人事担当者の育成プログラム
全国から応募を増やす仕組みづくり
飲食業界において、料理人の確保が大きな課題になっています。機械化できる部分と人の手でなければできない部分があり、大手企業はオートメーション化を強化させる中で、個人や地方の飲食店やレストランにおいては、人材確保と育成が事業の継続と発展に大きく影響します。ここでは、元専門学校の就職担当者が人事担当者向けに作成た採用マニュアルについて解説します。
1.内部環境の分析について
内部環境を分析する際に担当者が事前にインプットしておく内容になります。
▶️ 01.内部環境の分析をする目的
マーケティングにおいて、外部環境だけでなく内部環境の分析が必要な理由は以下のような点が挙げられます。
強みや弱みの発見
内部環境分析により、企業が持つ強みや弱みを把握することができます。強みを把握することで、他社との差別化ポイントや、競合優位性を確保することができます。一方で、弱みを把握することで、改善点を見つけることができ、企業の弱点を克服するための施策を立てることができます。
顧客ニーズの把握
内部環境分析は、企業が持つ人材、組織文化、プロセス、技術力、資源などを把握することができます。これらを分析することで、企業の現状や将来性、顧客ニーズに対応できるかどうかを判断することができます。
戦略の策定
内部環境分析は、企業内部の状況を把握することで、戦略の策定に役立ちます。強みを活かす戦略や、弱みを克服するための戦略を立てることができます。また、企業内部の現状を把握することで、戦略の選択肢を絞り込むことができます。
経営資源の最適化
内部環境分析は、経営資源の最適化に役立ちます。企業の持つ資源を最大限に活用することで、コスト削減や生産性の向上、業務プロセスの最適化などを図ることができます。
組織の改善
内部環境分析は、組織の改善に役立ちます。企業の強みや弱みを把握することで、組織の強みを活かすための改善点や、弱みを克服するための改善点を見つけることができます。また、社員満足度やモチベーションの向上など、組織改善に繋がる施策を打つことができます。
▶️ 02.強みと弱みは求職者次第
駅の近くにあるお店は徒歩数分で通うことができるため、帰宅途中の方やあまり移動したくない人には価値がありますが、プライベートや人が多いところが苦手な人には弱みになります。つまり、強みと弱みは求職者次第によって変化します。
内部環境で収集した自分たちの特徴がどのような求職者に刺さるのかを検討する必要があります。もちろん、弱みを克服して新たな求職者獲得に必要な福利厚生やキャリアデザインを開発したい場合は、マーケティング戦略の一つとして検討する必要はあります。しかし、最初に取り組むべきことは、自社の特徴が強みになる求職者を設定して訴求していくことです。
▶️ 03.内部環境分析のツール
自分で自分の良さを知ることが難しいように、お店の良さをお店の人が認識することは難しくなります。本当はすごいことでも皆さんにとっては普通のことだからです。自分たちの特徴や強みは他者からの視点を参考にして整理していきましょう。
そこで、内部環境の分析ツールとして活用するのがジョハリの窓です.ジョハリの窓は、個人と他人が共有している部分をリサーチして、人間関係やコミュニケーションを円滑するための要因を解明するために使用されるツールです。主に就職活動における自己分析のツールとしても活用されていますが、このツールを自社分析として改良したものになります。

開放の窓 | 自社と求職者の認識が同じであり、お互いが選択した項目がここに分類されます。開放の窓に分類された数が多いと、企業の魅力が求職者にしっかりと伝えられており、自社開示ができている状態になります。反対にここの数が少ない場合は、自社開示ができておらず、求職者からの信頼が得られていない可能性があります。 |
盲目の窓 | 社員は知らず求職者側が知っている部分になります。求職者だけが選択した項目がここに分類されます。盲点の窓にはプラス面とマイナス面があります。プラス面は新しいプランやデザインに活かし,マイナス面は改善点のヒントにしていきます。 |
秘密の窓 | 社員は知っているが、求職者が知らない部分になります。社員だけが選択した項目がここに分類されます。秘密の窓の場合は自社開示できないのではなく、守秘義務のため意図的に開示していない場合があります。意図的でない場合は自社の強みが伝わっていない可能性があるため、自社の特徴やこだわりを伝えてみることで、新たな信頼を得るチャンスになります。 |
未知の窓 | 社員も求職者も気づいていないインサイトと呼ばれる部分になります。誰も選択しなかった項目がここに分類されます。未知の窓に分類された項目についてはこれからのビジネスにチャンスに活かしていきましょう。 |
▶️ 04.調査対象者の種類と特性
内部環境を分析するためには、関わる人物にヒアリングしたりイタンビューする必要があります。対象者の種類と特徴を把握して、目的に応じて誰にするのかを決定していきます。
求職者

説明会参加者
説明会に参加した際にサロンの認知度や情報収集の方法など,その年の傾向や動向について把握することができます。説明会に参加しようと思ったきっかけや何を見て聞きたいと思ったのかを確認しましょう。

見学者
サロン見学者は、お店に対して強い関心を持っており,応募してくれる可能性が高くなります。説明会を聞いてどの部分に惹かれたのか?サロンに対するイメージや実際に見学した際の印象なども必ず情報として確認しておきましょう。

受験応募者
受験応募者とは、今回エントリーをして履歴書等を提出した人になります。採用試験で行う面接の際には,志望動機はもちろん,サロンに対する第一印象やSNS等を見た際のイメージ等などをヒアリングしておきましょう。

内定者
内定者はまだ働いていないので,サロンに対するイメージが先行しています。内定懇親会など,少しリラックした状態で,本音や気になる点などをヒアリングしておきます。
スタッフ

オーナー
開業してからこれまでの歴史や実績を一番よく知っている人物になります。店名やレイアウト、これまで携わってきたお客様やスタッフさんなど、オーナーでしか語ることができないエピソードを聞き出していく中で特徴を発見していきます。

店長
これまで働いてきた中で成功や苦労をたくさん体験しており、従業員として客観的な視点で特徴を発見することができます。また、既存の顧客に対して、リピートしてくれる理由などの情報収集に協力してもらうことができます。

スタッフ
入職日が浅い人物は、顧客の気分が残っているため、リアルな部分を指摘してくれます。SNS等の情報収集に長けているため、ライバルと比較した場合の特徴について様々な発見をしてくれます。
顧客

地域住民
固定客は実際のサービスを何度も受けており,他のお店にも行ったりしているので,ライバルと比較した視点について最も説得力のあるコメントがもらえます。

観光客
観光客にお店を選んだ理由や食事をした感想などをヒアリングします。あまり来店しない顧客はお店の雰囲気などを敏感になっています。

インバウンド
海外の顧客は日本でしか食べることができないものが多いので、日本人とは違った視点で食事やお店について回答してくれます。
▶️ 05.本人と他人の設定方法
ジョハリの窓においては,本人と他人を誰に設定するのかによって,抽出される情報や視点は異なります。目的に応じて、誰を設定するのか判断していきます。
【本人】オーナー 【他人】スタッフ | ◼️ 開放の窓 オーナーの考えとスタッフの考えがどれだけ共有されているのかを確認することができます ◼️ 盲目の窓 スタッフは気付いているが、オーナーが把握していない部分 ◼️ 秘密の窓 オーナーだけが知っており、スタッフには言っていない部分 ◼️ 未知の窓 オーナーもスタッフも気付いていない部分 |
【本人】企業 【他人】求職者 | ◼️ 開放の窓 求職者が認識している内容と企業側が発信している内容が一致している部分 ◼️ 盲目の窓 求職者は築いているが、企業側が把握しきれていない部分 ◼️ 秘密の窓 企業側がオープンにしておらず、求職者には知られていない部分 ◼️ 未知の窓 企業も求職者も気付けていない部分 |
【本人】スタッフ 【他人】地域住民 | ◼️ 開放の窓 スタッフの人柄や技術と地域住民の人柄や要望が一致している部分 ◼️ 盲目の窓 地域住民は気付いているが、スタッフは気づけていない部分 ◼️ 秘密の窓 スタッフがオープンにしておらず、地域住民には知られていない部分 ◼️ 未知の窓 スタッフも地域住民も気付けていない部分 |
▶️ 06.内部環境分析のフロー
自分たちの特徴について情報を収集していきます。様々な方法がありますが、開始する前に下記のことを決定して実施していきます。
企業の現状について専用シートもしくはチェック項目を参考にして,現状を把握していきます。競合などと比較して優位性があるのか,他社との違いがあるのかを整理していきます。
働くスタッフに対して,企業に対する現状について調査していきます。なぜ応募してくれたのか,なぜ続けてくれているのか,など,働く側の視点により,企業の特徴や魅力について整理します。
それぞれの項目に対して,他の企業と比較して相対的に目立つ部分について特徴を言語化していきます。特徴が魅力になるかどうかは求職者によって異なるため,ここでは特徴を整理していきます。
2.現状把握と評価
求職者が気にしている内容について,人事担当者が調査をしてまとめていきます。
▶️ 01.求人条件
顧客へのサービスが価格であれば,求職者への労働に対する対価が賃金になります。求人票の明記されている条件だけで応募するかどうかは判断されていませんが,賃金が高すぎたりした場合も,それだけ過酷な労働であると思われます。競合と比較して明らかに開きがある場合は注意が必要です。
◼️ 給与
現状 | |
特徴 | ・平均よりも高い ・地域で一番 ・昇給システム ・3年後の年収 |
◼️ 休日取得
現状 | |
特徴 | ・完全週休二日制 ・土日どちらか休み ・夏季休暇 ・バースデー休暇 ・二連休あり |
◼️ 労働時間
現状 | |
特徴 | ・残業時間が10時間以内 ・練習時間は自由 ・休憩時間取得率100% ・フレックスタイム制 ・サマータイム制 |
◼️ 社会保険
現状 | |
特徴 | ・保険フル完備 ・健康保険 ・厚生年金保険 ・介護保険 ・雇用保険 ・労災保険 |
◼️ 採用試験
現状 | |
特徴 | ・試験は面接1回のみ ・オンライン面接対応 ・併願可能 ・自己推薦 ・学校推薦 ・希望勤務を優先 ・SNSのフォロー優遇 |
▶️ 02.人間関係
どんなスタッフさんが働いているのかは新卒学生にとって非常に重要度が高くなっています。背景としてはコミュニケーション力の不足による人間関係の悪化に対する懸念やメンバーとして馴染むことができるのかどうか不安を抱えているからです。自己開示としてサロンスタッフの開示は,安心感につながります。
◼️ 年齢層
現状 | |
特徴 | ・幅広い ・ベテラン ・平均年齢が若い |
◼️ 男女比
現状 | |
特徴 | ・女性が多い ・女性だけ ・男性が多い ・男性だけ |
◼️ 経歴
現状 | |
特徴 | ・名匠 ・コンテスト入賞歴 ・海外経験 ・SNSのフォロワー数 |
◼️ オーナー
現状 | |
特徴 | ・年齢 ・経歴 ・性格など |
◼️ ママスタッフ
現状 | |
特徴 | ・復職率 ・時短 ・保育所完備 |
◼️ 離職率
現状 | |
特徴 | ・退職者が少ない ・居心地の良さ ・充実したサポート ・面倒見がいい |
◼️ サポート体制
現状 | |
特徴 | ・メンター ・シスター制度 ・OJT ・レクレーション ・親睦会 |
▶️ 03.企業
新卒学生は求人内容よりも、お店の雰囲気や食事などを就職先として選ぶ際に重視する傾向があります。特色は全てにおいて高得点である必要がなく、むしろ全てを追い求めてしまうと何が特色なのか不明になります。パンフレットや会社説明会においても、すべてのことをアピールするのではなく、「選択と集中」することが伝わるためには重要です。
◼️ 客層
現状 | |
特徴 | ・年齢 ・性別 ・職業 ・ファミリー層など |
◼️ 立地
現状 | |
特徴 | ・駅近 ・住宅街 ・郊外 ・駐車場完備など |
◼️ 営業時間
現状 | |
特徴 | ・早朝から開店 ・遅くまで営業など |
◼️ メニュー
現状 | |
特徴 | ・和食 ・焼肉 ・定食 ・麺類 ・デザート ・飲み物 |
◼️ 価格帯
現状 | |
特徴 | ・リーズナブル ・高級 ・学生割引 ・高校生価格など |
◼️ 内装デザイン
現状 | |
特徴 | ・和風 ・洋風 ・北欧風 ・モダン ・カジュアル ・古民家風 ・シンプル ・ナチュラルなど |
◼️ 設備
現状 | |
特徴 | ・椅子 ・テーブル ・照明 ・キッズ対応 ・バリアフリー ・車椅子対応など |
◼️ こだわり
現状 | |
特徴 | ・食材 ・調理方法 ・セルフ ・量り売りなど |
◼️ ファッション
現状 | |
特徴 | ・服装自由 ・アクセサリー ・メイク ・刺青 |
◼️ 評判と評価
現状 | |
特徴 | ・Googleマップ ・食べログ ・ホットペッパーグルメ ・SNS |
▶️ 04.福利厚生
SNSの影響により,福利厚生の充実度が会社を選ぶ際に重要であると拡散されているため,どのような福利厚生があるのかをチェックしています。調理師は,勉強のために他店の食事をする費用などを福利厚生として補助している企業が増えています。
◼️ 補助・手当・支給
現状 | |
特徴 | ・住宅手当や家賃補助 ・法定外の健康診断 ・慶弔金 ・資格資格補助 ・資格手当 ・食事や昼食代 ・レジャー施設割引制度 ・交通費 |
◼️ 休暇
現状 | |
特徴 | ・慶弔休暇 ・病気休暇 ・リフレッシュ休暇 ・ボランティア休暇 ・アニバーサリー休暇 ・キッズデイ休暇 ・F休暇 ・夏季休暇 ・冬季休暇 ・年末年始休暇 |
◼️ 文化・体育・レクレーション
現状 | |
特徴 | ・バーベキュー大会 ・スポーツ大会 ・社内運動会 ・社内サークル、部活動 ・社内親睦活動 ・社員旅行 ・合宿研修 ・全社総会 ・周年記念イベント ・ボランティア活動 ・自己啓発活動 |
▶️ 05.周辺地域
地元出身者である人をターゲットにするよりも、他県から誘致するためにどうしたらいいのかを考えることが大切です。そのためには、労働以外にも住みやすい街としてアピールすることで、地元への移転者を増やすことができます。
◼️ 商業施設
現状 | |
特徴 | ・スーパー ・コンビニ ・ドラッグストア ・ショッピンモール |
◼️ 医療施設
現状 | |
特徴 | ・病院 ・クリニック ・薬局 |
◼️ 教育施設
現状 | |
特徴 | ・幼稚園 ・保育園 ・小中学校 ・塾 ・高校 ・大学、短大 ・専門学校 |
◼️ 行政サービス
現状 | |
特徴 | ・図書館 ・スポーツセンター ・子育て支援 ・出産一時金 ・家賃補助 |
◼️ 公園や自然環境
現状 | |
特徴 | ・公園 ・緑地 ・河川 |
◼️ 治安
現状 | |
特徴 | ・犯罪件数 |
◼️ 人口
現状 | |
特徴 | ・増加 ・若者が多い ・セレブ |
◼️ 家賃・物価
現状 | |
特徴 | ・安い ・広い ・新築 |
◼️ 交通アクセス
現状 | |
特徴 | ・鉄道 ・バス ・空港 ・高速道路 ・新幹線 ・駐車場 |
◼️ 娯楽
現状 | |
特徴 | ・アミューズメント ・カフェ、レストラン ・映画、カラオケ |
▶️ 06.教育制度
新卒学生はスキルやデザインに自信を持っているタイプと器用ではないので不安を感じているタイプに分かれます。企業独自のカリキュラムやアカデミーによって,質の向上や成長の速度を早めている企業が増えました。また,求職者の中には多様化したニーズに適応できるように,デザートや飲料など,幅広い料理に興味を持っています。
◼️ 習得内容
現状 | |
特徴 | ・幅広い ・接客マナー ・デザート ・飲料 ・撮影 ・集客方法など |
◼️ 習得方法
現状 | |
特徴 | ・アカデミー ・マンツーマン ・オンデマンド ・マニュアル ・サポート ・オリジナルカリキュラムなど |
◼️ 練習時間
現状 | |
特徴 | ・朝練習 ・営業後練習 ・自由参加 ・特定の曜日など |
◼️ 練習場所
現状 | |
特徴 | ・店舗 ・研修センター ・自宅など |
◼️ 講師
現状 | |
特徴 | ・内部スタッフ ・外部講師 |
◼️ 評価方法
現状 | |
特徴 | ・個別対応 ・定期試験 ・個人カルテなど |
◼️ デビュー
現状 | |
特徴 | ・1年以内 ・3年以内 ・デビュー速度を選択 |
◼️ 研修制度
現状 | |
特徴 | ・国内研修 ・海外研修など |
◼️ サポート
現状 | |
特徴 | ・シスター制度 ・デビューサポートなど |
▶️ 07.人事評価
人事評価とは、一定の期間内におけるスタッフの業績や能力に対し、給与やポジションなどの処遇を決定するものです。評価項目と基準が明確になることで、スタッフ自身の能力や役割を把握できるため、人事評価はスタッフと企業の方向性を一致しておく必要があります。一方で曖昧な評価が離職の原因にもなっています。
◼️ 評価ポリシー
現状 | |
特徴 | ・実力主義 ・お店への貢献度 ・役割 ・プレーヤー ・マネージメント |
◼️ 評価内容
現状 | |
特徴 | ・目標達成 ・定性目標 ・定量目標 ・スタッフ評価 ・オーナー評価 |
◼️ 評価実績
現状 | |
特徴 | ・25歳で店長 ・年収1000万 ・28歳でオーナー ・店長の年収 ・マネージャーの年収 |
▶️ 08.キャリアプラン
調理師として高みを目指すキャリア以外にも色々な選択肢があることは、多様化している働き方や将来に対する不安を軽減することにつながります。
◼️ 社内キャリアアップ
現状 | |
特徴 | ・マネージャー ・統括マネージャー ・技術指導 ・人材育成 |
◼️ 独立開業支援
現状 | |
特徴 | ・資金援助 ・フランチャイズ ・採用支援 ・技術サポート |
◼️ 働き方の選択
現状 | |
特徴 | ・正社員 ・パート、アルバイト ・時短 ・業務委託 ・フリーランス |
◼️ 副業
現状 | |
特徴 | ・ユーチューバー ・インフルエンサー ・外部講師 |
3.内部調査と分析
現状が把握できたら、実際に働くスタッフに対してアンケートを実施して、後日のインタビューで深掘りをしていきます。誰に対してどんな質問をするのか、すでに働いているスタッフだからこそ,企業に関する長所や短所などの特徴を発見していきます。
▶️ 01.調査方法と流れ
アンケートを作成します。全員に共通する質問と属性に応じた質問を用意します。ただし、質問が多すぎると集中ができないため、質問の量や解答期間などは余裕を持って設定します。また、実名で回答するので、回答内容は人事評価などに一切関与しないことを明言しておきましょう。
アンケートはGoogleフォームを活用すると便利です。YouTubeで解説されていた動画をご紹介します。初めての方は参考にしてください。Googleフォームのアンケート方法はこちら>
回答したアンケートを元に、満足度が高い部分と低い部分について、それそれ深掘りをしていきます。尋問にならないように、インタビューする際の聞き方などにも注意してください。現状に対する満足度だけではなく、改善してほしいことやアイデアなどもヒアリングしておきましょう。
アンケートとインタビューによって調査した内容をワークシートに転記して、特徴を明確にしていきます。全体、年代、性別の3つのタイプに分けて集計を行い、それぞれの傾向を分析していきます。
▶️ 02.スタッフ全員に共通した質問
年齢や性別に問わず、オーナー以外に全員に質問して確認する内容になります。
◼️ 求人条件
- 賃金について満足していますか?
- 休日取得は取れていますか?
- 残業時間についての現状は?
- ワークライフバランスは取れていますか?
◼️ 人間関係
- 職場の雰囲気を一言で表現すると何ですか?
- 上下関係で気にかけていることは何ですか?
- 困った時に相談できるスタッフはいますか?
- 自分の意見は通りやすいと思いますか?
- 仕事で悩んだときはどう対処していますか?
- プライベートでスタッフとの交流はありますか?
- 先輩にしてもらって嬉しかったことは?
◼️ 企業
- どんなお客さんが多いですか?
- 立地で便利や不便なところはどこですか?
- お店のおすすめのメニューは?
- お店の特徴は?
- 内装デザインでおしゃれなところは?
- 設備でおすすめなところは?
- お店がこだわっているところは?
◼️ 福利厚生
- 福利厚生は充実していると思いますか?
- 利用したことがあるものは何ですか?
- 追加してほしいものはありますか?
◼️ 教育カリキュラム
- 入社して1番成長したことは?
- 練習時間はいつやっていますか
- 練習内容や教え方について?
- スキルアップのスピードは適正化?
- フォロー体制について
◼️ キャリアプラン
- 魅力的に思う部分はどこですか?
- 追加してほしいことはありますか?
◼️ 周辺地域
- ショッピングで利用するところは?
- よく行くグルメやカフェは?
- 休み日に出かけるスポットは?
- この街の便利なところは?
▶️ 03.新入社員への質問
入社して1年目のスタッフに対する質問になります。勤続年数が増えると、お店側の都合で考えてしまいがちですが、新卒社員はお店のことも知りつつ、まだ学生気分が抜けていない時期なので、学生と調理師の両方の視点で企業の印象や課題を発見することができます。
◼️ 人間関係
- 入社後のギャップは?
- 尊敬する先輩は誰ですか?
- オーナーに対する印象は?
- 仕事で悩んだ時に相談する人は?
◼️ 教育カリキュラム
- 練習時間や内容について?
- 最も成長したと感じることは?
◼️ サロン
- 企業の良いところ?
- 企業の課題点は?
- どんな人にお勧めか?
▶️ 04.2年〜3年目へのスタッフ質問例
入社してから2から3年目ぐらいのスタッフに対する質問です。働くスタッフの性格やスタンスが把握できています。新入社員の年齢にも近いため,思考や行動に寄り添った回答を得ることができます。
◼️ 人間関係
- スタッフの特徴や尊敬するところ
- 今のメンバーで良かったと思う点
- 尊敬する先輩は?
- 後輩への対応について
◼️ 人間関係
- どのようにして企業を知ったのか?
- 企業に対する最初の印象は?
- 応募をすることになった決め手は?
◼️ 仕事内容
- 担当している主な業務
- 仕事に対するやりがい
- 仕事に対する今の目標
- お店の最大の特徴は?
◼️ 求人条件
- 賃金については適正だと思いますか?
- 休日の取得状況と日数について
- 残業の状況と時間について
- 福利厚生についての現状や要望
◼️ 人材育成
- 今のカリキュラムの良いところ
- カリキュラムについての要望
- 練習時間や場所について
▶️ 05.店長やマネージャーへの質問例
店長は企業に長く勤めているので、良いところと課題なところを熟知しています。これまでの歴史や経験に裏付けされたリアルな声を集めていきましょう。
◼️ 入社理由
- なぜ今の企業にしたのか
- 入社前のイメージは?
- 入社後のギャップは?
- なぜ辞めずに続けてこれたのか
- 企業のいいところは?
◼️ 人間関係
- オーナーの印象は?
- スタッフ一人ひとりの印象
◼️ 求人条件
- 残業や休日の取得状況は?
- 賃金について適正か?
◼️ 人材育成
- スキルアップの現状
- カリキュラム内容について
- 改善して欲しいこと
- 人事評価について
4.オーナーへの質問
オーナーが良いと思っていた内容がスタッフにはそれほどメリットに感じていなかったり、逆に思いもよらぬことが組織の強みであることが発見できます。オーナーとしての視点を整理してまとめておくために下記の質問をしておきます。
▶️ 01.企業コンセプト
企業コンセプトとは,企業理念を叶えるための手段や構想になります。お客様だけでなく従業員にとっても重要な要素です。コンセプトを明確にすることで、「このコンセプトに沿って企業を作り上げていく」という共通目標を従業員と共有することができ、この共有から従業員との協調性や一体感が生まれ、業績アップや現場の雰囲気が向上していきます。
- 企業のメイン顧客は?
-
コンセプトを決める中で重要となるのが企業のターゲット顧客になります。顧客によって接客方法からサービス内容、インテリアや立地場所も変わってきます。企業がメインにしている顧客はどんな人物像なのか、年齢や性別はもちろん、多い客層について整理して下さい。
- メイン顧客の価値は?
-
設定したメイン顧客があなたの企業にくる最大のメリットは何でしょうか。駅から近い、料金が安いなどの手軽さなのか、こだわりを叶えてくれるスタッフの技術力なのか、それとも託児所や深夜まで営業していることなのか。
- 企業のアピールポイントは?
-
アピールポイントとは、企業が設定した顧客に対して魅力的に感じてもらうサービスやインテリア、接客や価格のことです。アピールポイントが弱ければ、他社との差別化が明確にならないため、顧客が判断できない状態になります。
▶️ 02.コアコンピテンス
コアコンピタンスとは、他社には真似できない自社ならではの中核能力のことです。発見した内容が本当にコアコンピタンスかどうかを見極めるためには、3つの視点でチェックする必要があります。
- スタッフにどのような価値を提供できていますか?
-
求職者が他の企業ではなく、自社に入社する最大のメリットはなんでしょうか。
- 競合相手に真似されにくい点はどこですか?
-
真似されにくい分野としてスタッフの育成があります。スタッフが持つ能力を引き伸ばすことで、新たなデザインが創造されていきます。
- 自社が存続し続けている理由はなぜですか?
-
出店も多いですが閉店も多い飲食業界。存続し続けていることには理由があります。厳しい時代を乗り越えて成長し続けている秘訣は何なのか。オーナーや幹部の人たちだけでなく、様々なスタッフからもヒアリングしてまとめていきましょう。
▶️ 03.CSR/社会貢献
CSR(Corporate Social Responsibility)とは、企業が組織活動を行うにあたって担う社会的責任のことです。企業は利益を追求するだけでなく、ステークホルダー(利害関係者)に対して責任を負うべきであるという考え方です。
- 人々の生活を豊かに快適にしてきたことは?
-
自分たちのお店があることで、地域や社会にどのような貢献ができるているのか。ボランティアや清掃なども積極的に取り組んでいるのか。
- スタッフの悩みや問題解決に取り組んだことは?
-
働くスタッフが安全かつ健やかに勤務できるためにどんな取り組みをしているのか。離職を防ぐための対策は行っているのか。
- 環境やサステナビリティへの取り組みは?
-
髪や環境に優しい素材のシャンプーやカラー剤などに配慮しているのか。企業として地球環境に貢献していることは何か。
▶️ 04.行動指針
同じような価値や趣味を持った人は集まりやすいため、バリューやクレドと呼ばれる行動指針や信条を明確にすることで、求職者の共感が得やすくなります。対照的な価値基準や行動指針について質問をするので、オーナーとしての指針を確認していきましょう。
- 質問1
-
A)社交的で他人や周りの企業とも積極的に関わることを好む
B)自分に関心が向かい、外部の刺激をあまり求めない
- 質問2
-
A)論理的な言葉に納得しやすく,論理的に物事を判断する
B)感情のこもったメッセージに納得しやすく,感情で物事を捉える
- 質問3
-
A)他人の感情や置かれている状況を自分ごとのように捉える
B)他人の感情や雰囲気には流されない
- 質問4
-
A)協力し助け合うことを好む
B)競い合い,切磋琢磨し合うことを好む
- 質問5
-
A)冷静沈着で感情が表せることが少ない
B)感情の起伏に富み,感情を表しやすい
- 質問6
-
A)前向きで落ち込むことやストレスに悩むことが少ない
B)用心深く,過去の失敗を内省できる
- 質問7
-
A)他人からの評価を気にせず,自分の中に価値基準がある
B)他人からの評価や見られ方をより大切にする
- 質問8
-
A)自身の利益より社会への貢献を優先する
B)社会への貢献よりも自身の利益を優先する
- 質問9
-
A)仕事の結果よりも途中のやり方や過程を重視する
B)仕事の過程ではなく結果を重視する
- 質問10
-
A)独立した専門家として働くことが好き
B)チームワークを活かして働くことが好き
- 質問11
-
A)着実性・安定性を好む
B)リスクをとって挑戦することを好む
- 質問12
-
A)プライベートより仕事を重視する
B)仕事よりもプライベートを重視する
- 質問13
-
A)仕事の内容よりも給与を重視する
B)給与よりも仕事の内容を重視する
- 質問14
-
A)仕事の人とプライベートを共有したい
B)仕事とプライベートはきちんと区別したい
- 質問15
-
A)自分で調べてから人の意見を聞く
B)自分で調べる前に人の意見を先に聞く
- 質問16
-
A)新発売の商品が出たらひとまず一度は試す
B)行きつけのお店で同じ内容の注文をする
- 質問17
-
A)周りの評判よりも自分が直接見て判断する
B)他人の意見や口コミを優先してしまう
- 質問18
-
A)大事な決断は一人で決める
B)たくさんの意見を聞いて判断する
- 質問19
-
A)歴史や伝統
B)若くて新しいベンチャー
- 質問20
-
A)上から支持されるアップダウン
B)自分達から提案するボトムアップ
- 質問21
-
A)個人の成果に伴う報酬を得たい
B)全員で成果を出したい
- 質問22
-
A)自分で色々と決めたい
B)他人から色々と決めてもらいたい
- 質問23
-
A)これまでの経験を無駄にしたくない
B)リセットしてゼロから取り組める
- 質問24
-
A)幅広く知識や技術を身につけたい
B)専門制の高いものを身につけたい
- 質問25
-
A)すぐに結果が欲しいので多少ストレスがあっても良い
B)時間をかけてもいいので,ストレスをなるべくかけたくない
- 質問26
-
A)優秀な人材と関わり刺激を受けたい
B)自分が主役として活躍したい
- 質問27
-
A)様々なタイプと交流したい
B)特定の信頼できる人と関係を築きたい
- 質問28
-
A)することは限られるが人数が多い集団がいい
B)自分のやるべきことは増えるが少人数がいい
- 質問29
-
A)特定の地域で末永くいたい
B)全国や世界など可能な限り色々なところに住みたい
- 質問30
-
A)旅をするときは仲が良い人と一緒に行きたい
B)旅は自分のペースで決めれる一人旅がいい
- 質問31
-
A)プライベートと仕事は完全に分けたい
B)みんなと仲良くしたいので職場の行事も参加したい
- 質問32
-
A)考えて行動する
B)行動しながら考える
5.特徴を言語化
調査してきた内容をまとめて、それぞれの項目に特徴づけたキーワードや文章を作成していきます。特徴が魅力になるかどうかは求職者によって異なります。また、特徴があることによって求職者にどのような利得があるのかを言語化する必要があります。ここではチャットAIを活用した方法について解説していきます。
▶️ 01.大手サロンと個人サロン
使用AI | チャットGPT 3.5(無料) |
プロンプト | 飲食店でチェーン店と個人店のメリットとデメリット |
飲食店におけるチェーン店と個人店のメリットとデメリットは、経営のスケールや運営の柔軟性、顧客体験などに違いがあります。
チェーン店のメリット
ブランド力 | 全国的に認知されているため、信頼性や安心感があり、安定した集客が見込めます。 |
経営の安定性 | マニュアルや標準化された業務プロセスがあるため、運営が効率的でトラブルが少ないです。 |
スケールメリット | 仕入れのコストが抑えられることや、広告やマーケティングを大規模に展開できる点が強みです。 |
サポート体制 | 本部からのサポート(経営ノウハウ、研修制度、設備投資)があるため、初心者でも比較的運営がしやすいです。 |
チェーン店のデメリット
メニューやサービスの柔軟性が低い | マニュアルやブランドの制約が強いため、個々の店舗で独自の工夫が難しいです。 |
競争が激しい | 同業他社のチェーン店が近くに多く存在するため、差別化が困難です。 |
利益の分配 | フランチャイズの場合、ロイヤリティや売上の一部を本部に支払う必要があります。 |
個人店のメリット
柔軟性 | メニューやサービスを自由に変更できるため、顧客ニーズや市場の変化に柔軟に対応可能です。 |
独自性 | オーナーの個性や地域に根ざした経営ができ、リピーターを作りやすいです。 |
利益が直接オーナーに帰属 | 利益が全てオーナーに帰属するため、利益の分配を気にする必要がありません。 |
個人店のデメリット
集客の難しさ | ブランドの認知度が低いため、開業初期の集客が難しい場合があります。 |
経営リスク | 経営全般の責任を負うため、資金調達や運営の負担が大きいです。 |
経営効率が悪い場合も | 小規模であるがゆえに、仕入れコストが高くなりやすく、広告費などの経費がかさむことがあります。 |
▶️ 02.アカデミーとマンツーマン
使用AI | チャットGPT 3.5(無料) |
プロンプト | アカデミーとマンツーマン指導のメリットとデメリット |
アカデミー形式とマンツーマン指導には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。以下に両方の形式の特徴を詳しく説明します。
アカデミー形式のメリット
多様な学びの機会 | アカデミーでは、多くの講師や専門家が集まり、幅広い知識や技術を学ぶことができます。異なる分野やスタイルを学ぶ機会が豊富です。 |
ネットワーキング | 多くの受講生と出会うことで、同じ分野で活躍する仲間や将来的なビジネスパートナーと繋がる機会が得られます。これは将来のキャリアにも大きなプラスとなります。 |
集団学習の効果 | 他の受講生と一緒に学ぶことで、互いに刺激を受け、モチベーションが向上します。グループディスカッションや共同作業を通じて、協力して学ぶスキルが養われます。 |
体系的なカリキュラム | アカデミーでは、専門的に設計されたカリキュラムに沿って学ぶことができ、基礎から応用まで段階的にスキルを身につけられます。 |
リソースの充実 | アカデミーは、設備や教材が充実していることが多く、最新の技術やトレンドに触れる機会が豊富にあります。また、特定の分野に特化したコースが用意されていることも多いです。 |
アカデミー形式のデメリット
個別対応の難しさ | 大人数での授業が多いため、講師が個々の学習進度やニーズに合わせて指導することが難しい場合があります。個別の質問や相談がしにくい環境になることもあります。 |
画一的な指導 | カリキュラムが事前に決まっているため、全員に同じ内容が提供され、個々の学習スタイルやニーズに合わせた柔軟な対応が難しいことがあります。 |
競争意識の低下 | 大人数の中で埋もれてしまい、競争意識ややる気が低下することがあるかもしれません。積極的に学ばないと自分のペースで成長するのが難しい場合があります。 |
費用が高い場合がある | アカデミーの運営には多くのリソースが必要であり、その結果、受講料が高額になることがあります。また、通学にかかる時間や費用も考慮する必要があります。 |
マンツーマン指導のメリット
個別対応 | マンツーマン指導では、指導者が一人の受講生に集中して指導できるため、学習者の理解度や進度に合わせた柔軟な対応が可能です。質問やフィードバックも即座に得られます。 |
学習効率の向上 | 学習者のペースに合わせた授業が展開されるため、効率よくスキルを習得できます。時間を無駄にせず、短期間で多くのことを学べる可能性があります。 |
プライベートな学習環境 | 他の受講生に気を遣うことなく、集中して学ぶことができます。また、自分の弱点や強化したい分野に特化した指導が受けられるため、学習の質が高まります。 |
カスタマイズされたカリキュラム | 受講者の目標やレベルに応じて、オーダーメイドのカリキュラムが作られることが多いです。これにより、必要なスキルを的確に身につけることができます。 |
柔軟なスケジュール | 授業の時間や頻度を柔軟に設定できるため、学習者のライフスタイルに合わせた学びが可能です。忙しい人でもスケジュールを調整しやすいです。 |
マンツーマン指導のデメリット
効率が低下 | 個別指導は、指導者が一人の学習者に対して時間を割くため、通常のアカデミー形式よりも効率が悪くなります。 |
ネットワーキングの機会が少ない | マンツーマンでは他の受講生との交流が少なく、業界内での人脈作りや他の学習者との比較や競争を通じての成長機会が限られることがあります.。 |
指導者との相性の影響 | 指導者との相性が学習効果に大きく影響します。相性が合わない場合、学習のモチベーションが下がったり、学習効果が十分に得られないことがあります。 |
自己管理が重要 | マンツーマン指導では、学習者自身が積極的に学ぶ姿勢を持たないと、指導の効果が薄れてしまいます。自己管理能力やモチベーションの維持が求められます。 |
視野が狭くなる可能性 | 一人の指導者からの学びに限定されるため、幅広い視点や他の方法論を学ぶ機会が少なくなることがあります。異なるアプローチや意見を得る機会が減少します。 |
まとめ
アカデミー形式は、幅広い知識やスキルを学びたい人や、多くの人と交流しながら学びたい人に向いています。マンツーマン指導は、個別にカスタマイズされた指導を受けたい人や、短期間で効率的にスキルを身につけたい人に適しています。どちらを選ぶかは、学習者の目標やニーズに応じて判断することが重要です。
▶️ 03.ベテランと若手
使用AI | チャットGPT 3.5(無料) |
プロンプト | 調理師でベテランがいるお店と若手が多いお店のメリットとデメリット |
調理師の経験年数によって、ベテランが多いお店と若手が多いお店にはそれぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
ベテランが多いお店のメリット
技術の安定感 | 長年の経験によって、高い調理技術や安定した味を提供できるため、品質に対する信頼が高まります。 |
問題解決能力 | 突発的なトラブルや難しい状況でも、経験を活かして迅速に対応できるため、運営の安定性が高いです。 |
顧客との信頼関係 | ベテランの料理人は、長年のファンがいることが多く、リピーターを引きつける力があります。 |
後輩の指導 | 若手の育成に力を入れられ、スムーズな人材育成や技術の継承が可能です。 |
ベテランが多いお店のデメリット
新しいアイデアの停滞 | 長い経験からの固定観念や慣習が強く、革新や新しいメニューの導入が難しくなることがあります。 |
コストが高い | 経験豊富な調理師は給与が高くなる傾向があり、コスト負担が大きくなる可能性があります。 |
引退による影響 | ベテランが引退した場合、技術や顧客との関係が一気に失われるリスクがあります。 |
若手が多いお店のメリット
新しいアイデアや創造性 | 若手は流行に敏感で、新しいメニューや調理法に積極的で、革新的なアイデアを取り入れやすいです。 |
コストが抑えられる | 若手は給与が比較的低い傾向があり、労働コストが抑えられるため、経営面での負担が軽減されます。 |
エネルギーと活気 | 若いスタッフはエネルギッシュで、店舗の雰囲気に活気を与えやすいです。 |
若手が多いお店のデメリット
技術の不安定さ | 経験が浅いため、料理のクオリティが安定しないことがあり、ミスが多発する可能性があります。 |
問題解決能力の不足 | 未経験の状況に直面した際に、対応が遅れたり、トラブルの解決が困難になる場合があります。 |
指導者の不在 | ベテランが少ない場合、若手の育成や技術の向上が難しく、成長が停滞する可能性があります。 |
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