広報人材の内製化を強化する
クリエイティブマーケター
忖度のないユーザーだからリアルな視点
ユーザーコンテンツ分析
ソーシャルリスニングとは、口コミやレビューを分析することで、自社の商品やサービスへの評価を把握し、どんな顧客がどんな価値を求めているのかを発見する際に行う分析方法です。
🟦 こんな方へオススメ
- ユーザーのリアルな声を集めたい
- 多様な人々の意見を活用したい
- トレンドや自社ブランドを把握したい
🟦 習得内容
- ソーシャルリスニングとは
- ソーシャルリスニングのツール
- 分析方法とポイント
レッスン
01.ソーシャルリスニングとは
ソーシャルリスニングとは、Instagram、Facebookなどの代表的なソーシャルメディア(SNS)に加え、ブログや掲示板、レビューサイトなどで発信された情報を収集・分析し、そこで見いだされたさまざまな意見などをビジネスに反映させる手法です。SNSにて発信されているあらゆることが対象となるため、商品やサービス、広告宣伝施策や顧客対応など、企業活動における幅広い領域で活用されています。
ソーシャルリスニングを行うメリットのひとつ目は、商品名やカテゴリーといった特定のキーワードにおける口コミ情報を収集することで、そのキーワードに関する動向が分かります。定期的にリサーチを実施することで、商品に対する消費者のニーズや時期による投稿数の増減によって業界の動きなどが読み取れるため、キャンペーンや広告の実施時期を検討する際の参考にできます。
日常の中でソーシャルメディアに接していると、さまざまな人の意見に触れることが多くなります。アンケートと違い、特定の誰かに向けたものではない発言は、本音を発信しているケースが多く見られます。Xなどの匿名性の高いものは特にその傾向が強く出ます。
ソーシャルメディアにおける生活者の発言には、自社または自社の商品・サービスのイメージに関するものも多くあります。実施しているブランディング活動の成果を見ることができます。情報発信(広報)だけでなく、その情報がどう受け止められているかを把握・認識(広聴)することで、自社が目指すブランドイメージにより近づくブランディング活動を実現できます。
ソーシャルリスニングは危機管理にも活用できます。ソーシャルメディアにおける自社や自社商品・サービスに対して指摘や、風評被害につながりそうな発言をチェックしてリスクを想定すれば、リスクが顕在化しないうちに対処することができます。商品パッケージやプロモーションに誤解させるような表現がないかを確認し、表現の改修やリスク回避のためのプロモーションなどに手を打つことができます。
プロモーションを打ち出したときはさまざまな形で反応が見られるものですが、ソーシャルメディアにおける反応もチェックしておく必要があります。ソーシャルメディアでの関連発言も多くなり、普段以上のボリュームの発言数を活用した分析が可能となります。プロモーションを目にした生活者のリアルな意見を聴く絶好の機会となります。
02.口コミ、レビュー、コメントの違い
「口コミ」と「レビュー」はどちらも商品やサービスについての意見を共有する手段ですが、いくつかの違いがあります。口コミはカジュアルで非公式な個人的意見の共有、レビューは詳細で公式な評価や分析、コメントは特定のコンテンツに対する意見や感想の共有です。
性質 | 個人的な経験や感想を伝えることが多いです。 |
形式 | 口頭やSNS、掲示板などでカジュアルに行われることが多いです。 |
対象 | 主に知人や友人、コミュニティ内で共有されることが多いです。 |
詳細度 | 詳細な評価や分析よりも、短いコメントや一言感想が主です。 |
性質 | 商品やサービスを詳細に評価し、利点や欠点を分析することが多いです。 |
形式 | ウェブサイト、ブログ、雑誌などで公式に書かれることが多いです。 |
対象 | 広い読者層や不特定多数の人々を対象に書かれることが多いです。 |
詳細度 | 評価基準や具体的な点数、詳細な説明が含まれることが多いです。 |
性質 | 投稿や記事、コンテンツに対する意見や感想を共有する。 |
形式 | ソーシャルメディア、ブログ、ニュースサイトのコメント欄などで行われる。 |
対象 | そのコンテンツを見た他のユーザーや読者に向けられることが多い。 |
詳細度 | 内容や長さは様々で、簡単な一言から詳細な意見まで幅広い。 |
04.ソーシャルリスニングの流れ
収集するデータに関連するキーワードやハッシュタグを決定します。これには、ブランド名、製品名、業界関連用語などが含まれます。
ソーシャルメディア、ブログ、レビューサイトなど、データを収集するプラットフォームを選定します。
テキスト、画像、動画などのデータを分析しやすい形式に変換します。必要に応じて、データをカテゴリ別に分けたり、タグ付けしたりします。
いいね数、シェア数、コメント数などの定量データを分析し、コンテンツのパフォーマンスを評価します。テキストデータであれば、感情分析、トピックモデリング、キーワード抽出を行い、視覚的なデータからは特定のブランドや製品の存在、ユーザーの感情、シーンを分析します。
データ分析結果から主要なトレンドやパターンを特定します。感情分析結果を基に、消費者の感情や意見を理解します。
競合他社のデータを比較し、自社のポジショニングや市場での立ち位置を評価します。
05.キーワードの探し方
1️⃣ 検索ボリュームとは?
検索ボリュームとは、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで、キーワードがどれだけ検索されたのかを示す回数のことであり、一般的には1ヶ月で集計された月間検索ボリュームを利用してキーワードの選定が行われます。月に1回のデータを利用する理由は、季節や時期によってトレンドとなるキーワードが変化し続けるためです。
そのため検索ボリュームを扱う時は、人気のキーワードを使うだけではなく、推移を予測して選択していくことも重要です。たとえば美容化粧品を扱う場合、夏になると「紫外線」や 「UVカット」などのキーワードを使ったり、冬になると「乾燥」や「保湿ケア」などの言葉を使ったりします。シーズンに突入してしまうと他の記事や投稿にもキーワードが使用されます。競合が増える前に先読みすることで、ライバルに差をつけることができます。
2️⃣ 検索ボリュームの目安
検索ボリュームには、どの程度注目度があるのかを表す目安が存在しています。マーケターの中では回数に応じて3段階に分けられています。明確な定義がある訳ではありませんが、キーワードを紹介される際の共通言語として把握しておきましょう。
月間ボリュームの目安 | 呼び名 |
---|---|
100〜1000回以下 | ロングテールキーワード スモールキーワード |
1000〜10000回以下 | ミドルワード |
10000回以上 | ビックワード |
3️⃣ キーワードの難易度を知る
検索ボリュームの目安について紹介しましたが、検索回数が多いビックワードを選べばいいというわけではありません。ビックワードは興味を持っている人が多い可能性がありますが、そのワードを使用した競合相手も増えるため、自分たちの記事や投稿が上位表示されにくい現象が起きます。一方でスモールワードは競合相手が少ないため、検索にヒットすれば上位表示されますが、そもそも検索している頻度が少ないため、目標数値に辿り着かない可能性があります。
そこで、おすすめなのが、スモール、ミドル、ビックのワードをそれぞれ盛り込む方法です。ビックワードの中からメインキーワードを決めます。関連するワードをミドルワードやスモールワードにすることで、表示されるチャンスが広がります。
4️⃣ 検索意図を想像する
検索ボリュームを調べた時に数字の大きさを確認することはもちろんですが、数値が多い要因を確認することをおすすめします。テレビや雑誌などによるニュースはもちろん、YouTubeやInstagramなどによる投稿など、検索ワードが増えている理由を把握することで、関連するワードが検索される可能性が高くなります。
同じ言葉であってもユーザーによって捉え方や求めている情報が異なります。メインターゲットを設定して、ビックワードやミドルワードを組み合わせて、視聴されるチャンスを高めていきましょう。
5️⃣ 季節や時期を考慮する
トレンドとなる言葉には、季節や時期的要因も関わってきます。例えば、寒い冬なのに冷房や半袖などのキーワードを使っても限られた人にしか興味を持たれません。季節外れのキーワードは集客や売上につながりにくくなります。検索意図を考慮して、季節や時期によってユーザーがどのようなことを考えているのか、分析することが成功の近道になります。
1️⃣ Googleトレンドとは
Googleトレンドは、Google検索で人々が検索したワードに対して、「Googleトレンド」で検索すると、すぐに見つけることができます。
スマートフォンで見た画面になります。最初にクッキーについてのアナウンスが英語で表記されます。クッキーに承認する場合は「OK,Got it」をタップして、検索キーワードを入力してください。
2️⃣ キーワードの注目度をチェック
今回は「カフェ」と「タピオカ」を検索してみました。カフェは一定の需要があるので、動画の幅は大きくありませんが、タピオカはトレンド商品なので、動向の幅が大きくなっています。このようにキーワードごとにGoogleで検索されている動向を確認できます。
3️⃣ 検索されているエリアをチェック
次にエリア別で検索した動画を確認することができます。日本であれば、表示された都道府県をタップすると、さらに細かいエリアの状況をチェックすることができます。
4️⃣ 関連トピック/キーワード
キーワードの動画だけでなく、関連トピックや関連キーワードも確認することができます。これから投稿する際の企画や内容の参考になります。
1️⃣ ラッコキーワードとは
ラッコキーワードは、無料でキーワードリサーチができるツールになります。調査したいキーワードを入力すると、一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれます。ユーザーが求めているコンテンツやニーズを把握して、より高品質なコンテンツ制作に役立てつことができます。
2️⃣ 調べたいワードを入力する
「カフェ」と入力すると表示されるページになります。キーワードの横にある回転しているアイコンをタップすると、さらに関連したキーワードを抽出してくれます。
3️⃣ 表示されたキーワードを確認する
関連した見出し抽出が次から次へと表示されますが、無料の場合はキーワード調査が1日50回、見出し抽出は1日15回に制限されているので、注意してください。
登録者数が少ないチャンネルで再生回数が多いことは、ニーズがある可能性があります。そのような“YouTubeの穴場キーワード“を探し出せるツールになります。
有料版に申し込むことで全てのサービスを利用することができます。無料版であれば、1日に3個まで検索することが可能です。
「いま」盛り上がっている話題をランキング形式で見られるほか、電車遅延や災害時などの「いざ」という時の最新の状況を把握したり、スポーツや芸能、アニメやゲームなどの趣味の情報をチェックしたりと、生活の様々なシーンで活用できます。Twitterで盛り上がっているニュースやおもしろ画像/動画などの話題情報もチェックできます。
X(twitter)上で話題になっているキーワードが表示されます。キーワードを押すと、そのキーワードを含む一覧で表示されます。
X(twitter)上で話題になっている人気のツイートが最大40件表示されます。
1️⃣ サジェスト機能とは
一般的にサジェストとは、「提案する」「示唆する」という意味です。インターネット業界では、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力して表示される「候補」のことをサジェストキーワードと呼びます。
例えば、「東京」と入力すると自動的に「バナナ ラッコ」「天気」などのキーワードが表示されます。このようなサジェスト機能があることで、ユーザーは欲しい情報に早く辿り着くことができます。そのため、GoogleだけでなくYouTubeやInstagram、Amazonなどもサジェスト機能がよく使用されています。
2️⃣ 関連キーワードとの違い
「サジェストキーワード」と「関連キーワード」は必ずしも一致するわけでありません。それぞれの違いについては下記のようになります。
種類 | 意味 |
---|---|
サジェストキーワード | 過去に自分もしくは他のユーザーが検索したことがるキーワードが反映されます |
関連キーワード | 検索ワードと関連性の高いキーワードになり検索歴に影響されない |
3️⃣ 選定される3つの基準
1)ユーザーの地域・使用言語
サジェストで表示されるキーワードは、ユーザーの地域や使用言語によって変わってきます。
例えば、検索している位置情報を許可している場合に、「ガソリンスタンド」を検索すると、現在の場所に近い給油所が表示されます。新たな店舗の発見などにも繋がります。
2)検索ボリューム
検索ボリュームとは、1ヶ月間にユーザーが該当するキーワードを検索している回数のことです。検索数が多いということは、注目度が高いと判断されるため、サジェストに表示されます。
3)過去に検索したワード
ユーザー自身が過去や直前に検索したワードと今回検索したワードを連携させてサジェスト表示されます。
4️⃣ サジェスト汚染とは?
サジェスト汚染とは、商品やサービスの名称、また企業名、個人名などを検索エンジンに入力した時に、「ブラック」「態度が悪い」「詐欺」「不倫」といったネガティブなキーワードがサジェストとして表示されることを言います。
事実かどうかに関わらず表示されるので、自社の商品、サービス、企業名を検索した場合に、どのようなサジェスト表示がされるのか確認してください。購入を検討しているユーザーがその記事や投稿を見ている可能性があります。どのような印象を与える内容になっているのか、必ずチェックしてください。
5️⃣ サジェスト汚染の対処方法
1)削除申請を行う
サジェストがオートコンプリートポリシーに反していると考えられる場合は、Googleに報告することで削除依頼することができます。
2)プロに依頼する
「サジェスト汚染」「ネット風評被害」といったキーワードで検索をすると、その手に強いあらゆる対策業者が出てきます。Googleに報告しても削除してもらえず、悪質な誹謗中傷や風評被害で困っている場合は、このような対策業者に依頼をし問題を特定してみるのも一つの手段です。
6️⃣ サジェストキーワードの探し方
検索窓にキーワードを入力してサジェストを調べる場合、本人の傾向で検索結果が偏ったり、表示される数に限りがあったりして、具体的に調査することはできません。深掘りしてサジェストキーワードを調べたい場合は、サジェストキーワードを分析する機能を取得できる無料ツールを使うのがおすすめです。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
サジェストキーワード一括DLツール | 表示したサジェストキーワードはcsv形式でまとめてダウンロードすることができるため、整理するのに最適なツールと言えます。 |
KOUHA.jp | Googleだけでなくamazonや楽天のサジェスト、Twitterの共起語を取得できるキーワードツールです。 |
Keyword Tool | Googleキーワードプランナーや他のツールでは抽出できないキーワードを発見できるため、多くのSEOコンサルタントに愛用されています。 |
ラッコキーワード | 対象キーワードを入力するだけで、Googleやyahoo、bingなどのサジェストキーワードを調査することができます。 |
Ubersuggest | 国別でキーワードを抽出できる海外のSEOツールです。サジェストキーワードを抽出できるのはもちろんのこと、検索ボリュームも同時に調べることができるため、非常に便利なツールと言えます。 |
keyworld.io | 海外のサジェストキーワードツールです。 Googleをはじめ、「amazon」「alibaba」「eBay」などの大手サイトのサジェストキーワードも抽出することができます。 |
ハッシュタグ(#記号)は、キーワードやトピックを分類するために使われます。 この機能はXで作り出されたもので、この機能を使えば興味のあるトピックを簡単にフォローできるため、他のSNSも導入されています。
カフェでハッシュタグ検索を実施した場合に表示された画面になります。ハッシュタグが多いワードは、注目されたり人気がある可能性があります。100万以上を狙うのではなく、5万以下のハッシュタグにトレジャーが潜んでいます。
チャットボットと呼ばれる人工知能が登場したことで、手軽に質問をして回答を得ることができるようになりました。質問の仕方を変えることで、得られる内容も異なるので、キーワードの場合は、30個とか50個のように数字を入力することをお勧めします。
また、無料版については最新のデータではないので、ビジネスで本格的に活用するのであれば、有料版も検討してください。
06.キーワードの選定
キーワードツールを活用して、商品やサービスにおける評価や顧客の新たな価値を発見するために関連して調査するリストを作成していきます。
NO | キーワード | 関連ワード | ツール |
---|---|---|---|
1 | |||
2 | |||
3 | |||
4 | |||
5 | |||
6 | |||
7 | |||
8 | |||
9 | |||
10 |
07.プラットフォームの種類
調査したいキーワードが選定できたら、プラットフォームを選定していきます。それぞれの特性があるので、調査する前に把握して、有効的に活用していきましょう。
検索エンジン | Google Yahoo! Safari |
口コミサイト | 食べログ ぐるなび じゃらんnet |
ECサイト | 楽天 Amazon |
予約サイト | 一休.com ホットペッパービューティー |
ランキングサイト | mybest 360LiFE アットコスメ オリコン顧客満足度 |
SNS | YouTube X TikTok |
ブログ | note Ameba にほんブログ村 |
総合サイト | 生活に役立つ情報 |
専門サイト | 特定の分野に特化した内容 |
地域サイト | 特定の地域に特化した内容 |
コミュニティサイト | ユーザー同士の交流を目的としたサイト |
08.ランキングサイトの特性
ランキングサイトは、ユーザーの意見や評価を集計して製品やサービスのランキングを提供するプラットフォームで、ソーシャルリスニングのデータソースとして重要な役割を果たします。以下に、ランキングサイトの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
集合知 | 多数のユーザーからの評価やレビューを集約しているため、集合知としてのデータを提供します。これにより、個々の意見ではなく、多くのユーザーの総意を把握することができます。 |
数値評価 | 多くのランキングサイトは数値評価(星評価、点数など)を使用しており、定量的なデータを提供します。これにより、定性的なレビューと組み合わせて、より具体的な分析が可能です。 |
多様なカテゴリ | 製品、サービス、アプリ、レストランなど、さまざまなカテゴリのランキングが提供されており、幅広い分野での分析が可能です。 |
トレンドの把握 | ランキングの変動を通じて、人気の上昇や下降をリアルタイムで把握することができます。これにより、トレンドや市場の動向を迅速に捉えることができます。 |
ユーザーコメント | 多くのランキングサイトは、数値評価に加えてユーザーのコメントやレビューも提供しており、詳細な意見やフィードバックを収集できます。 |
ランキングサイトは、多くのユーザーからの評価とフィードバックを集約して提供するため、ソーシャルリスニングにおいて貴重なデータソースとなります。適切なツールと分析手法を用いることで、ランキングサイトから得られるインサイトを効果的に活用し、製品やサービスの改善、マーケティング戦略の策定に役立てることができます。
09.ブログの特性
ブログはソーシャルリスニングの重要なデータソースの一つであり、他のソーシャルメディアと比較して独自の特性があります。以下に、ブログの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
長文コンテンツ | ブログは他のソーシャルメディアに比べて長文のコンテンツが多く、詳細な意見や感想、ストーリーを含むことが多いです。これにより、ユーザーの深い洞察や感情を把握しやすくなります。 |
専門性 | 多くのブログは特定のテーマやニッチに焦点を当てており、専門的な知識や情報を提供します。特定の分野に関する深い理解を得るのに適しています。 |
持続性 | ブログの投稿は検索エンジンにインデックスされやすく、長期間にわたってアクセスされることが多いです。これにより、時系列的なデータ分析やトレンドの把握が可能です。 |
エンゲージメント | ブログのコメント欄を通じて、読者との対話が行われることが多く、双方向のコミュニケーションが発生します。これにより、ユーザーの意見や質問を直接収集できます。 |
ブログは詳細で専門性の高い情報を提供するため、ソーシャルリスニングにおいて貴重なデータソースとなります。適切なツールと技術を用いることで、ブログから得られるインサイトを効果的に活用し、ビジネスの成長につなげることができます。
11.Eコマースの特性
Eコマースサイトは、消費者の購入行動、レビュー、評価を直接収集できるため、ソーシャルリスニングにおいて非常に重要なデータソースとなります。以下に、Eコマースサイトの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
多様なユーザーデータ | 購入履歴、閲覧履歴、カートに入れた商品、ウィッシュリストなど、多様なユーザーデータが収集できます。これにより、ユーザーの購買意図や行動パターンを把握することができます。 |
リアルタイムデータ | 購入やレビューのデータはリアルタイムで収集できるため、最新のトレンドや消費者の反応を迅速に把握できます。 |
レビューと評価 | 商品ごとのレビューや星評価を通じて、消費者の満足度や不満点を直接収集できます。これにより、具体的な製品の強みや弱みを明確にすることができます。 |
豊富な製品データ | 製品のカテゴリ、価格帯、ブランドなど、詳細な製品情報とそれに対する消費者の反応を分析することができます。 |
競合分析 | 競合製品や同じカテゴリ内の他製品に対するレビューや評価を比較することで、自社製品の位置づけや改善点を把握することができます。 |
Eコマースサイトは、多様でリアルタイムなユーザーデータを提供するため、ソーシャルリスニングにおいて非常に価値のあるデータソースです。適切なツールと分析手法を用いることで、Eコマースサイトから得られるインサイトを効果的に活用し、製品やサービスの改善、マーケティング戦略の策定に役立てることができます。
12.noteの特性
noteは、クリエイターやユーザーが記事やエッセイ、レビューなどを投稿するプラットフォームであり、ソーシャルリスニングにおいても重要なデータソースとなります。以下に、noteの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
ユーザー生成コンテンツ(UGC) | noteは個人のユーザーや企業が自由にコンテンツを投稿できるプラットフォームで、幅広いテーマやジャンルの投稿が集まります。これにより、多様な視点や意見を収集できます。 |
詳細なコンテンツ | noteの投稿は比較的長文であり、詳細な意見や分析が含まれることが多いです。これにより、ユーザーの深い洞察や感情を把握しやすくなります。 |
コミュニティの形成 | noteにはフォロー機能やコメント機能があり、ユーザー間でのコミュニケーションやフィードバックが活発に行われます。これにより、エンゲージメントデータを収集できます。 |
クリエイティブなコンテンツ | テキストだけでなく、画像や動画、音声などの多様なメディア形式のコンテンツが投稿されるため、視覚的・聴覚的なインサイトも得られます。 |
タグとカテゴリー | 投稿にはタグやカテゴリーが付けられているため、特定のトピックやテーマに関連するコンテンツを容易に収集・分析できます。 |
noteは、詳細でクリエイティブなユーザー生成コンテンツを提供するため、ソーシャルリスニングにおいて貴重なデータソースとなります。適切なツールと分析手法を用いることで、noteから得られるインサイトを効果的に活用し、製品やサービスの改善、マーケティング戦略の策定に役立てることができます。
13.SNSの特性
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、ソーシャルリスニングにおいて非常に重要なデータソースです。以下に、SNSの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
リアルタイム性 | SNSはリアルタイムでユーザーの投稿が行われるため、最新のトレンドや消費者の反応を迅速に把握することができます。Twitterのようなプラットフォームでは特に顕著です。 |
広範なユーザーベース | SNSは世界中の多様なユーザーが利用しており、幅広い視点や意見を収集できます。これにより、グローバルなトレンドや地域ごとの差異を分析することが可能です。 |
多様なコンテンツ形式 | テキスト、画像、動画、ライブストリーミングなど、さまざまな形式のコンテンツが共有されます。これにより、視覚的・聴覚的なインサイトも得られます。 |
エンゲージメントデータ | いいね、シェア、コメント、リツイートなどのエンゲージメントデータを通じて、ユーザーの関心度や反応を測定できます。これにより、どのコンテンツが特に関心を引いているかを把握できます。 |
インフルエンサーの存在 | インフルエンサーの投稿や意見は、多くのフォロワーに影響を与えるため、彼らの活動を追跡することで、消費者のトレンドや意見のリーダーシップを把握できます。 |
SNSは、リアルタイムで広範なユーザーベースから多様なデータを収集できるため、ソーシャルリスニングにおいて非常に価値のあるデータソースです。適切なツールと分析手法を用いることで、SNSから得られるインサイトを効果的に活用し、製品やサービスの改善、マーケティング戦略の策定に役立てることができます。
14.YouTubeの特性
YouTubeは、動画共有プラットフォームとして世界的に利用されており、ソーシャルリスニングにおいても重要なデータソースとなります。以下に、YouTubeの特性とソーシャルリスニングツールとしての利用方法を説明します。
動画コンテンツの多様性 | YouTubeでは様々なジャンルやテーマの動画がアップロードされています。これには、レビュー、チュートリアル、エンターテイメント、ニュース、広告などが含まれます。多様なコンテンツから消費者の関心や意見を把握することが可能です。 |
視覚的なインサイト | 動画形式のため、視覚的なインサイトを得ることができます。例えば、製品のデモンストレーションや使用方法、イベントのハイライトなどを直接観察することができます。 |
コメントとコミュニティ | 動画に対するコメントやコミュニティの反応を把握できます。これにより、視聴者の意見や感情を直接的に理解することができます。 |
データのリアルタイム性 | 動画のアップロードやコメントがリアルタイムで行われるため、最新のトレンドや反応を即座に把握できます。 |
広告と広告主の反応 | 広告主が公開した動画や広告に対する視聴者の反応を分析することができます。広告キャンペーンの効果を測定し、改善点を見つけることができます。 |
YouTubeは、動画コンテンツの多様性と視聴者のエンゲージメントを通じて、貴重なソーシャルリスニングのデータソースとなります。適切なツールと分析手法を用いることで、YouTubeから得られる
15.YouTube知恵袋
Yahoo!知恵袋を活用して顧客の価値をリサーチする際のメリットはいくつかあります。
生の声を収集できる | 実際のユーザーが投稿した質問や回答から、商品やサービスに対する率直な意見や感想を得ることができます。 |
多様な視点を得られる | 幅広い年齢層やバックグラウンドを持つユーザーが参加しているため、多様な視点からの意見を集めることができます。 |
トレンドやニーズの把握 | 特定の商品やサービスに関する質問の頻度や内容から、現在のトレンドや顧客のニーズを把握する手がかりになります。 |
競合他社の分析 | 自社製品だけでなく、競合他社の製品に関する質問や評価も閲覧できるため、競合分析にも役立ちます。 |
コスト効率 | 調査会社に依頼するよりも低コストで、迅速に情報を収集することが可能です。 |
リアルタイムのフィードバック | 常に新しい質問や回答が投稿されるため、リアルタイムで顧客のフィードバックを収集できます。 |
これらのメリットを活用することで、Yahoo!知恵袋は顧客の価値をリサーチする有力なツールとなります。
16.Googleマップ
Googleマップで表示できる情報は非常に多岐にわたります。以下はその主な機能と表示可能な情報です。
1. 地図表示
- 標準地図: 通常の地図表示。
- 衛星画像: 衛星からの写真を使った地図表示。
- 地形: 高低差を表示する地形図。
- ストリートビュー: 地上レベルのパノラマ写真。
2. ルート案内
- 車: 車でのルートと所要時間、交通情報。
- 公共交通機関: バス、電車、地下鉄などのルートと時刻表。
- 徒歩: 徒歩でのルートと所要時間。
- 自転車: 自転車用のルートと所要時間。
- 飛行機: 空港とフライト情報。
3. 場所情報
- 施設: レストラン、カフェ、ホテル、病院、学校などの位置と情報。
- ビジネス: 企業の所在地、営業時間、連絡先。
- 観光名所: 観光スポットや名所の詳細情報。
- レビューと評価: ユーザーによるレビューや評価。
4. リアルタイム情報
- 交通情報: 渋滞、事故、道路閉鎖などのリアルタイム情報。
- 公共交通機関の遅延: 電車やバスの運行状況。
- 店の混雑状況: 特定の施設の混雑状況(ピーク時間など)。
5. パーソナライズ機能
- お気に入り: よく行く場所や保存した場所。
- カスタムマップ: ユーザーが作成した地図やルート。
- 履歴: 過去の検索や訪問場所の履歴。
6. 詳細情報
- 住所と電話番号: 場所の正確な住所と連絡先。
- 営業時間: 店舗や施設の営業時間。
- ウェブサイトリンク: ビジネスや施設の公式ウェブサイトへのリンク。
- 写真: 施設や場所の写真。
7. 機能拡張
- 距離計測: 任意の2地点間の距離を計測。
- エリア計測: 特定のエリアの面積を計測。
- 地図の共有: 特定の場所やルートを他人と共有。
- レイヤー表示: 天気、交通、地形、公共交通機関などの情報を重ねて表示。
8. ストリートビュー
- 道路: 道路上の360度パノラマ写真。
- 施設内部: 一部の施設内部のパノラマ写真。
9. ユーザー生成コンテンツ
- レビュー: ユーザーが投稿したレビューや評価。
- 写真: ユーザーが投稿した写真。
- 質問と回答: ユーザーが投稿した質問とそれに対する回答。
10. 地域情報
- 地方自治体の情報: 地方自治体の公式情報やアナウンス。
- イベント情報: 地域で開催されるイベントやフェスティバルの情報。
Googleマップのこれらの機能と情報を活用することで、より詳細でパーソナライズされた地理情報を得ることができます。顧客の行動パターンや潜在的な需要を把握するために非常に役立ちます。
16.コンテンツの種類と特徴
オンラインコミュニケーションの多様な形態を表し、情報共有、コミュニケーション、エンターテインメント、情報伝達の手段として重要な役割を果たしています。特定のプラットフォームやコミュニティに合わせて異なる種類のユーザーコンテンツが存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。
ユーザーがテキストを使用して情報、意見、エピソード、ストーリーなどを表現する。ブログ記事、フォーラム投稿、コメント、レビュー、ツイート、テキストメッセージ。
ユーザーが写真や画像をキャプチャし、共有する。視覚的な情報を伝えるのに適している。インスタグラムの投稿、フォトシェアリングアプリの画像、SNSのプロフィール写真。
ユーザーが動画を制作、編集、共有する。視聴者に対して情報やエンターテインメントを提供する。YouTubeの動画、TikTokのクリップ、Instagramのリールなど。
製品、サービス、場所などに対する評価や感想を記述する。他のユーザーに製品選択や意思決定の支援を提供する。Amazonの製品レビュー、ホテル評価、レストランの評判評価。
17.データを整理する
カテゴリー | 分類した中項目 |
キーワード | 注目を促す言葉 |
ソース | 発見した情報源 |
ターゲット | どんな人の |
バリュー | どんな価値に |
ソリューション | どんな解決法 |
18.チェック項目
データ収集 | 指定したキーワードでデータを網羅的に収集する |
口コミ分析 | 口コミ件数や本文の分析 |
フォロワー分析 | フォロワーの属性や動向などを分析 |
発言(ポジティブ・ネガティブ) | 口コミ内容からポジティブとネガティブの分析 |
関連後分析 | 関連するキーワードの分析 |
トレンド分析 | 業界やSNS内のトレンドを分析 |
感情分析 | 投稿内容から感情を読み取る分析 |
興味関心分析 | 興味関心がどこに向いているのか分析 |
キャンペーン分析 | 自社・他社の実施したキャンペーンの反応分析 |
お知らせ
集客をする際に、大手ポータルサイトにサロンを掲載して予約を取るのではなく、顧客を設定して、サービスを強化し、自分たちで認知を広げる方法について解説しました。サロンによって問題や課題は異なります。働くスタッフの知識やスキルなども違うため、一般的なセミナー研修では自社に当てはまらないことが多くあります。
CEVSTYでは、貴社の問題や課題を共有して業務を連動した「オーダーメイド研修」や幹部会議などに参加をして協働する「コーチングパートナ契約」を提供しています。
また、少人数で運営されているサロンで、撮影はできるけれど編集までの時間が取れない場合は「コンテンツ制作代行」のサービスを実施しています。これからSNS等のデジタル人材や新人教育に力を入れたいオーナー様は、お気軽にお問い合わせください。