搭載されている機能を選ぶだけ
動画に緩急をつける必須の知識
スローモーション機能はスマートフォンに標準搭載されている機能になるので、特別なアプリなどは必要ありません。一瞬で終わる出来事をスローで再生することで、様々な表現が可能です。また、スローモーションは最初からスローモーション機能で撮影する方法と動画編集で行う2つの方法があります。スローモーションを最大限活かす撮影方法について学習していきます。
動画解説
スローモーションの特徴
スローモーションは、映像を通常の再生速度よりも遅く再生する技術です。スローモーションの代表的な特徴になります。
時間の延長 | スローモーションは、視聴者に時間の延長を感じさせる効果があります。通常の速度で起こる行動や動きを遅く再生することで、細かいディテールや瞬間をより詳細に観察することができます。これにより、映像の中の瞬間を捉えることができます。 |
ダイナミックな表現 | スローモーションは、動きの流れをゆっくりと見せることで、ダイナミックな表現を可能にします。高速で起こるアクションやスポーツの瞬間をスローモーションで撮影することで、細かい動きや表情を鮮明に捉えることができます。これにより、視聴者に迫力や感情を伝えることができます。 |
エンパシーの創出 | スローモーションは、視聴者により深く感情移入させる効果もあります。遅く再生される映像は、人物や被写体の感情や表情をより鮮明に捉えることができます。視聴者は、スローモーションによって時間がゆっくりと進んでいることにより、映像内の人物や状況により一層の注意を向けることができます。 |
美しさの強調 | スローモーションは、美しい瞬間や映像を強調するのにも適しています。例えば、花が開く様子や液体が広がる様子など、繊細な動きや変化をスローモーションで撮影することで、その美しさや繊細さを視覚的に強調することができます。 |
フレームレートの高さ | スローモーションを撮影するには、通常のフレームレートよりも高いフレームレートで撮影する必要があります。高いフレームレートによって、動きの滑らかさや詳細が向上し、映像の品質が高まります。 |
シチュエーション
スローモーションは、さまざまなシチュエーションで効果的に使用することができます。以下に、スローモーションが特に効果的なシチュエーションの例をいくつか挙げます。
スポーツ | スポーツの瞬間はスローモーションで捉えると迫力があります。例えば、バスケットボールのダンクショット、サッカーのゴール、スキージャンプなどの瞬間をスローモーションで撮影することで、選手の技術や身体の動き、ボールやエクスプロージョンの細部までを鮮明に観察することができます。 |
自然の現象 | 自然の美しい瞬間や現象をスローモーションで撮影すると、その美しさをより強調することができます。例えば、花が開く様子、葉っぱの揺れ、波の動き、雨の落下など、自然界の細かい動きや変化をスローモーションで捉えることで、視覚的な魅力を引き出すことができます。 |
創造的な表現 | スローモーションは創造的な表現手法としても活用されます。例えば、ダンスやパフォーマンスアート、モーションキャプチャなど、身体の動きや瞬間を芸術的に表現する場合にスローモーションが使用されることがあります。スローモーションによって、表現の精度や美しさを高めることができます。 |
商品や製品のデモンストレーション | 商品や製品の特徴や機能を強調するために、スローモーションが使用されることがあります。例えば、飛沫が飛び散る飲み物の撮影や、製品の部品の組み立てや動作のデモンストレーションをスローモーションで撮影することで、視聴者に製品の品質や操作性をより詳細に伝えることができます。 |
撮影する際の注意点
スマートフォンでスローモーションを撮影する際には、以下の注意点に留意することが重要です。
フレームレートの設定 | スマートフォンのカメラアプリには、通常の撮影とスローモーション撮影のためのフレームレート設定があります。撮影前にカメラアプリの設定を確認し、適切なフレームレート(通常は120fps以上)を選択しましょう。一部の最新のスマートフォンでは、さらに高いフレームレート(240fps以上)をサポートしている場合もあります。 |
照明条件の確認 | スローモーション撮影では、十分な照明が重要です。スマートフォンのカメラは、フレームレートを上げるために露出時間を短くするため、暗い環境ではノイズや映像の品質劣化が起こりやすくなります。明るい環境での撮影を心がけましょう。 |
安定した撮影環境 | スマートフォンでのスローモーション撮影では、カメラのブレや揺れが映像に影響を与えることがあります。手持ちでの撮影の場合、カメラをしっかりと握り、身体を固定して揺れを最小限に抑えるようにしましょう。また、トリプッドやジンバルなどの安定化機器を使用することで、さらに安定した撮影が可能です。 |
動きの予測とタイミング | スローモーション撮影では、動きの予測とタイミングが重要です。被写体の動きやアクションを予測し、撮影のタイミングを適切に把握することで、より効果的なスローモーション映像を撮影することができます。 |
編集の可能性を考慮 | スマートフォンのカメラアプリには、スローモーション映像を撮影した後に編集する機能があることがあります。撮影後に映像をトリミングしたり、スローモーションの範囲を調整したりすることができます。撮影前に編集の方法や機能を確認し、必要に応じて活用しましょう。 |
フレームレートとは
フレームレートは、映像や動画の再生速度を表す指標です。具体的には、1秒間に表示される静止画の数をフレーム数として表現します。通常、フレームレートは「fps」(フレーム・パー・セカンド)という単位で表されます。
例えば、一般的な映画のフレームレートは24fpsです。これは、映画が1秒間に24枚の静止画(フレーム)を表示することを意味します。テレビの標準的なフレームレートは30fps(または29.97fps)であり、一般的なビデオコンテンツや放送番組で使用されます。
高いフレームレートを使用すると、動画の再生がより滑らかになります。例えば、60fpsの映像は、1秒間に60枚の静止画を表示するため、24fpsの映像よりもより滑らかな動きを表現できます。また、高速なアクションやスローモーションなど、細かい動きを正確に捉えるためにも、高いフレームレートが求められます。
スマートフォンやデジタルカメラなどの撮影機器では、撮影時に使用するフレームレートを設定することができます。スローモーション撮影をする場合には、より高いフレームレート(例えば、120fps以上)を選択して、高速な動きをスローモーションで美しく再生することができます。
ただし、フレームレートが高いほどファイルサイズが大きくなるため、撮影するデバイスや用途に合わせて適切なフレームレートを選択する必要があります。
30fpsや60fpsと表記されているのがフレームレートになります。数値が大きくなることで映像にどのような変化があるのか解説していきます。
初めからスローモーションで撮影するのではなく動画編集でスローにする場合に必要な知識になります。
フレームレートの変更方法(iPhone)
カメラ設定を選択
iPhoneの設定アイコンをタップしたら、カメラアプリのアイコンを探してください。見つけたらタップします。
スローモーションを選択
カメラ設定に関するメニューが表示されます。その中に「スローモーション撮影」の項目をタップします。
スローモーションの設定を変更する
機種によって表示される数値が異なります。今回はiPhone7の画面になります。1080Pと720Pは解像度になります。数値が高ければ高画質になり、4Kや8Kになると大画面で表示してもクリアな画質になります。画質が良くなるということは、データの容量が大きくなるので、残りのストレージを撮影前に確認してください。可能であれば、定期的に保存データをクラウドやSDDなどに転送して、ストレージがいっぱいにならないようにしておきましょう。
動画の見本
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