被写体の全体像を画面いっぱい
フルショットの特徴と活用
フルショット(Full Shot)は、ロングショットとも呼ばれ、映画やビデオ制作における撮影用語の一つで、被写体を全身や全体像で捉える手法です。フルショットでは、被写体の全身や全体をフレーム内に収め、その身体の動きや全体のプロポーションを映像に表現します。
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構図の特徴
広がり感や開放感 | ワイドショットは広い範囲をカバーするため、視聴者に広がり感や開放感を与えます。広大な風景や広場などの広々とした空間を表現することで、開放感や自由さを醸し出します。 |
被写体の環境への組み込み | ワイドショットは被写体を周囲の環境と一緒に捉えることができます。被写体がその場所やシーンにどのように組み込まれているかが明確になり、環境の一部としての関係性が強調されます。 |
スケール感や遠近感 | ワイドショットは被写体の大きさや遠近感を強調することができます。遠くにある小さな人物や建物との対比や、遠近法を活かした絵画的な効果を生み出すことができます。 |
アクションや動きの迫力 | ワイドショットは広い範囲をカバーするため、アクションシーンや動きのあるシーンを迫力よく表現することができます。被写体の動きやパフォーマンスが広範囲に広がり、迫力やダイナミズムが感じられます。 |
環境や背景の情報提供 | ワイドショットは周囲の環境や背景の情報を豊富に提供します。建物や風景、人々の活動など、被写体以外の要素を含めることで、シーンの背景や文脈を明確に伝えることができます。 |
構図の活用事例
スポーツイベントやパフォーマンス

フルショットは、スポーツイベントやダンスパフォーマンスなどの活動を撮影する際によく使用されます。選手やパフォーマーの全身の動きやプレイを捉え、その技術や身体表現を映像に表現します。
シーンの導入や登場人物の紹介

映画やドラマにおいては、フルショットが登場人物の導入や紹介に使用されることがあります。登場人物の全体像や外見を視聴者に伝えることで、物語の展開や人物の特徴を把握しやすくします。
グループシーンや集団の動き

フルショットは、多くの人々が集まるグループシーンや集団の動きを捉えるのに適しています。人々の配置や動きを明確に示し、群衆の動きやダイナミクスを映像に表現することができます。
ダイナミックな動きの表現

フルショットでは、被写体の全身の動きやポーズを映像に表現することができます。身体の動きが重要なシーンで活用されることがあります。
被写体の位置とスケール感

フルショットでは、被写体の位置やスケール感を視覚的に捉えることができます。被写体の位置がフレーム内で明確に示され、周囲の環境や他の要素との関係が分かりやすくなります。
全身や全体の映像表現

フルショットは、被写体の全身や全体を映像に収めるため、身体の動きやプロポーションを詳細に表現することができます。被写体の全体像や動きの流れを捉えることができます。
映像の見本
歩くシーン
印象効果
歩く男女がどんな場所を歩いているのかをすぐに把握させることができます
撮影方法(サイドフォロー)
被写体との距離を保ったまま横から撮影するスタイルになります。
子供歩くシーン
印象効果
地面が映ることで被写体の大きさなどもすぐに把握させることができます
撮影方法(フロントフォロー)
被写体との距離を保ったまま被写体を前から撮影するスタイルになります。
自転車のシーン
印象効果
自転車を漕ぐ子供がどんな道を進んでいるのか伝えることができます
撮影方法(サイドフォロー)
被写体との距離を保ったまま横から撮影するスタイルになります。
車のシーン
印象効果
車の屋根がどのようにしてノーマルに戻るのか動きを確認することができます
撮影方法(フィックス)
カメラを固定したスタイルで被写体の様子を安定して映し出すことができます
料理のシーン
印象効果
蜂蜜がかかる様子やかかった後の器の中の様子を見ることができます
撮影方法
真俯瞰で料理全体の様子を安定して映し出すことができます
撮影するポイント
スマートフォンで動画を撮影する際に考慮すべきポイントや注意点をいくつかご紹介します。
安定した撮影 | 手ブレは動画の品質を低下させる原因になりますので、できるだけカメラを安定させるようにしましょう。三脚やスタビライザーなどの安定装置を使用すると良いでしょう。手持ちの場合は、両手を使ってしっかりと持ち、身体を固定することで揺れを軽減できます。 |
照明の確保 | 明るい環境での撮影が望ましいですが、暗い場所での撮影が必要な場合は、周囲の照明を利用するか、別途照明を用意すると良いでしょう。スマートフォンのフラッシュも活用できますが、直接被写体に照射すると過度に明るくなることがあるので注意が必要です。 |
オーディオの質 | 良好なオーディオ品質は重要です。スマートフォンの内蔵マイクは周囲のノイズも拾ってしまうことがありますので、外部マイクを使用することを検討しましょう。特にインタビューや音声が重要な場面では、クリアな音声を確保することが求められます。 |
コンポジション | 撮影する被写体を適切に配置することで、視覚的に魅力的な映像を作り出すことができます。ルールオブサードやゴールデンレシオなどの構図の原則を理解し、利用してみてください。また、水平を保つためにグリッド線を活用することもおすすめです。 |
ファイル形式と解像度 | スマートフォンのカメラアプリで撮影設定を確認し、適切なファイル形式(通常はMP4)と解像度(720p、1080p、4Kなど)を選択しましょう。高解像度は詳細な映像を提供しますが、ファイルサイズも大きくなりますので、撮影用途に合わせて適切な設定を選びましょう。 |
自動フォーカスとタッチフォーカス | スマートフォンのカメラは通常、自動フォーカス機能を備えています。被写体を中心に合わせて自動的にピントを合わせますが、時には意図したフォーカスが得られないこともあります。その場合は、カメラアプリでタッチフォーカスを使用して、特定の被写体に手動でピントを合わせることができます。 |
バッテリー寿命とストレージ容量 | 長時間の動画撮影を行う場合は、バッテリー寿命に注意が必要です。予備の充電器やバッテリーパックを用意すると良いでしょう。また、撮影した動画のファイルサイズは大きくなるため、十分なストレージ容量が必要です。必要に応じて外部のストレージデバイスやクラウドストレージを利用しましょう。 |
お知らせ
WebサイトやSNSが進化したことで、国内だけでなく海外の情報も手軽に入手できるにようになり、顧客にとっては選択肢が増えたので喜ばしいことですが、企業側としては、膨大な情報量の中から自分たちの存在を知ってもらうことが困難な状況になりました。そこで、企業や団体が情報を外部に発信し、良好なイメージを構築・維持するための活動である「広報スキル」が求められるようになりました。
CEVSTYでは、広報スキルを身につけるだけではなく、動画撮影や画像編集もできるようになるので、広報の訴求効果をさらに高めることができます。一人ひとりのスタッフがこのスキルを習得することで、企業にとって大きなプラスになります。
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