物語の流れや世界観を豊かに表現
パラレルな展開が描写できる編集
クロスカットとは、共通する内容を別々に撮影して、まるで同時に起きているような動画編集テクニックになります。映画やドラマでは、電話をしているシーンでよく活用されています。通話している人物を交互に映し出すことで、臨場感を高めることができます。他にもどのようなシーンに活用できるのか、確認していきましょう。
動画解説
クロスカットの特徴
クロスカットは映像編集のテクニックの一つであり、複数の場面やアクションを交互に切り替えながら編集する手法です。以下に、クロスカットの特徴をいくつか挙げます。
パラレルな物語の展開 | クロスカットは、複数の場面やアクションを交互に切り替えることで、物語のパラレルな展開を表現することができます。例えば、異なる場所で同時に起こる出来事や、複数の登場人物の行動を同時に描写する際に使用されます。これにより、物語の流れや世界観を豊かに表現し、視聴者に対してより広い視野や情報を提供することができます。 |
テンポやリズムの調整 | クロスカットは、映像のテンポやリズムを調整するために使用されます。例えば、緊迫感やスリルを伴うシーンやアクションの場面で、複数の場所やアクションを交互に切り替えることで、視聴者の興味や緊張感を高めることができます。また、物語の展開やダイナミズムを活気付けるために、クロスカットを使用することもあります。 |
比較や対比の強調 | クロスカットは、複数の場面やアクションを交互に切り替えることで、比較や対比を強調する効果もあります。例えば、異なる場所での反応や感情の対比、相反するイメージの対比、時間の経過による変化の対比などを表現することができます。これにより、物語の要素やテーマをより鮮明に表現することができます。 |
ビジュアル的な饗宴 | クロスカットは、視覚的な饗宴を提供するために使用されます。異なる場所やアクションを切り替えることで、視聴者は多様な映像や情報を楽しむことができます。また、映像のコントラストや組み合わせによって、映像全体の美しさやインパクトを高めることができます。 |
ドラマティックな効果 | クロスカットは、物語にドラマティックな効果を与えることができます。特に、緊迫感や緊張感のあるシーンやクライマックスの場面で使用されることがあります。複数の場面やアクションを切り替えることで、物語の緊張感や展開をより一層引き立てることができます。 |
テンションの維持 | クロスカットは、物語のテンションを維持するためにも有効です。場面やアクションを切り替えることで、視聴者の興味を引き続けることができます。また、物語のペースやエネルギーを保ちながら、情報の伝達やストーリーテリングを進めることができます。 |
視覚的なダイナミズム | クロスカットは、映像にダイナミズムを与えるためにも使用されます。場面やアクションを交互に切り替えることで、映像に動きやリズムを生み出し、視聴者の目を引くことができます。特に、迅速なカットやテンポの速い編集を取り入れることで、映像にエネルギーと活気を与えることができます。 |
複数の視点を提供 | クロスカットは、複数の視点を提供することで、物語やシーンの理解を深める効果もあります。複数のキャラクターや出来事を交互に切り替えることで、物語の多面的な視点を示し、視聴者により広い視野や情報を提供することができます。 |
クロスカットは、映像編集においてシーンやアクションの切り替えに幅広く活用されるテクニックです。これらの特徴により、物語の魅力やテンポの維持、視覚的なダイナミズムの創出など、映像作品の魅力を引き立てる役割を果たしています。
クロスカットの例
編集する前の動画と編集後の動画を見比べてもらうことで、クロスカットのイメージをさらに強化していきます。
ミーティングの様子
シーン①
女性が参加者に向けて話をしている様子を映し出しています。目の高さなどを合わせると、その会場に参加している人物の一人が見ている光景のような映像になります。
シーン②
参加者側の様子を映し出しているシーンになります。楽しそうな表情や真剣な眼差しが見えることで、セミナーの雰囲気や参加者の意気込みが伝わります。
クロスカットで編集
話をしている女性に対して、聞いている側の様子をクロスして映し出すことで、会場での臨場感を高める演出効果を生み出すことができています。映像を交互に出すだけなので、誰でも簡単に編集できます。
手話で会話する二人の女性
シーン①
白い服の女性が手話をしている様子を映し出しています。顔の表情や身振り手振りが見て撮れます。
シーン②
青い服の女性が手話をしている様子が映し出されています。構図が被写体よりも離れた位置で撮影することで、二人がどのような場所にいるのか把握できます。
クロスカットで編集
交互に映し出すクロスカット編集にすることで、手話で話しをしている様子はもちろん、構図も変更することで、少しずつ情報量も増えていき、視聴者の想像力
撮影時の3つのポイント
一貫性のある映像スタイル | クロスカットを行う場面やアクションを撮影する際には、映像スタイルの一貫性を保つことが重要です。カメラの設定や撮影条件を統一し、色調やトーンなどの視覚的な要素を一貫させることで、クロスカット時の映像の統一感を高めることができます。 |
対比や関連性の強調 | クロスカットでは、対比や関連性を強調するために異なる場面やアクションを交互に切り替えます。撮影時には、それぞれの場面やアクションが視覚的に対比や関連性を持つように工夫しましょう。例えば、フレーミングやカメラの移動、被写体の位置などを調整して、クロスカット時の視覚的なつながりを作り出します。 |
シームレスな移行の確保 | クロスカット時のシームレスな移行を確保することも重要です。撮影時には、カメラの移動やアングルの変更、被写体の動きなどをスムーズに行うことで、編集時のシームレスなクロスカットを実現します。また、トランジションやオーバーラップなどの編集効果を活用することも考慮しましょう。 |
編集時の3つのポイント
コンテキストの明確化 | クロスカット時には、各場面やアクションのコンテキストを明確に伝えることが重要です。適切な編集手法や効果を使用して、場面の切り替えがスムーズで理解しやすいように工夫しましょう。 |
リズムやテンポの変化 | クロスカットを使って映像のリズムやテンポを変化させることも効果的です。場面やアクションのカットの頻度やスピードを調整することで、視聴者に刺激的な映像体験を提供することができます。ただし、過度なリズムの変化は視聴者を混乱させる場合があるので、バランスを取りながら編集しましょう。 |
オーディオの調整 | クロスカット時のオーディオも重要です。BGMや効果音を適切に配置することで、クロスカットの効果を補完し、映像に追加の感情やエネルギーを与えることができます。音楽やサウンドエフェクトの選択と配置に注意し、映像とオーディオの一体感を実現しましょう。 |
サンプル動画で練習
2種類の動画を用意していますので、クロスカットの練習を行ってください。動画は無料でダウンロードすることができます。編集後の動画は一例になります。アクションとアクションの繋ぎの部分などがスムーズになっているのかなどを意識しながら制作してみましょう。
サンプル動画①
サンプル動画②
動画編集の基本スキル

初めて動画編集をされる方におすすめです。今回紹介している方法は、全て無料で行うことができ、AndroidでもiPhoneでも両方に対応しています。このスキルを身につけることで、動画による表現の幅を一気に広げることができます。
お知らせ
WebサイトやSNSが進化したことで、国内だけでなく海外の情報も手軽に入手できるにようになり、顧客にとっては選択肢が増えたので喜ばしいことですが、企業側としては、膨大な情報量の中から自分たちの存在を知ってもらうことが困難な状況になりました。そこで、企業や団体が情報を外部に発信し、良好なイメージを構築・維持するための活動である「広報スキル」が求められるようになりました。
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