内部にいると最強の人材
クリエイティブマーケター
レッスン内容
内部環境とは
観光マーケティングにおける内部環境とは、地域が持つ歴史・文化・特産物・建物・自然などの観光資源になります。内部環境の分析が必要な理由は、以下のような点が挙げられます。
- 1)強みや弱みの発見
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内部環境分析により、企業が持つ強みや弱みを把握することができます。強みを把握することで、他社との差別化ポイントや、競合優位性を確保することができます。一方で、弱みを把握することで、改善点を見つけることができ、企業の弱点を克服するための施策を立てることができます。
- 2)顧客ニーズの把握
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内部環境分析は、企業が持つ人材、組織文化、プロセス、技術力、資源などを把握することができます。これらを分析することで、企業の現状や将来性、顧客ニーズに対応できるかどうかを判断することができます。
- 3)戦略の策定
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内部環境分析は、企業内部の状況を把握することで、戦略の策定に役立ちます。強みを活かす戦略や、弱みを克服するための戦略を立てることができます。また、企業内部の現状を把握することで、戦略の選択肢を絞り込むことができます。
- 4)経営資源の最適化
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内部環境分析は、経営資源の最適化に役立ちます。企業の持つ資源を最大限に活用することで、コスト削減や生産性の向上、業務プロセスの最適化などを図ることができます。
- 5)組織の改善
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内部環境分析は、組織の改善に役立ちます。企業の強みや弱みを把握することで、組織の強みを活かすための改善点や、弱みを克服するための改善点を見つけることができます。また、社員満足度やモチベーションの向上など、組織改善に繋がる施策を打つことができます。
内部環境の手順
地元や地域の特徴や強みを発見するためには、現状を把握することからスタートします。どのような資源があるのか?どのような評価されているのか?調査項目を確認してください。
顧客について

- 認知度・評判
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キーワードやイメージ
- 年間動員数
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どれぐらいの観光客が来ているのか
- 顧客属性・リピーター率
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どんな属性の人が来ているのか
商品・サービス

- 観光資源(魅力度、希少性・特徴)
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観光客が来ている理由
- 交通アクセス
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どのような方法でたどり着けるのか
- ブランド力(質、バリエーション、価格)
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古都、近未来などのイメージ
人材・組織

- 受入体制
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ホテルや交通機関などの体制確認
- 情報発信力
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独自で発信したり行政と連携しているのか、など
財務

- 資金調達力
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企業努力や助成金の申請など
- キャッシュフロー
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利益を次の投資へと計画があるのか、など
自分で自分の良さを知ることが難しいように、地元の良さを地元の人が認識することは難しくなります。本当はすごいことでも、皆さんにとっては普通のことだからです。自分たちの特徴や強みは他者からの視点を参考にして整理していきましょう。
担当者の視点

観光を広報する担当者としてこれまで調査してきた地元の特徴を顧客ごとに照らし合わせて整理します。
住民の視点

年齢、性別、職業ごとに地元の良いところや穴場、新しいショップや人気のお店などの情報を集めます。
最近引越してきた人

街のイメージなど地元の人が気づいていない価値を発見できるアンケートなどを実施する。
観光客のSNS

ハッシュタグ検索で観光地に関連するワードで検索してどの顧客層に喜ばれているのかを確認します。
インフルエンサー

SNSやYouTuberで観光に関する情報を発信しているアカウントをチェックします。
旅行サイトの口コミ

ツアーや旅行に参加した人の口コミやコメントによって、どのような評価をされているか確認できます。
顧客をイメージして設定したら、その顧客が観光で求めている願望や欲求について情報を集めていきます。リアルな反応を集める方法として最も効果的なのはSNSです。個人のアカウントであれば、年齢や性別はもちろん、職業までもある程度把握できるため、本人たちの素直な意見や感想により、価値を発見するヒントになります。
Instagram検索

機能が改善されたことで、スペースを空けて検索する事ができるようになりました。インスタは実際に体験した内容を投稿していることが多いため、リアルさが伝わり、参考にしている人が多くいます。
アカウント検索

ユーザーIDや名前などのアカウント名で検索する機能のことをいいます。フォロワー数やいいね数が多い投稿は注目や関心度が高い証拠になります。
ハッシュタグ検索

「♯」+「キーワード」を組み合わせることで検索できる機能です。ハッシュタグとは、投稿をキーワードでカテゴライズして検索するために付けるタグのことです。自分たちのエリアや商品名などで検索してどのような投稿がされているのか確認してみましょう。
スポット検索

位置情報が付けられた投稿を検索する機能です。話題の飲食店や観光地など気になる場所を探すときに便利です。ライバル店や似たような場所でのサービス内容やイベントなどは参考になります。
顧客は日常生活で得ることができない特別な日を過ごしたいと考えています。その場所へ行くことで、どんな特別を得ることができますか?
見る

歴史的建造物や自然現象でどれだけ貴重なものなのか?
食べる

使用する食材や見た目でこだわったものは何ですか?
泊まる

施設・部屋・食事・お風呂でどのような特徴があるのか?
体験する

その場所でしか味わうことができないオンリーワンは何か?
その場所に行かなければできないことや見れないものを探してみましょう。
歴史や文化
数百年前に建立された寺や神社などは、誰が建てたのか、なぜそこにできたのか、当時の歴史や建立されたエピソードを知ることで、その時代を生きた人々の想いに共感され、見えてくる景色が変えるきっかけになります。その土地に生きる人々の中で受け継がれきた伝統や文化は、他では観ることができない貴重な体験になります。建物や現象を見せるのではなく、エピソードやストーリーを映し出すことで、興味や関心を抱かせることができます。

通り(street)
花見の名所などはいつ頃から始まったのか?

建物(building)
その建物は誰がいつ何のために建立したのか?

行事(event)
地元に残る祭りや行事は何のためにやっているのか?

料理(food)
地元で古くから食べられている料理の歴史や背景は?
四季折々の風情
同じ場所でも四季によって景色やイベント、食べ物などの旬が異なります。皆さんの場所で四季によって大きく変わるものがないか情報を集めて写真だけでなく映像として保存していきましょう。

春(Spring)
- 桜などの花見
- 桜エビやはまぐり
- イチゴなどの果物
- ピクニック

夏(Summer)
- 花火などの夏祭り
- 海水浴やキャンプ
- 避暑地
- フェスティバル

秋(Autumn)
- 紅葉などの山装う
- 秋刀魚などの魚介類
- 松茸や栗などの旬野菜
- サイクリング

冬(Winter)
- 寒鰤などの魚
- 雪まつり
- ウィンタースポーツ
- 露天風呂
壮大な自然
自然は人工物と異なり、規模も大きくなります。気候や土壌などの影響によって作り出された自然は、見る人たちに感動を与えてくれます。珍しい自然現象などがないかの情報を集めてみましょう。

山・川・湖
その場所で見れない景色や自然の美しさがどれぐらい素晴らしいのか?

自然現象
限られた人しか見ることができない自然現象はないのか?
グルメ
ミシュランガイドの星にはそれぞれ意味があり、三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」、二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」、一つ星は「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」となっています。味・見た目・希少価値郷のあるグルメは人気があります。

郷土料理
新鮮だから提供できる魚や部位などがあり希少価値があります

スイーツ
作るのに時間がかかるスイーツなどは数量限定なので人気があります

作る様子
出来上がった料理やお菓子よりも作っている様子も人気があります

作っている人
どんな人が作っているのか人物の表情などもポイントです
昼と夜の違い
同じ場所であっても、昼と夜では雰囲気が違います。夜にしか見れない現象であれば、宿泊客も見込むことができます。ライトアップをしたり、夜に地酒やスイーツなどを出すお店を出せば、話題作りにもつながります。

昼の様子
昼間の光が差し込むことで被写体の様子が鮮明に映し出されています

夜の様子
夜になるとライトアップされ神秘的な印象を与えています
ノスタルジック
「ノスタルジック(英: nostalgic)」とは遠い懐かしさを感じさせる、得がたいもの、失われたものなどに対して、心惹かれ、思いを馳せ、憧れや恋しさを抱くさまなどを意味する語。 主に「郷愁」と訳される。 かつて過ごした故郷をしみじみと懐かしむ気持ち(懐郷の念、望郷の念)として想起されることが多くなります。

お店
幼少の頃に通った駄菓子屋さんなどのお店

路地
看板や昔の作りなど音楽など
発祥の地
モノには必ず発祥の地があり、生まれた場所は一箇所になります。起源を知りたいと思う人も多くいるので、そのような発祥となるものがないか調べてみましょう。

商品
愛用しているモノがどこでどのように生まれたのかに興味を持っている人がいます。

飲食店
通っているお店の元祖はどこなのか。本家の味を求めている人がいます。

スポーツ
日本を代表するスポーツや格闘技も多数あり、愛好者の方が訪れます
ドライブ(ツーリング)
公共交通機関を利用せずに、車やバイクで運転しながら名所を巡ったりする人もたくさんいます。山間部や渓谷などは人気があります。

山間部の道路
山々の色づきを楽しみながらドライブする様子を紹介

海辺の道路
気持ちがよさそうな道路を紹介
アニメの聖地
日本のアニメは世界中で愛好者がおり、作中で登場した場所を聖地と呼び、たくさんの方訪れます。ネットで「アニメの聖地」などで検索すると、アニメのシーンで使用された場所やお店などを探すことができます。また、話題になった主人公の苗字と同じ神社も話題になるなど、流行に関連した情報発信も効果的です。

イベント
自分はもちろん子供が好きなアニメのイベントが開催される場所へ行く。

登場シーン
好きなアニメで登場した場所を訪れて写真を撮影したりします。
ドラマや映画のロケ地
感動したドラマや映画は必ず全国のどこかで撮影されたものです。登場人物が見た景色や同じものを食べたいと思う人がいます。また、使用していない施設を紹介して、映画やドラマのロケ地として誘致した後に観光地として宣伝することができます。

お店
食事をするシーンで使用されたり、主人公が食べたメニューなどは人気が出ます。

駅
駅は別れたり出会う場所なので、印象に残りやすくなっています。

神社
何かを祈願するシーンに使用される事が多く、お守りなども注目されます。
パワースポット
日本には、自然と神とは一体として認識され、神と人間を結ぶ作法が祭祀であり、祭祀を行う場所が神社となります。全てのモノには神様が宿っている考えから八百万の神と表現されます。金運・恋愛運などの運気を上げてくれる場所は年代を超えて人気があります。

運気がアップ
どのような運気がアップできるのか、具体的なエピソードを紹介していきます。

シンボル
シンボルとなる像や建物を映し出すことで直接観たいと思わせます。

体験できること
その場所に行くことで体験する絵馬や写経などを紹介します。

アイテム
お守りなどそこでしか購入できないので価値があります。
名前
全国には様々な地名があります。著名人の名前や日常生活で全く異なる意味で使われる言葉、縁起がありそうな名前などです。海外の人にはピンときませんが、駅や山などの名前もトレンドのキーワードと組み合わせることで注目を集めることができます。

地名

駅名
内部環境に役立つフレームワーク

競争優位性を発見
【VRIO分析】
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会社や地元のどのようなところに競争優位性があるのかを明らかにするフレームワークです。強みと弱みを浮き彫りにできるだけでなく、強化すべきかについて把握したい時に活用します。

成功要因を発見
【3C分析】
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自分たちで修正できる内部要因(自社)と、自分たちでは支配できない外部要因の両者を分析することで、KSF(Key Success Factor:成功要因)の発見につなげていきます。

市場で勝てる立ち位置を発見
【SWOT分析】
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自社地元の競合を分析した情報をもとに、市場で勝てる立ち位置を見つたい場合に活用するフレームーワークになります。これまでの情報を集約することで分析しやすくなります。

利益が減少してきたらチェック
【バリューチェーン分析】
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自社の強みや業界での優位性を知り、利益を最大化できるところにあります。自社が取り扱っているサービスの流れを改めて点検することでコスト削減も可能になります。

自分たちの魅力を再発見
【ジョハリの窓】
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対人関係を良好にするために自分のことを分析する際に役立つツールになります。個人ではなく会社や地域にすることで、自分たちでは気づいていない魅力や強みなどを整理していきます。