【採用マニュアル 美容師】特徴が強みになるかどうか判断できるライバル分析
人事担当者の育成プログラム
全国から応募を増やす仕組みづくり
外部環境分析や求職者の価値を把握し、内部環境分析によって自分たちの特徴が再確認できたら、特徴が強みになるかどうかを判断するためにライバル調査をしていきます。ライバル分析の方法やポイントについて解説していきます。。
1.ライバル分析について
▶️ 01.ライバル分析の流れ
STEP
特徴のキーワードを選定
内部環境の情報収集によって、自店の特徴になる可能性があるキーワードを選定します。
STEP
他社の現状について情報収集
求人サイトやホームページを確認して、どんなお店があるのか把握していきます。サロンは数が多いため、ライバル店として認定するための基準を設定しておきましょう。
STEP
ライバル認定のリスト作成
キーワードごとに自店とライバル関係にあるお店をリストアップします。お店の規模やエリア、リクルートページで強調している内容などを参考にして、20から30サロンほどリストアップします。
STEP
特徴に関する比較表の作成
ライバルと比較をして優位性がどれだけあるのか整理します。
▶️ 02.特徴を示すキーワード例
これらの要素は個々の学生の価値観や目指すキャリアパスによって異なる重要性を持つことがありますが、一般的にはこのような要素が総合的に考慮されることが多いです。
1. 給与・待遇
- 給与・待遇
- 福利厚生
- 資格取得支援
- インセンティブ・ボーナス制度
- 社員割引・福利厚生施設利用
- 社員旅行やレクリエーションの有無
- 育休・産休制度の充実度
- ストレスマネジメント支援
- 従業員の健康管理サポート
2. 勤務環境
- 勤務地の利便性
- 勤務時間・休日
- 転勤の有無
- 店舗の清潔さ
- 最新の設備や技術導入
- プライベートとのバランス
3. 社内の雰囲気・人間関係
- 社内の雰囲気・人間関係
- 社内イベント・行事
- 社内の設備・インテリア
- 面接時の対応や印象
- 社内のコミュニケーションツール
- 社員の声を反映する仕組み
- チームビルディング活動
- プロフェッショナルなチームワーク
4. 教育・研修制度
- 教育・研修制度
- メンター制度の有無
- 国際展開・海外研修の機会
- 実践的なトレーニングプログラム
- スキル評価・フィードバック制度
5. キャリアアップ・成長機会
- キャリアアップの機会
- 独立支援制度
- 多様な働き方の提案
- 先輩の口コミやアドバイス
- スタイリストの個人活動支援
- ヘアサロンの成長性・将来性
6. サロンの評判・ブランド力
- ヘアサロンの評判・ブランド力
- 経営者・経営理念
- 美容業界での知名度
- トレンドや新技術への取り組み
- 社内外での表彰制度
- 地域での人気や評価
7. 仕事のやりがい・充実度
- 仕事のやりがい
- 技術の習得環境
- お客様層
- サロンワーク以外の仕事(撮影、ショーなど)の有無
- 技術コンテストの参加支援
- 多様な顧客層の対応力
8. 社会的貢献・活動
9. その他
- ヘアサロンの規模
- 実際の店舗見学・体験
- お客様からのフィードバック制度
- デジタルマーケティング戦略
このように、各要素をカテゴリーに分けることで、学生が就職先を選ぶ際に考慮すべきポイントをより整理して理解することができます。
2.ライバル情報の収集
▶️ 01.ライバル情報の収集方法
ヘアサロンの求人メディアには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。以下に主要な求人メディアの種類とその特徴をまとめます。
1. 美容業界専門求人サイト
専門性 | 美容業界に特化しているため、求職者の質が高い。 |
ニッチな求人 | 美容師、アイリスト、エステティシャンなどの専門職にフォーカス。 |
最新情報 | 最新の業界ニュースやトレンド情報も提供。 |
2. 紙媒体(雑誌・新聞)
信頼性 | 長年の実績があり、信頼性が高い。 |
ターゲット特定 | 美容専門誌など特定の読者層にリーチ可能。 |
地域密着 | 地元の新聞やフリーペーパーで地域の求職者にアピール。 |
3. SNS・ソーシャルメディア
拡散力 | 広範囲に情報が拡散しやすい。 |
インタラクティブ | コメントやメッセージを通じて直接コミュニケーションが取れる。 |
ビジュアル訴求 | 写真や動画を活用してサロンの雰囲気を伝えやすい。 |
4. 求人エージェント
サポート | 求職者のカウンセリングや面接対策を行う。 |
非公開求人 | 一般には公開されていない求人情報も扱う。 |
マッチング | 求職者とサロンのニーズを的確にマッチング。 |
▶️ 02.美容業界専門求人サイト
日本の美容業界専門求人サイトをいくつかご紹介します。これらのサイトを利用することで、美容師やヘアサロンの求人情報を効率的に探すことができます。
1. 美プロ
概要 | 美容業界専門の求人サイトで、美容師、ネイリスト、エステティシャンなどの求人情報が豊富に掲載されています。 |
サイトURL | 美プロ |
2. QJナビ
概要 | 美容師・ヘアサロンに特化した求人情報サイト。全国のサロン求人情報を掲載しており、サロンのインタビュー記事などもあります。 |
サイトURL | QJナビ |
3. ジョブメドレー
概要 | 医療・介護・美容業界専門の求人サイトで、美容師、アイリスト、エステティシャンなどの求人情報を掲載。 |
サイトURL | ジョブメドレー |
4. リジョブ
概要 | 美容業界、リラクゼーション業界、治療業界など幅広い求人情報を提供しているサイト。 |
サイトURL | リジョブ |
5. ビューティーキャリア
概要 | 美容師、アイリスト、エステティシャンなど美容業界全般の求人情報を提供し、転職サポートも行っているサイト。 |
サイトURL | ビューティーキャリア |
6 サロンdeジョブ
概要 | 美容師、アイリスト、ネイリスト、エステティシャンなど美容業界全般の求人情報を提供しているサイト。 |
サイトURL | サロンdeジョブ |
▶️ 03.適切なライバルの設定基準
適切なライバルを選定する際に注意するべきポイントを以下にまとめます。
1. 業界内の競争相手を選ぶ
同じ業界・市場セグメント | 同じ業界や市場セグメントに属する企業を選ぶことで、直接的な競争状況を把握できる。 |
ターゲット人材が類似 | 自社と同じタイプの人材を求めている企業を選ぶ。 |
2. 企業規模とリソースの類似性
規模の近い企業 | 自社と規模が近い企業を選ぶことで、採用戦略やリソースの比較がしやすくなる。 |
同等のリソースを持つ企業 | 採用に関する予算や技術力が類似している企業を選ぶ。 |
3. 地理的な条件
同じ地域またはエリア | 同じ地域に所在する企業を選ぶことで、地域特有の労働市場の状況を比較できる。 |
通勤圏内の競合 | 自社の採用対象者が実際に通勤可能な範囲内の企業を選ぶ。 |
4. 採用ポリシーや企業文化の類似性
採用ポリシーの比較 | 自社と似た採用ポリシーや人材育成方針を持つ企業を選ぶ。 |
企業文化の共通点 | 企業文化や働き方が似ている企業を選ぶと、自社の採用戦略と比較しやすい。 |
5. 市場シェアと影響力
市場シェアが大きい企業 | 業界内で市場シェアが大きい企業を選ぶと、主要な競合を把握しやすい。 |
影響力のある企業 | 業界内で影響力のある企業やリーダー企業を選ぶことで、トレンドやベストプラクティスを学べる。 |
6. 成長性と将来性
成長している企業 | 急成長している企業を選ぶことで、最新の採用トレンドや成功事例を把握できる。 |
将来性がある企業 | 将来性が高いとされる企業を選ぶことで、長期的な競争力を確保できる。 |
7. デジタルプレゼンスとブランド力
オンラインプレゼンスの強さ | デジタルマーケティングやSNSでのプレゼンスが強い企業を選ぶ。 |
ブランド力の比較 | ブランド力が強い企業を選ぶことで、自社のブランディング戦略と比較できる。 |
8. 顧客層の類似性
ターゲット顧客が類似 | 自社と同じ顧客層をターゲットにしている企業を選ぶ。 |
顧客満足度の高い企業 | 顧客満足度が高い企業を選び、顧客対応やサービスの質を学ぶ。 |
9. 情報の入手可能性
情報が入手しやすい企業 | 公開情報が多く、容易にデータを収集できる企業を選ぶ。 |
透明性の高い企業 | 透明性が高く、信頼できる情報を提供している企業を選ぶ。 |
これらのポイントを考慮してライバルを選定することで、効果的かつ実践的な競争分析が可能になります。
▶️ 04.比較表の作成
ライバル認定ができたら、それぞれの項目について比較表を作成していきます。数字による判断はすぐにできますが、数字ではない定性部分(人間関係や雰囲気など)は、優劣の基準を予め設定しておくと精度が上がります。
スクロールできます
項目 | 自社 | A社 | B社 | C社 |
初任給 | △ | △ | ○ | ◎ |
休日 | ○ | ○ | △ | △ |
カリキュラム | ◎ | ○ | ○ | △ |
福利厚生 | ○ | ◎ | △ | ○ |
サロン情報
項目 | キーワード |
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客層 | 年齢、性別、職業、ファミリー層など |
立地 | 駅近、住宅街、郊外、駐車場完備など |
営業時間 | 早朝から開店、遅くまで営業など |
メニュー | カット、パーマ、カラー、ヘアメイク、着付け、エステ、ネイル、まつ毛パーマなど |
価格帯 | リーズナブル、高級、学生割引、高校生価格など |
デザイン | ショートスタイル、ツーブロック、インナーカラー、髪質改善など |
内装デザイン | 和風、洋風、北欧風、モダン、カジュアル、古民家風、シンプル、ナチュラルなど |
設備 | 椅子、シャンプー台、照明、キッズ対応、バリアフリー、車椅子対応など |
スタイリスト | 経歴、大会入賞歴、フォロワー数が多い、人柄、髪カリスマなど |
雰囲気 | 静かで落ち着いた感じ、賑やかで活気がある、BGMなど |
こだわり | シャンプー、カラー剤、オーガニック、シザーなど |
労働環境
項目 | キーワード |
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給与 | 平均よりも高い、地域で一番、昇給システム、3年後の年収 |
休日取得 | 完全週休二日制、土日どちらか休み、夏季休暇、バースデー休暇、二連休あり |
福利厚生 | 住宅手当、ウィッグ支給、洋服手当、資格手当、検定手当、国外旅行 |
教育制度 | 研修制度、外部講師、デビューサポート、シスター制度、海外研修 |
デビュー | 1年以内、3年以内、デビュー速度を選択 |
労働時間 | 残業時間、練習時間、休憩時間など |
スタッフ | 年齢層、男女比、経歴、オーナー、ママスタッフ、離職率 |
▶️ 05.差別化できる項目
- |オンリーワン
-
オンリーワンとは、唯一無二の存在であり、誰も真似することができないことです。商品や作品はや人物はそこでしか見ることができない光景やここでしか手に入ることができないアイテムなどは、入手したり体験できる機会が限られるため、プレミアム感も高まります。ただし、オンリーワンを作り出すことは至難の業であり、類似した模倣商品やサービスがすぐに登場します。その場合は「ここだけ」や「今だけ」などの限定表記を活用することもできます。
- |ナンバーワン
-
オンリーワンとは、唯一無二のことであり、ナンバーワンは、数ある中で最も数が多いことを意味します。ナンバーワンでよく使用されているのが顧客満足度です。第三者機関が実施した調査結果に基づいているため、信憑性が高いと判断されます。オリコンチャートなどのランキングや投票は1位を維持することはできません。そのような流動性のある部分をブランディングしたい場合は「◯◯年連続一位」などのキャッチフレーズを使用していきます。
1.マーケティング基礎
▶️ 1-A.採用マーケティングとは
採用マーケティングとは採用活動の中にマーケティングの思考や手法を取り入れた方法になります。様々な企業が提唱していますが、同じ採用マーケティングでも施策等はまったく異なります。ここでは、採用マーケティングの流れや施策の目的について解説していきます。
▶️ 1-B.マーケテイング用語
マーケテイングに関連する用語を集めています。参考資料やセミナーなどで頻繁に使用されるので、今回紹介している用語は覚えておきましょう。
▶️ 1-C.リクルートジャーニー
これまでのように求人票を学校に送付したり、求人サイトに掲載するだけでは、目標の採用人数を確保することは困難です。最新のプロセスを理解して、しっかりと準備していきましょう。
▶️ 1-D.Webメディアの種類と特性
サロンのことを認知してもらうためにSNSを活用したり、説明会で配布するパンフレットやパワーポイントなど、サロンの魅力を伝えるためのツールがたくさんありますが、うまく活用できていないことが多くあります。ツールの特性を理解して最も高いパフォーマンスにする方法を解説します。
2.現状確認と課題設定
▶️ 2-A.認知から入職するまでの数字
求職者がサロンを認知してから内定するまでのステップになります。ここでは、新卒学生を対象したサロンが過去のデータを作成することで、どこに変化があるのかを把握していきます。採用担当者の方は年度ごと(4月〜3月まで)に下記の表を埋めてください。
スクロールできます
項目/年度 | 年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月〜 |
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説明会参加数 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
見学予約数 (予約率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
見学参加数 (参加率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
応募数 (応募率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
受験数 (受験率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
内定者 (合格率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
辞退者 (辞退率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
入職者 (入職率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
退職者 ※ (退職率) | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
※1年以内の退職者
▶️ 2-B.申込方法の変化とトレンド
見学をする際の申込方法について集計を行っていきます。毎年新しいアプリやツールが登場しており、情報収集で活用しているツールは異なります。新卒学生がどのような経路で申し込みをしているのかを把握することで、効率的なプロモーションツールを選択していきます。無料では限界がありますので、費用対効果が高い広告サービスを選択する際にも役立ちます。
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年度/項目 | 年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月〜 |
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ガイダンス | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
Instagram DM | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
Instagram 広告 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
LINE | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
メール | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
電話 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
ホーム ページ | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
Google 広告 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
求人サイト | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
ホット ペッパー | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
その他 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
▶️ 2-C.見学方法の多様化と現状
2020年のコロナによってオンライン見学や面接が一気に主流となり、それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますが、お金や時間がない学生にとってはどこでもいつでも見学ができ、サロン側としても全国の学生に見学してもらえる環境になりました。見学方法が多い部分を強化するのか、少ない部分を補強するのか、対策会議の判断材料になります。
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年度/項目 | 年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月〜 |
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対面 | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
オンライン ZOOM | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
オンライン LINE | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
ライブ Instagram | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
ライブ YouTube | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
ライブ TikTok | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
VOD | 2024 | | | | | |
2023 | | | | | |
▶️ 2-D.数字による傾向と分析
集計した数字を元にそれぞれ成果と課題について分析していきます。目標達成に向けて、巷で流行っている方法を取り入れたり、新たなツールやサイトを導入するのではなく、成果を出している部分をさらに伸ばすのか、それとも課題を克服することなのか話し合う必要があります。その方針を元に、役割、予算、期間などを計画を立ててすぐに実行してくことが、達成に向けて重要になっていきます。
この部分においては、研修に申し込まれた際に、担当者と一緒に作成することができます。第三者の視点を入れることで、成果や課題の解像度を高め、より効果的な戦術を組み立てていきます。
3.魅力不足の改善
▶️ 3-A.外部環境の分析
採用環境は日々変化しています。法改正やテクノロジーはもちろん、美容師国家資格の取得する学校数や入学生数なども地域によって差が出ています。マーケティング戦略で重要なターゲット選定に役立つ情報を収集しています。
▶️ 3-B.美容学生や高校生の価値
現在の学生さんが就職先を選ぶ際にどのような基準で選択しているのか?求人サイトなどが調査したレポートや学生たちSNS、これまでの生い立ちなど、様々な視点の情報を分析して、学生たちが選ぶ基準に至った背景や要因などを解明していきます。
▶️ 3-C.内部環境分析
学生にとって価値ある職場であることを証明するために、自社の特徴を様々な視点から整理していきます。スタッフにとって当たり前のことであってもスタッフ以外の人には非日常的なこともたくさんあります。自社分析に役立つ方法について解説していきます。
▶️ 3-D.ライバル分析 ※現在のページ
内部環境分析によって自分たちの特徴を分析したら、どこよりもカラーの種類が豊富だったことが判明したとしても、他を調べてみるともっと種類があるお店も存在します。各サロンのサービスやスタッフ育成を把握して差別化ポイントを発見していきます。
▶️ 3-E.バリュープロポジションの作成
求人対象者の願望と自社の強みや特徴が重なり、魅力的だと感じてもらう部分になります。重なっている部分が大きければ、対象者が増えます。これまで分析したデータや内容をまとめて学生に訴求する内容を確定させていきます。
4.認知不足の改善
▶️ 4-A.Webメディアの種類と特性
サロンのことを認知してもらうためにSNSを活用したり、説明会で配布するパンフレットやパワーポイントなど、サロンの魅力を伝えるためのツールがたくさんありますが、うまく活用できていないことが多くあります。ツールの特性を理解して最も高いパフォーマンスにする方法を解説します。
▶️ 4-B.認知方法(無料)
料金を支払わずに情報を発信することができる方法をご紹介します。無料なので使用できる機能などは制限がありますが、継続させることによって、大きな影響力を持つことが期待できます。
▶️ 4-C.認知方法(有料)
無料で認知してもらうためには、一定期間の歳月がかかりますが、広告を活用することで、短時間かつ広範囲に知ってもらうことができます。また、Web広告では、エリアや年齢なども選択できるので、顧客を絞ることが可能です。限られてた予算の中で効果的な広報方法を選択するため必要な広告の種類や特徴について解説していきます。
5.訴求不足の改善
▶️ 5-A.採用動画の種類と特徴
動画は映像、音楽、文字によって多くの情報を単時時間で伝えることができますが、いきなり台本もシナリオもない状態で制作することは困難です。シナリオやプレゼン方法などを参考にして,同じように制作をして、スキル向上に活かしていきましょう。
▶️ 5-B.美容サロンコンテンツの事例
学生にサロンの魅力を伝えるためには、説明会やホームページだけでなくSNSなども活用されています。動画は映像だけでなく文字や音声も加わるので、臨場感や変化の違いを強調することができます。スマートフォンだから撮影ができる動画の種類や特徴を解説します。
▶️ 5-C.動画の撮影スキル
スマートフォンだけでプロが撮影したような動画に仕上げることができるようになります。また、知らなかったでは済まされない肖像権や著作権についても理解でき、企業でも安心して動画制作が行えるようになります。
▶️ 5-D.動画の編集スキル
すべて学び終えると皆さんがご覧になってきた動画を自分たちで同じように再現することができるようになります。テクニックを身につけることで、動画のクオリティをアップさせて、訴求効果を高めていきましょう。
▶️ 5-E.写真撮影のスキル
AndroidもiPhoneもレンズだけでなく夜間撮影やポートレート撮影機能などが充実しており、これまでは一眼レフのような微調整をすることができませんでしたが、アプリを入れることで、シャッタースピードやISO感度を変更できるため、写真で表現できる幅がかなり広がりました。
▶️ 5-F.画像編集のスキル
バナーはアプリやWeb上に表示される画像広告のことで、サムネイルとはYouTubeなどで表示されている本の表紙のようなものです。バナーとサムネイルは目的が異なりますが、両方とも続きを見てもらうためのツールになります。
▶️ 5-G.バズ動画スキル
バズ動画とは、インターネット上で急速に広まり、多くの人々に共有されることで注目を浴びる動画のことを指します。バズ動画は、視聴者の関心を引きつけ、共感や驚きを与える内容や要素を持っています。この特性を活かして、企業はブランディングや商品の広告用として活用しています。
6.運営不足の改善
▶️ 6-A.リクルートジャーニー
これまでのように求人票を学校に送付したり、求人サイトに掲載するだけでは、目標の採用人数を確保することは困難です。最新のプロセスを理解して、しっかりと準備していきましょう。
▶️ 6-B.タッチポイント
◼️認知方法(無料)
料金を支払わずに情報を発信することができる方法をご紹介します。無料なので使用できる機能などは制限がありますが、継続させることによって、大きな影響力を持つことが期待できます。
◼️認知方法(有料)
タッチポイントとは、求職者が皆さんのサロンを認知するきっかけのことです。ハロワークやIndeed、SNSなどの無料のものから、求人サイトや人材派遣などの有料サービスがあります。最適な方法を選択するために、それぞれの特性を解説していきます。
▶️ 6-C.顧客接点ツール
顧客接点ツールとは、接点を持った求職者とのコミュニティを維持するために利用するツールになります。求職者へのアプローチを継続的に実施することで、サロンへの理解を深めたり、入社意欲を高めていきます。最適な方法を選択できるように、それぞれのツールについて解説していきます。
▶️ 6-D.タッチコンテンツ
タッチコンテンツとは、タッチツールを活用して発信するコンテンツになります。写真や動画など定期的に発信することで、行動心理であるザイオンス効果によって親近感を抱かせていきます。しつこいと思われないコンテンツの作り方について解説していきます。
▶️ 6-E.サロン説明会
サロン説明会の目的は何か?多くのサロンはお店の魅力を伝えて応募してくれる学生や求職者を増やすことですが、会社説明会の段階では応募まで決断することは稀です。入社人数を確保するために、会社説明会を企画する際に必要な準備や成功するためのポイントについて解説。
▶️ 6-F.見学から応募まで
説明会に参加した人以外にもサロン見学への参加を呼びかけるプロモーションや見学後の応募率をアップさせるための施策は準備していますか?参加数と応募率が募集人数を達成するかどうかの重要なポイントです。
運営者のプロフィール
大手専門学校の福岡、東京、埼玉にて、教育、広報、就職の担当者として20年間携わる。オーナーや人事担当者の課題である採用募集や人材育成の相談もあり、アドバイスをした結果、離職率の低下や応募数の増加にも貢献。業界との信頼を得ながら、募集や育成に成功している学校や企業に共通している「広報力」について研究を行い、マーケティングスキルとクリエイタースキルを育成するカリキュラムを開発。中小企業や地方産業における広報人材の内製化を強化する支援を実施中。
失敗するサロンの共通点
これまで20年に渡り、美容関連だけではなく飲食業界の就職も担当している中で、募集企業が多く求職者が少ない「超売り手市場」にも関わらず、応募が安定している企業と、募集ができない、できなくっていった企業には共通点がありました。それが下記の4つになります。
魅力不足 | 募集が成功している企業は、求職者に対する価値や競合の動向をしっかりとリサーチして、自社の強みや差別化を明確にしています。その時代にマッチした求人条件や福利厚生などをバージョンアップしています。 |
認知不足 | 学校には大量の求人が届きます。学内だけでなく、求人サイトやSNSなどを含めると、一人当たりの求人は数百以上です。成功している企業は、求職者に発見してもらう手法をフル活用しています。 |
訴求不足 | 興味をさらに持ってもらうために、発信した内容について、分析ツールなどで反応を見ながら、画像、映像、言葉などの見せ方や発信するコンテンツを強化し続けています。 |
運営不足 | 求職者の応募を待つのではなく、募集側からアプローチをしていくために、認知から応募までの流れや体制づくりがしっかりとしています。数字で目標管理もされており、問題解決の取り組みも積極的です。 |
人と人とのつながりによって紹介してもらう流れはありますが、スタッフの退職や異動、入学者の減少等によって、一つの学校から安定した応募を見込むことができない環境になっています。訪問においてはサロン案内と学生情報の収集を行い、人と人とのつながりを維持しながら、WebやSNS等の活用を伸ばしていくことが重要になります。ただし、ツールや手法は地域や募集人数によって異なります。他のサロンが成功しているから、流行っているから、などの理由で導入するのではなく、自分たちに最適な方法を選んでいきましょう。
サポート内容
学校の内情と学生のことを熟知している部分が、他社との大きな違いになります。
コンサルティング | ライバルや学生などの価値を分析し、自社の強みを整理したり、効果的なプロモーション戦略についてサポートいたします。 |
スタッフ研修 | 採用担当者のスキルと知識をアップさせる研修になります。外部に依頼したり求人サイトの申込数を増やすコツを学習していきます。 |
運用代行 | 採用専用のSNSなどの運用代行になります。 |
お知らせ
本サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。一方通行による発信になりますので、説明が不十分でわかりづらい部分もあると思います。ご興味のあるサロンオーナーや担当者の方は、下記よりお問い合わせください。オンラインになりますが、内容等についてご説明いたします。