅力を発信しているコンテンツを都道府県別に集約しています。温泉地への集客に向けて、観光協会などがWebサイトやSNSで掲載している内容をチェックすることで、イベントの新企画や見せ方などを参考にすることができます。温泉地の集客はもちろんですが、温泉がある周辺の宿泊施設や飲食店にとっても集客のチャンスになります。
福島県の温泉地
ユーザーの興味関心に基づいて、Instagramがおすすめの投稿を自動で表示する「発見タブ」に表示されることで、潜在顧客にリーチする確率が高まり、再生数やいいねなどの反応が多くなります。
Instagramがおすすめの投稿に認定するメカニズムを「アルゴリズム」といい、アルゴリズムの基準は非公開となっています。しかし、様々な分析が行われた結果、二つの要素が高いと言われています。一つは再生維持率です。投稿されたコンテンツに対して、ユーザーが最後まで見たり読んだりする時間が長い投稿は評価されます。
二つ目は保存です。投稿を後からもう一度見てもらう可能性があるからです。この二つが高評価になる要因として、Instagramを運営するMeta社としては、ユーザーにInstagramの利用時間を少しでも長くすることが狙いだと言われています。なぜならMeta社は広告の会社であり、Instagramを見ていると「広告」も見てもらう人数も増えます。テレビの視聴率と同じことです。それでは、温泉地の情報を発信しているアカウント分析の方法を解説していきます。
- 地元の最新情報を収集する
- ライバルの動向をチェックする
- コラボ先を見つける
- トレンドを把握する
- 人気コンテンツを知る
- ツアーや企画のヒントを探す
- 写真や紹介文を参考にする
「いいね」や「コメント」などの投稿に対して、視聴者からの反応が多いコンテンツを発見して保存していきます。保存する基準は、フォロワー数よりもアクションが多いコンテンツがオススメです。フォロワーはされていませんが、閲覧した人数が多く、注目度が高いコンテンツの可能性が高いからです。また、フォロワー数が1000人と100人とでは、閲覧しているユーザー数も異なります。そのため、いいね数を20以上や再生数が1万以上を設定基準にしてしまうと、フォロワーが多いアカウントだけになるからです。サンプルは30ほど用意してください。ここでは福島県のエリアを限定したSNSアカウントを集約しています。
保存したSNSにおいて、下記の表を参考にして情報を整理していきます。コンテンツ内容を分析することで、新しい商品やサービスを企画する際のヒントになります。どんな人にとってどんな価値があるのか、一人旅の男性とシニアの夫婦では、旅先での目的や過ごし方も異なります。反応が多い投稿には、ターゲットが求めている「価値のヒント」が隠されているので、探し当てていきましょう。まとめられたレポートではなく、自分たちで行うからこそ発見できます。項目については、自分たちが把握したいカテゴリーに応じて追加したり削除してください。
項目 | 詳細 |
アカウント名 | ー |
ターゲットは誰か | ・一人 ・家族 ・カップル |
どんな魅力があるのか | ・景観 ・周辺グルメ ・泉質 |
他との違い | ・雪景色 ・檜風呂 ・都内1時間以内 |
参加するメリット | ・複数の温泉に入浴 ・日帰りで満喫 |
アクセス・最寄駅 | ・都内1時間以内 ・駅から徒歩10分 |
周辺の観光スポット | ・絶景 ・カフェ、レストラン |
価格・特典 | ・誕生日特典 ・初回特典 |
ヒントや気づき | ー |
項目 | 詳細 |
アカウント名 | cevsty.tourism |
ターゲットは誰か | ペットがいる家族 |
どんな魅力があるのか | ペット用の設備 |
他との違い | 温泉にもペット用がある |
参加するメリット | ペットと一緒 |
アクセス・最寄駅 | 駅から徒歩20分 |
周辺の観光スポット | 自然に囲まれたドッグラン |
価格・特典 | ペットの誕生日に割引 |
ヒントや気づき | 駅から徒歩20分ほどかかるため、年配の方は歩くことがネックになることも。近隣の観光もしやすいように送迎バスを用意することで価値づくりになると思った。 |
素晴らしいコンテンツであっても、見せ方や伝え方による訴求が弱ければ、認知されることはありません。やはり見せ方や伝え方のデザインは大事です。Instagramには、情報発信する方法が多彩に用意されており、それぞれの特性を活かして訴求することができます。発見し自分たちも最後まで見たいと思った投稿について、続きを見たいと思ったきっかけは何か?言葉、画像、動画の使い方や表現方法などを分析して知恵をつけていきましょう。
- 🟦カルーセル
-
カルーセルとは、紙芝居のようにスライドさせることができる投稿になり、異なる情報をコンパクトに伝える際に活用されています。全体の流れができたら、必要な撮影を行い、訴求するタイトルやコメントなど作成していきます。
主な分析項目
トップ画面 ・写真のインパクト
・キャッチコピー投稿枚数 ・1枚
・2〜5枚
・10枚画像の使い方 ・カメラ構図
・特殊効果テロップ ・フォントの種類
・表示する文字数動画コンテンツ ・あり、なし
・再生時間
・BGM
・カメラワーク最後の画面 ・フォローの促し
・保存の促し - 🟦リール
-
リールとは短尺動画になります。静止画像や文字だけの投稿よりも視覚的な情報に最適です。流れるお湯の様子や降りしきる雪景色などは、画像や文字以上にリアルさを伝えることができますが、撮影と動画編集が必要となるため、制作時間が最も長くなります。
主な分析項目
再生時間 ・15秒
・30秒
・45秒
・60秒音声 ・BGM
・環境音テロップ ・フォント
・文字数
・動きカメラ構図 ・ロングショット
・クローズアップカメラワーク ・フィックス
・ドリー
・手持ち風 - 🟦スレッズ
-
スレッズとは、2023年から開始したサービスになります。Threadsで発信できるテキストは最大500文字まで。また、テキストだけに止まらず、写真や動画の投稿にも対応しています。そして、Instagramとの大きな違いは「リンクの添付が可能」であること。Instagramではリンクからダイレクトにページ遷移を促すことができるのは「ストーリーズ」のリンクスタンプや、プロフィール画面、ショッピングタグを利用した場合で、フィード投稿ではリンクを貼っての誘導はできませんでした。Threadsでは、メインの投稿にリンクのURLを貼り、そこからダイレクトに外部サイトへ遷移させることができます。
主な分析項目
文字数 ・100字
・150字
・250字
・400字
・500字リンクの添付 ・あり
・なし添付画像 ・1枚
・2〜5枚
・10枚添付動画 ・15秒
・30秒
・60秒
・3分
・5分