人事担当者の育成プログラム
全国から応募を増やす仕組みづくり
リクルートジャーニーとは、求職者がサロンを認定してから応募するまでの行動と感情を図式化したものです。求職者の行動と感情を想像し把握することで、的確なアプローチが可能となり、エンゲージメントを高めることができます。また、目標が未達の場合に、原因箇所を分析することで課題が明確になるので、効果的な対策を講じることができるようになります。
ファネルの設定

ファネルとは、見込み客が顧客に変わるまでのプロセスを段階的に表すマーケティングモデルです。上部から多くの見込み客を集め、下部へ進むに従って絞り込まれ、最終的に購入や行動に至る顧客が残ります。段階ごとに異なる施策が求められ、効果的なファネル構築によりコンバージョン率を向上させます。就職では、求人サイトやSNSで知ったお店に興味を持った求職者が、会社説明会やサロン見学を経て受験をします。
▶️ 01.現状の把握
過去の実績を調査して、数字による推移を確認します。
年度 | 説明会 | 見学 | 応募者数 | 内定者数 | 辞退者数 | 採用人数 |
2024 | ||||||
2023 | ||||||
2022 |
▶️ 02.課題の抽出
それぞれの数字が入力できたら,どこに問題があるのかを分析していきます。
◼️ 説明会の申込数
応募をしてもらうためには,最初のステップとして説明会への参加があります。この人数が少なければ,次のステップに進んでも採用人数を確保することはできません。求人サイトからの申し込み,学校からの問い合わせ,SNSからの申し込みなど,どの方法が成功しており,どの方法が減少しているのか,原因を追求していきます。
◼️ 見学の申込数
説明会に参加してくれた求職者がどれぐらいサロン見学に参加してくれたのか?申込をしなかった理由は何か?時期,交通費などの費用,申し込み方法の不明瞭さなど,目標に対するギャップについて原因を追求していきます。
◼️ 受験の応募者数
見学からどれだけの人が応募してくれたのか?受験をしなかった理由は何か?当日の流れや対応スタッフは適正だったのか?見学後のフォロー体制や内容はどうだったのか?
◼️ 内定後の辞退者
近年の専門学校では併願を認めている学校も多いため,内定後に他の企業を受験している可能性があります。内定辞退をした理由を把握しているか,内定したから入社するまでのサポートは適正だったのか,などを検証します。
▶️ 03.3つの大事なチェックポイント
求職者は認知してから応募するまでの間に様々な感情を変化させます。戦術として、多くの学生に認知させて応募者を増やす方法もありますが、その方法では莫大な広告費がかかります。人口が減少していく日本においては、適材適所で適正な情報やフォローを行い、離脱者を出さない戦術が堅実は判断となります。
では、リクルートジャーニーを作成する際に必要な3つのチェックポイントを解説します。
◼️ タッチポイント
タッチポイントとは「接点」のことです。SNSに投稿した写真や動画を見たり、学校で見つけられる場合もあります。新卒であれば、一人に対する求人件数は年々増加しており、認知をしてもらうために莫大な予算をかけているも多数あります。求職者にサロンの存在や特徴について認知してもらうために、どのような施策を実施していますか?
◼️ 顧客接点ツール
タッチツールとは、接点ができた求職者とのコミュニティを維持していくために活用するツールになります。代表的なものとしてLINEやInstagramがあります。これからの採用は、求職者からの応募を待つのではなく、欲しい人材はサロン側からアプローチしていく時代です。サロンとの接点ができたのちに、求職者へのコンタクトを行う際に、どんなツールを利用していますか?
◼️ タッチコンテンツ
タッチコンテンツとは、サロンのことを忘れないようにしたり、興味や関心を高めてもらうために発信するコンテンツになります。人事担当者が直接求職者に対面で話ができないため、タッチコンテンツが重要な役割を担っていきます。ただ、しつこく何度も連絡をしてしまうと、敬遠されてしまいます。求職者が興味や関心を高めるために、どのようなコンテンツを発信していますか?
▶️ 02.課題が何かを考察する
それぞれの数字について、どこに問題点があるのかを意見を出していきます。
◼️ 説明会参加者が少ない
情報不足 | 説明会の詳細や魅力が十分に伝わっていないため、参加の動機が弱い。 |
日程や場所の不都合 | 説明会の日時や開催場所が、候補者の都合に合わない場合。 |
関心の低さ | 企業や業界に対する興味が低い、または他社に強く惹かれている。 |
スケジュールの過密 | 他の面接や説明会が重なっているため、参加が難しい。 |
オンライン参加への抵抗感 | オンライン説明会に不慣れな場合や、対面での参加を希望している場合。 |
◼️ 見学が少ない
時間やスケジュールの問題 | 学校の授業や他の就職活動が重なり、見学の時間が取れない場合。 |
興味や関心の低下 | 会社説明会で企業の雰囲気や仕事内容が自分の希望に合わないと感じ、見学のモチベーションが下がる。 |
他社との比較 | 他の企業に強く惹かれており、そちらを優先している場合。 |
見学の必要性を感じない | 説明会で十分な情報が得られたと感じ、わざわざ見学する必要がないと判断することもある。 |
見学の案内不足 | 企業側が見学の案内や誘導を十分に行っていないため、見学の機会を見逃している場合。 |
◼️ 応募者が少ない
雰囲気が合わなかった | 実際に見学してみて、スタッフの雰囲気や働く環境が自分に合わないと感じた場合。 |
仕事内容や待遇が理想と違った | 業務内容や給与、福利厚生が自分の希望と一致しなかった場合。 |
他の企業に魅力を感じた | 見学後に他の企業と比較して、そちらの方が自分に適していると判断した場合。 |
将来のキャリアパスが不明確 | 成長機会やキャリアパスがはっきりと見えなかったため、不安を感じた可能性がある。 |
コミュニケーションの問題 | 見学中にスタッフや担当者とのコミュニケーションに違和感があり、働きにくいと感じた場合。 |
◼️ 内定者が辞退する理由
他社からの内定 | 他の企業からより良い条件の内定を受けたため、そちらを選ぶケース。 |
待遇や条件の不一致 | 内定後に提示された給与、福利厚生、勤務条件が期待に沿わなかった場合。 |
キャリアや成長機会への不安 | 将来的な成長やキャリアパスが見えず、他の選択肢を優先することがある。 |
職場の雰囲気や文化のミスマッチ | 職場文化や雰囲気が、自分には合わないと感じた場合。 |
個人的な事情 | 家族の事情や健康問題、引越しなどの個人的な理由で、内定を辞退せざるを得なくなることもある。 |
▶️ 04.ファネルのKPI設定
KPIとは(Key Performance Indicator)の略になり,重要業績評価指標と言います。求職者が認知してから応募するまでのファネルは以下のようになります。それぞれのステップに目標を設定することで,目標達成に向けて成功しているのか問題があるのかを判断する指標にしていきます。
KPI | LINE登録者数:200名 |
施作 | ・SNSによる発信 ・求人票の発送 ・学校への持参 ・ガイダンスへの参加 ・求人サイトの掲載 ・実習の協力 ・特別授業の提案 |
KPI | 申込数:100名 |
施策 | ・SNSによる発信 ・求人票の発送 ・学校への持参 ・ガイダンスへの参加 ・求人サイトの掲載 ・キャンペーンの企画 |
KPI | 予約者:50名 |
施策 | ・LINEによる告知 ・特別企画の立案 ・交通費補助 ・オンライン対応 ・LINE配信 ・オンデマンド準備 |
KPI | エントリー数:30名 |
施策 | ・Instagramの投稿 ・LINEによる連絡 ・リマインドの告知 ・応募状況の報告 ・面接対策動画の配信 |
KPI | 合格者:12名 |
施策 | ・内定通知の早期化 ・オンライン面接 ・面接内容の変化 ・交通費補助 |
KPI | 辞退者:2名 |
施策 | ・内定承諾書の回収 ・ウェルカムレター ・国家試験応援動画 ・寮や住まいのサポート ・内定式 ・懇親会 |
KPI | 採用:10名 |
施策 | ・引越しの手伝い ・卒業式の祝電 ・卒業式のLINE ・入社式の日程 ・勤務地の案内 |
新卒求職者の動向
SNSや求人サイトにより、求職者はいつでもどこでも手軽に情報を入手することができます。皆さんは企業を認知してもらうためにどのような施作をしていますか?ここでは、新卒学生の動向について解説します。
▶️ 01.6種類の新卒求職者と特性
調理師試験取得者は専門学校以外にも高校があります。それぞれの特性や就職活動の時期や方法について解説します。
◼️ 通学1年制
概要 | 4月から1年間通学するモデルです。基本的には2年制の1年次と同じ内容のカリキュラムが多く、調理の基本的な技術と知識の習得が目的になります。 |
免許取得時期 | 試験:10月〜11月 合否:12月中 |
就職活動時期 | 1年生の4月からすぐ |
企業の対応 | 求人票の送付 学内説明会の依頼 特別授業の提案 担当者との面談 実習への提案 |
◼️ 通信1年制
概要 | 1年間働きながら学ぶモデルになり、4月と10月に入学できる学校もあります。基本的には2年制の1年次と同じ内容のカリキュラムが多く、調理の基本的な技術と知識の習得が目的になります。 |
免許取得時期 | 試験:10月〜11月 合否:12月中 |
就職活動時期 | 入学してからすぐ |
企業の対応 | 求人票の送付 学内説明会の依頼 特別授業の提案 担当者との面談 実習への提案 |
◼️ 通学2年制
概要 | 4月から2年間通学するモデルです。2年次には幅広い技術や知識を修得していきます。高校卒ではなく、社会人の入学生もいます。 |
免許取得時期 | 試験:10月〜11月 合否:12月中 |
就職活動時期 | 1年生の1月ごろ |
企業の対応 | 求人票の送付 学内説明会の依頼 特別授業の提案 担当者との面談 実習への提案 |
◼️ 高等学校
概要 | 高校に調理師コースがあり、実習などを通して取得するスタイルになります。 |
免許取得時期 | 試験:10月〜11月 合否:12月中 |
就職活動開始時期 | 7月にハローワーク申請 9月に受験応募開始 |
企業の対応 | 学内説明会等の開催 現場実習などの提案 特別授業の提案 |
▶️ 02.学校の年間スケジュール
学生は学業が優先されるため、個人の動向だけでなはく、学校のスケジュールも確認する必要があります。地元学校のスケジュールを確認して、学生が説明会に参加しやすい日程や案内のタイミングを図ります。全国にある学校のホームページをリンクしてますので、ターゲット校の情報を整理していきましょう。
▶️ 03.学生が認知しているサロンのタイプ
認知している企業は個人によって大きく異なりますが,学校という集団教育だからこそ周知されている企業もあります。言い換えれば,認知される機会を設けることができなければ,素晴らしい企業であっても応募されることはありません。

SNSで見つけた
自分が食事をする際に見つけたり勉強をするためにフォローしています。

アルバイト先
通っているお店になります。サービスを通してスタッフの様子や雰囲気を把握しています。

授業や研究で発見
特別授業や通常授業で接点がある企業になります。学生と直接対話できるので,認知されるチャンスになります。

会社説明会や求人サイト
学内や学外で開催される説明会や求人サイトで発見した企業になります。

先生からの紹介
どれを選んだいいのか不安になります。就職担当や担任と面談をした際に紹介された企業があります。

現場実習先
現場実習は終日過ごすので,どんな情報よりも企業の雰囲気や実情が伝わります。
▶️ 03.認知されるタッチポイント
学生が企業を認知する方法になります。無料のものから有料のものまであります。すべてを実施する必要はありませんが,無料で認知を拡大させることは困難です。限られた予算の中でどれを選択することがベストなのか。
-
好きなデザインを写真や映像で見ることができるため、Instagramに投稿している料理やお店ををフォローしています。個人を特定して、どんなお店なのかを調査しています。
- ◼️ 学校の求人
-
学校に届いている求人情報もチェックされています。学校に届いた求人情報を代行して登録し、学生たちが閲覧ができるアプリで求人検索ができる仕組みをとっている場合もあります
- ◼️ ガイダンス
-
会場ガイダンスで話を聞いたことをきっかけに企業を知ることです。ネットでは決して知ることができない企業と出会えたり、パンレットやPPなどを活用して魅力を伝えるだけではなく、学生との連絡先も交換できます。
- ◼️ 企業のHP
-
Instagramだけでは情報量が少ないため、会社概要や採用情報についてチェックする場合は、ホームページをを見ています。特にページ内にある「採用情報」や「リクルート」以外のページも確認しています。
- ◼️ 先生の紹介
-
情報量が多すぎてサロンを絞ることができない学生がいます。失敗したくない場合やしっかりと考えていない場合などは先生に相談しています。また、自分から動くことができないこともあるため、先生から学生へ紹介する場合もあります。
- ◼️食べログやグルメサイト
-
お店が掲載されているサイトやアプリは、店舗の情報だけでなく、料理や雰囲気、口コミなどの情報が入手できるため企業研究の際に活用されています。
- ◼️ 求人サイト
-
求人サイトは採用に特化しているため、募集要項や教育制度などの情報が充実しています。検索方法もエリアやデザインはもちろん、店内の様子などを動画で掲載しているサイトもあります。
- ◼️ TikTok
-
採用担当者が店舗の認知を拡大するためにショート動画を投稿する企業が増えています。店内の様子やスタッフが踊る動画などがあり、働くスタッフの様子を見ることができます。
- ◼️ 親族・知人の紹介
-
人の影響で調理師を目指すケースもあります。また、オーナー同士が友人関係で、修行のために敢えて知人のお店で働くことを選ぶ場合があります。
- ◼️ 先輩の紹介
-
専門学校では、先輩や他の学科やコースと交流する機会がありませんが、オープンキャンパスなどのお手伝いをしてくれる組織に所属するなどして、関わりを持つことがあります。
- ◼️ ハローワーク
-
ハローワークにも飲食店の求人が多数あります。特に地方の場合はウェブなどにも掲載されていない場合があるので、利用する学生がいます。
- ◼️ 一般紙
-
特定の地方に就職を考えている学生が利用しています。
▶️ 04.認知してから見学まで
説明会に参加したりSNSで知った企業の中から、就職先として候補になったお店を絞っていきます。学生がどのようなツールを活用して情報を収集しているのかを確認していきます。
- ◼️ SNS(インスタグラム)
-
説明会に参加したスタッフのアカウントは必ず公開するようにしてください。企業によっては公式アカウントよりも個人アカウントの方がフォロワー数が多い場合があります。個人のアカウントに求人情報を頻繁にアップすることはおすすめしません。アカウントのデザインが崩れるだけでなく、そもそもフォロワーが求めている情報ではないからです。
- ◼️ ホームページ
-
SNSのプロフィールなどに貼り付けているホームページをチェックする学生もいます。リクルートページなどで、求人票からサロン見学の申込、受験までのフローを掲載して、あちこちある情報をまとめておくことで、スムーズに申し込みを促すことができます。学校でもホームページを見るように指導しています。
- ◼️ 飲食サイト(アプリ)
-
採用担当者は、どのような口コミが掲載されているのか必ずチェックしておきましょう。顧客目線からサロンの新たな特徴や強みを発見するきっかけにもなります。マイナスのコメント上位に表示されているのであれば、説明会などでフォローしておく対策も必要になってきます。
- ◼️ 求人サイト
-
求人サイトや専用アプリは、採用に関する求人票や保険などについての情報が分かりやすくまとめられています。条件を設定するだけで、該当する会社やお店を絞ることもできます。
- ◼️ 先生に相談
-
就職担当者や担任との面談を希望してきます。面談の主な目的は、選択肢が多く、どれが自分にとってベストなのかを判断できないので、相談したいことがほとんどです。
お知らせ
本サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。一方通行による発信になりますので、説明が不十分でわかりづらい部分もあると思います。ご興味のあるサロンオーナーや担当者の方は、下記よりお問い合わせください。オンラインになりますが、内容等についてご説明いたします。