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🟦こんな方へオススメ
- 飲食業の出店を計画している
- 開業したけど業績が不振
- さらに業績アップをさせたい
🟦習得内容
- 失敗している店舗の特徴
- 成功するためのロードマップ
- 成功事例の紹介
レッスン内容
失敗している店舗の特徴
第一の特徴はコスト意識です。高いコスト意識を持つことなく飲食店の開業を成功させることは困難です。当然ながら成功する人のコスト意識は高く、失敗する人のコスト意識は低い傾向があります。
第二の特徴はニーズへの対応力です。成功する人は往々にして顧客ニーズを読むのがうまく、失敗する人の多くはそうでないように見受けられます。成功する人は顧客ニーズを先取りし、それにさらなるバリューを加えて顧客に提案しています。
第三の特徴はマーケティング力です。成功する人はマーケティングの重要性を理解し、集客や広告宣伝などをおろそかにしません。一方、失敗する人はそうしたことを理解せず、集客のための具体的なアクションを起こしません。
飲食店で成功している事例
店舗情報
店舗名 | 糸島海鮮堂 |
住所 | 福岡市西区小田2206-21 |
事業内容 | 二見ヶ浦本店(シーフードレンスラン) |
特徴1 | 絶景を見ながら新鮮で美味しい海鮮丼が食べれる クロスロード福岡 |
特徴2 | 冷凍海鮮丼、解凍後ご飯に乗せるだけ ネット通販サイト |
Web情報
2023年10月13日(土)にグランドオープンした「糸島海鮮堂」。SNSを活用しながら、店舗の建設風景や食材である魚を釣るシーンなどワクワク感を高める投稿をしていました。オープン前には、キャンペーンとしてお客を無料招待するなど、地元に住んでいる方にも認知拡大を徹底。オープン後も定期的にSNSで話題を発信しており、地元のテレビ番組で取材されたり、WEB版の新聞でも注目されていました。
オープン後は一般のユーザーが投稿するだけでなく、インフルエンサーが投稿した、リール動画などは40万回以上再生されていました。さらに海鮮丼の冷凍もSNSで紹介されるなど、インフルエンサーが撮影して投稿したいと思わせる見せ方をお店側も発信していることはとても参考になります。
インフルエンサーやユーザーの拡散
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行列ができる飲食店の特徴
周りにたくさん飲食店があるにも関わらず、わざわざ並んでまで食べたい思わせる理由が解明できれば、皆さんの飲食店が成功するヒントになります。他の飲食店と差別化できる部分を整理する必要があります。大事なのはメイン顧客の希望や願望を叶えてくれるお店づくりです。
料理 | 具材/大きさ/レア度/見た目 |
店舗(外装・内装) | 和風/洋風/ロケーション/入り口 |
人 | スタッフのキャラ/料理人の技 |
メニュー | 豊富/大食い |
インバウンド | メニューの英語表記/宗教でNGの食材表記など |
価格 | 安い/お得/限定 |
場所 | 駅近/隠れ家 |
パフォーマンス | 目の前で調理/器/仕上げ |
量 | 出てくる料理の量が多い |
大きさ | 具材一つ一つが規格外 |
安さ | 質に対して合っていない |
豪華さ | 豪華な食材や料理の器 |
見た目 | シズル感のふわふわやぷるぷる |
スピード | 注文されてから仕上がるまでの時間 |
他にも同じような種類の料理を提供しているエリアに出店しても顧客を奪い合う構図になります。その場合は価格競争に巻き込まれていき、キャンペーンやお得な日にちしか来店されなくなります。競合が多い分であれば、圧倒的な何かを作ってください。
レアな部位 | 限られて人しか食べることができない |
貴重な食材 | 生産量が少ない野菜や水揚げが少ない魚 |
ヴィーガン | 野菜だけどお肉のような食感 |
限定量 | 1日限定200食のみ 完売したら終了 |
成功するためのロードマップ
飲食店の開業を決意したら、店舗となる物件を探す前にお店のコンセプトを決めましょう。お店のコンセプトはお客様に提供するサービスだけでなく、お店の経営方針にも大きな影響を与えます。まずはターゲットとする客層を定め、ニーズを探りながら、どのようなお店にしていきたいのかを考えます。
どのような店 | カウンター席オンリーの9席のお店で |
どのような料理や飲みもの | 厚さ5cmの極厚とんかつ丼 |
どのような人たちに | 観光に来たインバウンドのお客に |
どのようなサービス | 和風の雰囲気を感じれる店内で |
どのぐらいの価格 | 並1,500円 上2,000円 特上2,800円 |
飲食店の開業に向いた立地は、店舗とエリアの飲食需要の相性が良いところです。物件を選ぶ際、家賃や設備面などに意識がいきがちですが、ターゲットとなる客層の来店が見込めるエリアを選択することも重要になります。
以下のリストは、お店を出す土地の種類です。
- 駅前
- ビジネス街
- 繁華街
- 商店街
- 百貨店、商業施設内
- 山奥、丘陵地
- 国道や幹線道路沿い
- 住宅街
どこにお店を出すかで、客層が変わってきますので、お店のコンセプトに合った場所を選択しましょう。
物件選びと並行して、競合店や繁盛店の調査も行います。調査内容は、ターゲット客層、価格帯、規模、立地条件が同じ他店についてです。競合店の口コミ、不満、満足度、弱点などを参考にすることで、自分のお店の強みを明確にしていきます。
看板・入口周辺の外観 | 新規客の獲得に影響がある外観について提供しているものが分かりやすいかどうか。 |
店内環境 | 清潔感が重要なポイント。テーブルや備品類のグレードや色味など。 |
メニュー表 | 看板商品が目立つようにアピールされているのか、価格帯はどれぐらいなのか。 |
商品 | 味以外の量、大きさ、見た目などのインパクトがどれぐらいあるのか。 |
接客 | 身だしなみや言葉遣い、立ち居振る舞いやお店の雰囲気に合わせた服装など。 |
リピーター集客施策 | スタンプカードや次回使用できるクーポン券の配布など。 |
開業資金を銀行に融資してもらうためには、事業計画の提出が必要です。
創業動機・目的 | 創業を決断したエピソード。 エリアや料理を選んだ背景や理由。 潜在顧客の設定と選んだ背景や理由。 将来的な目標はビジョン。 |
職歴・事業実績 | 勤務先 役職 経験年数 資格 など |
取扱商品・サービス | 目玉商品 平均客単価 セールスポイント 競合店状況 |
取引先・取引関係 | 顧客像(20代〜40代の男女) 観光地に来たインバウンド 仕入先 人件費 |
店舗情報 | 店の大きさや構造 内装や外装のデザイン |
雇用計画 | 求人媒体 求人方法 採用人数 求める人材 |
資金計画 | 資金用途 自己資金額 借入予定額 返済方法 |
収支計画 | 月次ベース 開業後1年間の計画 |
ランチタイムはセットメニューが定番となり、朝から仕込みがしやすくなります。商品開発で重要なのは「圧倒的な○○」を意識することです。○◯には、量・具の大きさ・見た目・価格の安さなどがあります。飲食店が立ち並ぶ飽和状態の場所であれば、少しの差ではインパクトを与えることはできません。人気メニューから定番メニューへとシフトして、お店のブランディングを確立していきましょう。料理の種類を豊富にしてしまうと、仕入れコストやロスも発生しやすくなります。
2020年11月に日本政策金融公庫総合研究所が発表した「2020年度新規開業実態調査」によると、2020年度における飲食店の開業費用の平均額は989万円となっています。また、500万円未満で開業した人の全体に占める割合は43.7%で、1991年の調査開始以来もっとも高くなっています。飲食店の新規開業者の半分近くが初期投資費用500万円未満で開業しているのです。
初期費用を抑える方法
- 居抜物件を探す
- ゴーストキッチンで開業
- 中古の調理器具を利用
開業費用の内訳
- 物件取得費用
- 内外装費用
- 什器備品購入費
- 仕入れ費用
資金の調達方法
- 日本政策金融公庫
- 制度融資
- 助成金・補助金
食品衛生責任者 | 飲食店を開業する際に、各店に1人置くことが義務付けられています。食品衛生責任者の資格は、各都道府県の食品衛生協会が開催している6時間の講習を受けて公衆衛生学や衛生法規などを学び、選択式のテストに合格すれば取得できます。なお、講習にかかる費用は1万円程度です。 |
防火管理者 | 飲食店の場合、収容人数が30人以上の店舗において防火管理者が必要になります。なお、ここで言う収容人数30人には、来店客に加えて店長や店員など従業員の人数も含まれるので注意が必要です。防火管理者になるには、防火管理者講習の受講が必要です。防火管理者講習は、店舗の開業地を所管する消防署で行われます。受講には予約が必要で、受講期間は乙種が1日、甲種が2日間です。また、講習には6千円から8千円程度の費用がかかります。 |
調理師免許 | 飲食店の開業に際し、調理師免許は必須資格ではありません。調理師免許は、各都道府県が行う調理師試験に合格することで得られる国家資格ですが、飲食店の開業には必ずしも取得が求められているわけではありません。ただし、調理師免許の取得者は、上述の通り食品衛生責任者資格を有していると見なされるので、新たに食品衛生責任者の講習を受講したり、テストを受験したりする必要はありません。 |
税務署に開業届の提出 | 個人事業で飲食店を開業する場合、開業届の提出が義務となります。開業届は、店の所在地の管轄税務署に開業から1カ月以内に提出する必要があります。開業届の用紙は税務署で入手できるほか、国税庁のホームページからダウンロードできます。 また、青色申告による確定申告を予定している人は、開業届とともに「所得税の青色申告承認申請書」の提出が必要です。なお、開業時に税理士と顧問契約などを締結している場合、税理士の署名が必要です。 |
飲食店営業許可申請を保健所に提出 | 飲食店を開業するには、あらかじめ営業許可申請を保健所に提出し、営業許可を受ける必要があります。通常は、店の所在地の管轄保健所に営業許可申請を提出し、検査を受けて合格すると申請から2~3週間程度で営業許可をもらえます。申請に際しては、上述の食品衛生責任者の設置が必要になります。 なお、飲食店の営業許可は、提供する料理の内容によって細分化されています。ほとんどの飲食店は「飲食店営業許可」を取得しますが、喫茶店の場合は「喫茶店営業許可」を、菓子の製造なら「菓子製造業許可」を、アイスクリームの製造なら「アイスクリーム類製造業許可」を、それぞれ取得する必要があります。 |
防火管理者選任届を消防署に提出 | 提出先は店の所在地の管轄消防署です。上述の通り、収容人数30人以上の飲食店を開業する場合、店舗の延べ面積が300平方メートル未満なら「乙種防火管理者」の届け出が、300平方メートル以上なら「甲種防火管理者」の届け出が、それぞれ必要です。 |
まとめ
独立開業をするために必要な資金や申請の流れについて解説してきました。今回紹介した内容は、開業手続きを代行してくれるサービス会社がなどが多数あるので、起業を考えている人がすべて一人で実施するわけではありません。ただし、どのような流れがあるのか、いくらぐらいの資金が必要なのかを把握しておくことが重要です。特に商品開発と販売促進のスキルと知識を磨いて、開業後に安定した運営ができるように準備していきましょう。