内部にいると頼りにある最強人材
クリエイティブマーケター
🟦 こんな方にオススメ
- 何から始めていいのか分からない
- どんな動画がいいのか知りたい
- 取り組んできたが成果が出ていない
- 実際の効果や特徴に興味がある
🟦 習得内容
- マーケティングの7つの特徴
- ドキュメンタリー風のDSV動画
- プロの視点で制作したSGC動画
- ユーザーが制作したUGC動画
動画マーケティングとは、動画を用いてサービスや商品などの認知拡大を行い、購入や応募までを導く仕組みづくりのことです。動画を効果的に活用するために戦略を立てたり、掲載する媒体の設計をしていきます。動画マーケティングについての特徴についてご紹介します。
レッスン内容
動画マーケティングの7つの特徴
動画は静止画の5,000倍の情報量を持ち、1分の動画で180万字の情報を伝えられると言われています。SNSで配信したり自社サイトに掲載するなど、用途に応じて配信することで、テキストや静止画では伝えられなかった情報を伝えることが可能になります。
写真や文字では伝えきれない細かなニュアンスも伝えられる点が挙げられます。例えば、文字で「強く」「弱く」などと書いても、実際にどの程度の力加減なのかを伝えるのは難しいでしょう。しかし、動画であれば微妙な力加減まで視覚的に伝えることができます。
短時間で膨大な量の情報を届けることができるのもメリットです。商品やサービスへの理解度を高められるだけでなく、ユーザーの印象にも残りやすくなります。動画の記憶定着率は、テキストのみで構成される記事コンテンツが10%であるのに対して、その倍の20%とされています。
役に立つ動画、面白い動画と認識してもらえれば、SNSなどでシェアされる可能性も高まり、認知度を上げることにつながります。Instagramのリールやストーリーズ、YouTubeのショート動画、TikTokなどによる動画サービスが充実してきています。
動画マーケティングで活用するユーチューブ、インスタ、TikTokなどはアナリティクスやインサイトと呼ばれる分析ツールがあります。再生回数はもちろん、性別やエリア、視聴時間や誘導キーワードなども知ることができるので、感覚ではなくしっかりとした数字を根拠に、顧客や内容の見直しをすることができます。
動画はスマートフォンで気軽に見ることができます。SNSで動画を目にする機会も増えました。ユーザーのニーズにあった動画を作成できれば、視聴・拡散してもらえる確率が高まり、より多くの人に商品を知ってもらえるチャンスとなります。
動画にすることで、実際に使用している様子を映し出すことができるため、購入を検討している視聴者はイメージがしやすくなります。写真やテキストだけでは伝えきれない情報をビジュアル的に見せることができるため、購入につなげやすくなります。
動画に企業のBGMやイメージカラーを取り入れたり、キャラクターを登場させたりしてブランドの「雰囲気」を作ることで、ブランディングも可能になります。動画マーケティングを行う企業は、このように商品やブランドの認知度や理解度を上げて親しみを持ってもらうことで購入につなげたり、ブランディングをして企業イメージを浸透させたりすることを目的としています。
どこで動画を見てもらうのか
より多くの人に見てもらうためには、「広告」が最も有効な手法です。主に「認知獲得」を目的とした場合には広告が用いられます。動画広告はFacebook、Instagram、TwitterなどのSNS上で活用されるほか、「YouTube広告(インストリーム、バンパー)」も配信先として有名です。配信先によって、ユーザー層、視聴態度、適切な尺が大きく異なるので、商材に合わせた配信先を選ぶ必要があります。
YouTubeには従来型のオーガニック動画と短尺再生のショート動画があります。ショート動画によって認知を拡大させてオーガニック動画に誘導し、さらに深い情報や魅力を伝えることで、コンバージョンを高めることができます。詳細欄では文字によって解説を追加できるだけでなく、URLなども貼り付けることができるので、ランディングページなどにも遷移できます。
SNSの最大の特徴はターゲットオーディエンスです。アルゴリズムによって、同じ趣向や属性の人に対して皆さんの動画や情報がインプレッション(表示)されやすくなるため、どこよりも共感を得ることができ、コンバージョンへつながる速さが期待できます。
マーケティング力を備えたクリエイターも増えているため、顧客に対して訴求効果の高いコンテンツを投稿してくれることが特徴です。伝え方や見せ方のレベルが高いので、料金はかかりますが、認知拡大やコンバージョンをさらに高めたい場合は重宝されています。
動画はWeb上だけで利用するものではなく、プレゼンテーションの一つとして活用することができます。動画は文字や写真よりも短時間で多くの情報を伝えることが得意としているので、セミナーや説明会など場面で活用することができます。
ドキュメンタリー風のDSV動画
DSVとは、Documentary Style Videoドキュメンタリー風に制作した動画のことです。ドキュメンタリーとは、特定の主題についてリポートする映画・テレビ番組・ラジオ番組になり、社会問題やヒット商品などが取り上げられています。DSVが注目されている理由を理解し、これからのビジネスに活かす方法について確認していきましょう。
ドキュメンタリー番組は世界中で制作されており、内容によっては取材期間が数ヶ月に及ぶことがあります。ドキュメンタリーは、演出によって多少は誇張されますが、ありのままの事実を伝えることが基本になっています。
DSV動画はビジネスの教科書として視聴されていますが、DSVをビジネスに活用する動きが活発になっています。その背景としてあるのは「リアリティ」です。フィクションではなくノンフィクションであることが、視聴者との距離を近くしてくれています。映像で見ていることが現実の世界で起きていることであり、登場している人物が自分と変わらない境遇であればあるほど共感され、自分もこの商品を購入したり、あの会社に入れば実現できると思いやすくなります。
ドキュメンタリーの多くは成功している人を映し出すことが多くありますが、視聴者が本当に見たいのは成功に至った道のりになります。どのようにして成功したのか?なにが問題だったのか?どうやって乗り越えたのか?は、リアルな教訓や気づきとして日常生活に刺激を与えてくれます。
SNSやVlogのように、個人が手軽に自分のことを発信できるようになったことで、同じような環境や境遇の人が成功している事例を共有することができるようになりました。自分と同じような人でも理想を手に入れたり、自分だけが苦しいのではないことが、等身大の情報に共感する傾向が強くなった要因だと考えられます。
芸能人やモデルのような特別な存在ではなく、自分と同じようなタイプの人間が成功に向かって努力している姿や悩みを克服して自信に満ち溢れている様子は興味を持たれます。DSV動画を活用して、商品やサービスを紹介したり、集客や求人を行う場合は、動画を見た顧客である視聴者にどれだけ共感してもらえるのかが重要です。動画を通して共感ワードをどれだけ感じさせるためには、特別な人を選択するのではなく、ターゲットに近い人を選抜して撮影することが重要になります。
- 身近な存在
- 私と同じ
- 似たような環境
- 同じ失敗や悩み
- めちゃ分かる
- その通り
- 私の周りにもいる
ドキュメンタリー動画の作り方は難しくありません。Vlog風に動画を制作していきます。Vlogとは、V文字や画像ではなく動画によって発信するブログになります。動画にすることで、文字や画像だけでは表現できなかった動きや変化などを伝えることができます。
普段の生活を撮影していく中で、ターゲットに最も伝えたいコアコンセプトを決めて撮影をしていきます。仕事中、休憩中、食事中、そして休暇中の日常生活の中で、商品やサービスを通してどのように改善できたのか、求人であれば、入社したことでどれだけ充実した日々を送っているのかをありのまま撮影してください。その中で、コアコンセプトに関連する部分だけを切り取ってつなぎ合わせることで、DSV動画は誰でも気軽に制作することができます。
DSVはVloig動画を活用することで、リアルな生活を伝えることができますが、動画を見て共感できる部分を決めて冒頭の自己紹介やサムネイルなどにも分かるように表示しておきましょう。過度なリアクションやワザとらしい芝居かかったことを避けるため、撮影の際は普段の様子が引き出せるように配慮が必要です。
最もやってはいけないことは、嘘をついたり誇張な表現をすることです。期待値を高めることは、購買や申込につながりやすくなりますが、購入後や申込後の期待が大きく外れていると、クレームの原因にもなります。SNSやVlogなどを通して認知された場合は、当然のことながらユーザーも投稿することができます。購入後や申込後の様子をアップしたり、感動を述べたりするUGCに悪影響を与えるので注意しましょう。
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プロの視点で制作したSGC動画
SGCとは、Specialist Generated Contentsの頭文字になり、専門家や仕事に従事している人が制作した記事や動画になります。専門的な知識や技術と経験の裏付けに基づいた視点になるため、信憑性の高い情報になります。マーケティングにおいて、SGCを活用することでどのような効果が期待できるのか確認していきましょう。
SGCを発信する目的は広告や宣伝はもちろんですが、プロとして見過ごせない犯罪や悪徳業者の撲滅などもあります。商品の広告だけではなく、トラブルを防ぐための注意喚起やリアルな情報を届けてくれることで、企業や商品に対する信頼性が高まります。
- 自社の商品やサービスのアピールしたい
- 技術力の高さをアピールしたい
- 商品やサービスのファンを増やしたい
- 騙されないための注意喚起
- 失敗してほしくないからユーザーに教えたい
- 視聴者からの要望があった
SGCの最大の特徴はプロが監修もしくは制作していることです。プロの技術や知識は専門的な知識や技術の裏付けがあることによって、一般ユーザーに比べて経験値が豊富なので、コメントについても幅広いケースに応じた指摘ができます。同業者との比較や新商品についての見解も参考になります。
- プロが監修しているので安全性が高い
- 記事よりも短時間で理解できる
- 実演しているのでイメージがしやすい
- プロの専門的な知識や技術を知ることができる
- 分かりにくいことを丁寧に解説
- なかなか教えてくれない裏話が聞ける
- 失敗するリスクを減少させることができる
視聴者には初心者の人から同業者の人もいます。例えば金額の大きい買い物や契約をする際は、販売業者以外の意見も参考にしたいと思います。プロは毎日の仕事を通して様々なケースを経験しているため、一般人の部分的な意見よりも多面的な視点で意見を述べてくれます。どのような時にプロの動画を見たいと思うのか?
発売された新商品についてプロが実際に使った感想などは参考になります。
文字や写真では分かりづらい内容も動画であれば同じように進行できます。
攻略できない部分などをプロがやっている方法を知ることで解決している。
初心者でスクールに通う時間やお金がない人にとってはかなり参考になります。
熟練されたプロのテクニックを見ることは芸術的であり感動します。
プロがどのようなトレーニングをしてスキルを磨いているのか興味があります。
プロが短時間で成果を出すために行っている具体的な方法が知りたい。
プロが使用している道具は仕上げや成果につながるので注目されます。
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ユーザーが制作したUGC動画
UGCとは、User Generated Contentsの頭文字になり、ユーザーが制作した記事や動画などになります。生活者のリアルな声として注目され、気になる商品を見つけたら購入前にチェックされることがほとんどです。UGCについて理解して活用する方法について確認していきましょう。
インターネットが普及する前は、テレビや雑誌によって商品やサービスのことを知り、直接店頭へ行って商品を見たり、プロの店員さんからアドバイスをもらっていました。
インターネットが普及し、アマゾンや楽天などで商品を購入することが多くなったり、店員さんからのアドバイスがなく、さらに商品の情報量が多いため、消費者は自分に合う商品がどれなのかを判断することしにくい環境になっています。
また、詐欺まがいの見せ方や伝え方が横行したことにより、企業側が発信する広告に対しても信頼性が落ちてしまった頃FacebookやTwitterなどが登場し、フォロワー数が個人のアカウントで自分が使用している商品を紹介したところ、商品が完売する現象が多数発生しました。ユーザー目線なので、忖度がないことが信頼性の高い情報だと判断されたためです。
調査機関によるアンケートによると、6割強の人は広告に接触しているにも関わらず内容を読まない判断をしていることがわかりました。このような背景のなか、生活者が発信したコンテンツであるUGCはリアリティがあり信頼されやすいため、企業のマーケティング手法のひとつとして無視できない状況になっています。
CGMとはConsumer Generated Mediaの頭文字になり、掲示板や口コミサイトなど、一般ユーザーが参加してコンテンツができていくメディアのことになります。
- クチコミサイト(価格コム、食べログなど)
- ナレッジコミュニティ(Yahoo!知恵袋など)
- ソーシャルネットワーキングサービス(Instagram、Twitterなど)
- 動画共有サービス(Youtube、ニコニコ動画など)
- キュレーションサービス(NAVERまとめ、Togetterなど)
- イラストコミュニティー(Pixiv)
- ブログポータル(アメーバブログなど)
- BBSポータル(2ちゃんねるなど)など
ユーザーは商品を購入する前に、実際に購入した人の意見を参考にすることが通例になりました。
飲食店 | 食べログのレビュー |
家電 | 価格.comの商品購入者の声 |
本 | Amazonの商品レビュー |
化粧品 | アットコスメの投稿 |
旅行先の観光地 | トリップアドバイザーのレビュー |
転職 | 企業クチコミサイトの投稿 |
UGCそのものの価値も向上しています。例えば、化粧品や洋服を買う時にInstagramで検索をして商品選びの参考にするなど、購買前の意思決定にUGCが作用するシーンが増えています。
生活者のリアルな声であるUGCが文字から写真から動画へと移行することによって、これまでよりも情報量が多くなったため、購買前の意思決定に大きな影響を与えるようになりました。
動画は写真や文字よりも100倍以上の情報を一瞬で伝えることができます。そのため、インフルエンサーと契約してする企業もあり、発売前の商品を届けて数日間使用した感想などをレビューしているYouTubeチャンネルなどが多数存在しています。
統計によれば、6割以上の生活者が、購入前に商品のUGCをSNSで探しているといった調査結果も出ており、商品購入やサービス利用のきっかけをつくる存在として注目が集まっています。
日本のユーザーがハッシュタグ検索する回数は、グローバル平均の5倍もあり、Instagramは「検索プラットフォーム」としての役割を果たすようになりました。毎日投稿される膨大なUGCの中に、商品やサービスの検討に必要な情報を満たす優れたコンテンツが数多く存在しています。
UGCの最大の特徴は「リアルな情報」になります。忖度のないユーザー目線で投稿されているので、厳しい意見もありますが、他の人から見た信頼性は高くなっています。
旅行分野に関しては、8割以上の旅行者が、友人や家族、同僚などのSNSを「きっかけ」として、特定の旅行先に興味を抱くようになった動きもあります。
また、企業側がユーザー視点で動画を制作しようとすると莫大な資金と時間がかかります。UGCを活用することで、動画制作などにかける時間を短縮させるだけでなく、ユーザー一人ひとりの環境が異なるため、様々なパターンの人に訴求させることができます。
さらに、コンテンツ企画のアイデアや商品を改良するヒントがたくさんあります。関連する商品の投稿をしているアカウントを見つけたらすぐにフォローしましょう。UGCは様々なユーザーの視点で投稿されるため、企業側では想像もつかないコンテンツ企画や指摘を得られることができます。投稿されたコメントの中にもフォロワーさんからの提案や意見などが記載されています。それらの提案や意見をまとめてSNS上でアンケートを行い、反応が上々であれば商品化して、業績アップの火種になる可能性もあります。
素人で知識のない人がUGCを発信しても影響が出てしまうことがあります。フォロワーが多いアカウントになれば、ほとんど知識がない人には信じられてしまうことです。
ライバル企業が故意にマイナス情報を発信したり、外部企業に依頼をして高評価の投稿をする行為も発生しています。そのため、SNS上においても経歴であるプロフィールを明確にして、発信元への信頼を得ることが重要になります。
また、UGCを企業側がホームページや自社のアカウントで使用する場合は、投稿者に対して掲載許可をもらうようにしてください。UGCをLPやECサイト内に埋め込むことの是非に関しては、様々な議論がありますが、2020年6月、meta社は「Instagramの埋め込み機能を使って記事中に投稿を表示した場合は著作権侵害に当たらない」という判例に対して、「Instagramの埋め込み機能は画像利用の権利を許可するものではない」という見解を発表しました。この見解が示されたことから、投稿したユーザーから利用許諾を取得することが原則望ましいとされています。UGCを広告LPやサイトに活用する際には、事前にユーザーから許諾を取得するようにしましょう。
許諾を得る方法としては、DMを送信することが一般的です。有料のUGC活用ツールなどでも許諾を得る機能が備わっているサービスがありますので、詳しくは「UGC活用ツール」などで検索してください。
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住民税についてプロではない視点から解説しているので共感できます
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市販されている車関連の新商品について使用した様子や感想を公開しています
まとめ
これまで新聞、雑誌、ラジオ、テレビによって知ることができた商品やサービスをインターネットで知ることが日常的になり、通信速度やアプリの開発などによって、顧客の選択肢が広がりました。地元の人口も減少している中で地域の人だけを対象にしたビジネスでは限界があり、日本国内だけをターゲットにすることも難しくなります。顧客の範囲を広げるためにもデジタルを活用したマーケティングについての知識とスキルが求められます。